「無性に絵を描きたくなりました(才能はないけれど)」ブルーピリオド GFさんの映画レビュー(感想・評価)
無性に絵を描きたくなりました(才能はないけれど)
YOASOBIの楽曲「群青」が好きだったので、興味を持って観に行きました。幾田りらさんの、どこで息を吸ってるの?と思う歌い方が凄いのもあるけれど、歌詞もカッコいい。きっと、映画もカッコいいはずと思って観に行きました。
絵を描くことに目覚めた高校生が、学費が安いからという理由で、「わかりました、最難関の東京芸大を目指します」と、宣言するところから始まる無謀な展開ですが、意外と淡々とした、お受験ものでした。
腕を痛めて、絵を描けなくなったり、挫折して旅に出たりすることもありません。頭のいい子らしく、コツを掴んでからは、スイスイと受験に臨みます。
なんで、淡々としてるかというと、絵の描き方で、感情の変化を伝えるのが難しいのかもしれないですね。でも、ところどころにカッコいいセリフも出てくるし、ちゃんと泣ける場面もあります。私は、才能ゼロですが、学生の頃は絵を描くのも好きでした。好きなことにトコトン打ち込むのも大変ですが、ちょっと羨ましいと思いました。
それと、薬師丸ひろ子さんが演じる高校の先生。飄々としていますが、言うことが鋭い。彼女は絶対、只者ではないと思います。
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