アディクトを待ちながらのレビュー・感想・評価
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即興芝居〜
最後、即興芝居と聞いて、注目していました。本当に演技??と思うほどリアルで、泣いてしまいました。依存症当事者、家族は共感できる部分が多いと思いますが、そうでは無い人にもこの世界観を感じて欲しいと思いました。高知さんの言葉には本当に重みを感じました。一言一言が重要ですね。多くの人に観て欲しいです。
依存症者のリアル
高知東生さんの商業映画復帰作となるこの映画では、高知東生さんの台本は白紙で即興の演技だったそう。それだけに、現在薬物依存症から回復し続けている高知さんのラストのセリフはとてもリアルで泣けた。松村ひらりさんの演技も素晴らしかった。
ラストに向けて緩急つけながら盛り上がる展開に目が離せない
依存症啓発モノと思って観ると、いい意味で裏切られます。完全なエンタメ作品として楽しめて、様々な境遇の登場人物たちの中には必ず共感できる人がいるはず。
大和遼が来ない理由は?開演できるのか?最後まで目が離せません。
また、高知東生さんの長編映画復帰作である本作は、彼の表現者としての復活を確信させる作品でもあります。ぜひ多くの人に観てほしいです。
どんなことがあっても立ち直り、回復がある‼️
「期待される姿を演じなきゃいけない」「失敗したらおわり」と感じている人に見てほしい。立ち直りは可能だし、支えてくれる人もわかってくれる人もきっといる、ということが伝わってきます。後半1/3くらいの「台本なき迫真の芝居」はすごい👍もう一つ、「みずから命を断つことは、何も清算せず、新たな悲嘆と不幸を生むだけ」というメッセージも受け取りました。男性にもっと見てほしい。
生きづらさを抱えている、色んな人に見て欲しい
予告編を見ただけで涙してしまった本作。本編はもちろん、終始ハンカチが手放せなかった。アディクトたちの葛藤や、そこに巻き込まれていく家族たちの苦悩など、心の揺れ動きや生きづらさが生々しく描かれています。
例え大きな失敗をしても、そこからやり直せるように。また自分で自分を好きになれるように。高知東生さんはじめ、実際に依存症による逮捕歴のある方々がスクリーンで生き生きと、堂々と演じる姿に、そう願わずにはいられませんでした。
依存症とエンタメが融合した作品
私は浪費依存症の当事者、夫はギャンブル依存症者です。
依存症の当事者としても苦しい経験をして、妻としても辛い思いをしてきて、今ようやく回復への道を歩み始めた私にとって、この映画は本当に希望を感じる内容でした。
また、ただの啓発モノではなく、依存症の現実と映画というエンタメが上手く融合しており、依存症に関わる人でなくとも分かりやすく、楽しめる内容になっていると感じました。
ぜひ沢山の人に観てほしいです。
(依存症を知らない人にとっては、依存症への理解が進み、新たな視点が得られると思います)
特に後半15分は、役者さん達のリアルなやり取りが繰り広げられており、私は息を飲んで見守りました。
リアリティがすごい!
出演者の表情やセリフの力強さに目が離せませんでした。依存症への偏見や当事者の声にも共感して胸が苦しくなるシーンも多かったけれど、後半になるにつれてどんどん映画に引き込まれました。登場人物の皆んなを応援したくなったし、自分自身も応援されたような気持ちになって、これがリカバリーカルチャーなんだと感動しました。沢山の人に観て欲しいです。
心の底からみて良かったと思えた
久しぶりに映画館で映画をみて泣いた作品。
ただ感動するとかじゃなく、キャストの方々のセリフひとつひとつがリアルで重い。けど、依存症でない人でも共感できるというか、スッと入ってくる感じ。
人生どん底だと感じても、まだまだこれから這い上がっていける、1人じゃないと感じさせてもらえる映画でした。
依存症についても知れるし、何より依存症からの回復者が生き生きとしてる、素晴らしい作品だと思います。
胸が苦しくなり、最後には解放された
「またお金借りるの?また嘘つくの?」
親の依存症行為を目にした家族の問いかけがとても苦しくて、胸が締め付けられるようでした。
しかし最後にはそんな思いも解放され、役者高知東生、回復者高知東生としての姿を大きなスクリーンで見、日本のエンタメにおける依存症や依存症からの回復に取り組む役者・クリエイターの扱いが変わるように感じました。つまり、「依存症」に対する社会の見方が変わるんじゃないかなと。
助演男優賞は文句なしの橋爪遼さんだと思います。
最高の映画!人生を変える作品!日本を変える!
役者さん一人ひとりが役になりきっていて、素晴らしいです。依存症はやめたくてもやめられないこと病気であること、失敗してもやり直せる社会であること、プロデューサー、監督の依存症に対する熱い想いが詰まった作品です。依存症だけでなく、人として多様性を認める温かい社会になってほしいです。映画好きの方は是非見てほしいし、依存症について知らない方にも見てほしいです。私は、何度も観ます。それだけ価値のある映画です。
ピアノの音色もとても心に響きました。
パンフレットも是非購入されてください。
映画を更に楽しめます!
めちゃめちゃよかった
色んな人間ドラマがあって、描写が細かく、それぞれに胸を打たれた。依存症からの回復を題材にしたこの作品、人間のリアルな生き様を見られると思う。色んなメッセージがたくさんこめられていた。何度も見返したい。BluRayお願いします。
これぞリカバリーカルチャー
なんだかスゴイ作品に出会ってしまいました。
自分を好きになれなくて、許せなくて。ありのままの自分らしく生きられない。それでも何とかアディクションを頼って心の穴を埋めて生き延びてきたアディクションの苦悩や葛藤がよく描かれている映画でした。
それだけでなく、家族の不安や、偏見にまみれた世間とか、デマを垂れ流すマスコミとか、色んな立場の人が登場してきて、今の社会について考えさせられる映画だった。
アディクションを抱える人だけでなく、今の世の中を生きる全ての人に観て欲しい。
人生で一番感動した映画でした!!
出演者の一人一人に人生のテーマがあって、その中で繰り広げられる依存症と向き合っていく物語に、何度も何度も涙してしまいました。
孤独と自由は表裏一体ではなく、仲間の中での成長と自由に生きる様子に、とても引き込まれて行きました。何と言っても、ラスト15分の高知東生さんをはじめとした熱演!!最高に感動しました。次は木曜日に観に行きます!
依存症当事者と家族のリアルが詰まった日本初のエンタメ映画
依存症者とその家族の解像度が本当に高く、涙無しには見れない作品です。特に当事者やその家族であれば尚更です。
本作は、様々な種類(ギャンブル、薬物、アルコール、買い物)のアディクト=依存症者がゴスペルグループを結成し、依存症当事者・依存症の家族たちともに回復に向かっていく道のりの一部を描いた作品。
当事者の俳優さんを多く起用していることでも解像度が高くなるのはもちろんのこと、その他の俳優さんたちも本物の当事者なのではないかと思うくらい、依存症者の人たちのセリフが胸に響きました。
作品の製作にあたり綿密に取材されただろうし、俳優さんたちのインプット量もものすごい量だったことが窺えますが、役者によって異なる台本を渡すといった製作手法が取られたことでよりリアリティが増し、フィクション作品でありながら半ドキュメントに感じました。
作品内に差し込まれる、世間から依存症者へ向けられる偏見や差別もすごくリアルだった。
自分もかつては偏見だらけの側の人間でした。薬物依存する人は、犯罪へのハードルが低い違う種類の人間だと思っていた。世間にバッシングされまくっても仕方がない人種なのだと勘違いしていた。でもそれは誤りでした。
私は、自分の家族が依存症になって初めて「依存症」という病気をちゃんと勉強した結果「どんな人でも誰でもなり得るのが依存症という病気の恐ろしさなのだ」と理解しました。
犯罪を犯すことは勿論してはならないことだけれど、その罪を償った上で依存症当事者の人生が続いていくことを忘れてはいけない、と思わせてくれる良作。
是非、依存症に特に関わりのない人にも見てほしい。アディクトは意外と身近に生活をしているので。
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