劇場公開日 2024年8月9日

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「文哉くんと郷敦くんのヌードが美しい」ブルーピリオド じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5文哉くんと郷敦くんのヌードが美しい

2024年8月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原作はこの作品と同期するところまでは読んでいた。
その上で、キャストもストーリーも再現度が高いと思いました。
しかし、八虎くんの周りの魅力的な人物がいるのに、あまりに深掘りされてなくて、表面的になってしまっているのが惜しいと思いましたね。

ユカちゃん(高橋文哉)は、女装している美形のおとこの娘。好きなものは女性と変わらないのに家族からは認められない。友人たちはみんな自然に受け止めているのに⋯。
ヨタスケ(板垣李光人)くんは、天才肌の美術オタク。桑名マキ(中島セナ)は藝大に首席で合格した姉を持ちプレッシャーに潰されそう。恋ヶ窪晋(兵頭拓海)は八虎の不良仲間(でもとても良い奴)。
それぞれとても魅力的だけに、置いていかれるのは⋯。だから連ドラだと良かった。かも。

前に見た流星くんの「線は、僕を描く」のように静かな文系映画だ。

一言言うなら藝大に合格するのに2年の努力でできるのは天才レベルの話に見えてしまう。できる人だったんだと思えてしまうのが惜しかった。

そういえば郷敦くん自身も、藝大を受験して失敗したんだよね。映画とはいえ合格出来てよかったね。
どこかでそのサックスを聞かせて欲しいな。

じきょう
Bacchusさんのコメント
2024年8月19日

コメントありがとうございます。
金を塗りたくっているようなもの、やっぱりそうなんですよね。
もう少しそういうところも拾ってくれたらという感じでした。

Bacchus