「この実写化は見事というほかない。」ブルーピリオド プリズナーN0.6さんの映画レビュー(感想・評価)
この実写化は見事というほかない。
原作は全て既読。
そもそも絵画と言う抽象的な題材を扱っているので、実写化するにあたってそこをどう見せるかが心配だった。
結果として、妙に奇抜な表現に走らずに、むしろ愚直にその絵画(素描や油画)を見せる手法にしたのは正解だったと思う。
それに加えて、ほぼ原作のイメージを損なわないキャスティングも良かった。
主人公である八虎を演じる眞栄田郷敦がらしさの中に、繊細な感情を有する役柄を見事にこなしていたと思う。
ユカちゃん=高橋文也、世田介くん=坂垣李光人は、入れ替えてもアリだったかも(今回も良いけどね)
中でもいちばんジャストフィットしていたのは、予備校教師の大葉先生役の江口のりこだったなぁ。思わず笑ってしまった。
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