劇場公開日 2024年8月9日

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「もっとチャラい映画かと思って見たけど…⭐︎」ブルーピリオド ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0もっとチャラい映画かと思って見たけど…⭐︎

2024年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

若手の役者が結構出ていて、もっと軽めの作品かと思って見たけどすごくマジメ(?)な作品になっていた。
何でもそつなく出来る眞栄田郷敦演じる谷口八虎が美術の時間に描いた青の渋谷の風景が
きっかけに自分自身思いもよらず絵の世界に魅了され、東京芸大に挑戦する物語。

彼を取り巻く高校生活も丁寧に描かれているし、脇を固める大人達(女性が多い)の薬師丸ひろ子、
江口のりこ、石田ひかりのポジションも良い。

八虎が絵が好きになり のめり込んで行くさまに、結構引き込まれていく。
好きになることが一番強いんだなぁ…と。
絵を描くシーンも丁寧で、モチーフやエピソードも多様な作品が次々に表現される。
多数の絵画の協力者がエンドロールに表示され、絵を志す人には沁みる作品なんだろうと
思う。

眞栄田郷敦の高校生には無理がある気がするし、板垣李光人、高橋文哉もちょっとだけど
それでも充分にこの作品の世界観を表現している気がした。

思ったより印象に長く残りそうな映画。
原作未読だから、レンタルしてみよう。

ただ、BGM!ホントうるさいよー!

☆ムーミン