「いい話なんだろうけど、なんとなく物足りない」ブルーピリオド はぎのさんの映画レビュー(感想・評価)
いい話なんだろうけど、なんとなく物足りない
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まったくの素人が絵の世界を知り、そこにのめり込んで情熱を注いでいく。
それは「線は僕を描く」と被ったが、私的にはそっちの方が圧倒的に心を動かされた。
どことなく上手く行きすぎ感、挫折の描き方が中途半端なのかなあ?
苦しんでいる感じがそこまで伝わらなかった。
あまり感情なくたんたんとしてるからかなあ?
先輩の描く天使の絵や祈りの絵は美しかった!
八虎が描く青の渋谷、
描き直した縁のテーマ作品も、赤が刺激的でかなり好き。
画材を変えて描いたという違うタッチの絵もよかった。
絵を習いに来ている高橋が、なぜあんなに自信家でありながら冷たいのか、よくわからなかったなあ、、
龍司はめちゃよかった!文哉キレイ!
ロングヘア似合うなあ、、
でもこの子の演出も半端だったなあ、、
2人が裸で絵を描く姿も、美しかったし、二次試験に何かしら影響を与えたんだろうけど、
裸の絵を描いた2日後の試験のテーマが裸って^^;
デッサン最後に目に白を入れるところはよかった。
友達とタルトを食べながら、夢を語るシーンとか、母親と真っ直ぐ対面するシーンとかよかったけど、
もう一つ入り込めなかった。
エンディングで、歌が終わったあと、デッサンする音だけ残り、最後に真っ白なキャンバスが残るところも好き。
これから何を描くのかは自分次第なんだって、想像を掻き立てられる。
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