アディクトを待ちながらのレビュー・感想・評価
全44件中、41~44件目を表示
めちゃめちゃよかった
色んな人間ドラマがあって、描写が細かく、それぞれに胸を打たれた。依存症からの回復を題材にしたこの作品、人間のリアルな生き様を見られると思う。色んなメッセージがたくさんこめられていた。何度も見返したい。BluRayお願いします。
これぞリカバリーカルチャー
なんだかスゴイ作品に出会ってしまいました。
自分を好きになれなくて、許せなくて。ありのままの自分らしく生きられない。それでも何とかアディクションを頼って心の穴を埋めて生き延びてきたアディクションの苦悩や葛藤がよく描かれている映画でした。
それだけでなく、家族の不安や、偏見にまみれた世間とか、デマを垂れ流すマスコミとか、色んな立場の人が登場してきて、今の社会について考えさせられる映画だった。
アディクションを抱える人だけでなく、今の世の中を生きる全ての人に観て欲しい。
人生で一番感動した映画でした!!
出演者の一人一人に人生のテーマがあって、その中で繰り広げられる依存症と向き合っていく物語に、何度も何度も涙してしまいました。
孤独と自由は表裏一体ではなく、仲間の中での成長と自由に生きる様子に、とても引き込まれて行きました。何と言っても、ラスト15分の高知東生さんをはじめとした熱演!!最高に感動しました。次は木曜日に観に行きます!
依存症当事者と家族のリアルが詰まった日本初のエンタメ映画
依存症者とその家族の解像度が本当に高く、涙無しには見れない作品です。特に当事者やその家族であれば尚更です。
本作は、様々な種類(ギャンブル、薬物、アルコール、買い物)のアディクト=依存症者がゴスペルグループを結成し、依存症当事者・依存症の家族たちともに回復に向かっていく道のりの一部を描いた作品。
当事者の俳優さんを多く起用していることでも解像度が高くなるのはもちろんのこと、その他の俳優さんたちも本物の当事者なのではないかと思うくらい、依存症者の人たちのセリフが胸に響きました。
作品の製作にあたり綿密に取材されただろうし、俳優さんたちのインプット量もものすごい量だったことが窺えますが、役者によって異なる台本を渡すといった製作手法が取られたことでよりリアリティが増し、フィクション作品でありながら半ドキュメントに感じました。
作品内に差し込まれる、世間から依存症者へ向けられる偏見や差別もすごくリアルだった。
自分もかつては偏見だらけの側の人間でした。薬物依存する人は、犯罪へのハードルが低い違う種類の人間だと思っていた。世間にバッシングされまくっても仕方がない人種なのだと勘違いしていた。でもそれは誤りでした。
私は、自分の家族が依存症になって初めて「依存症」という病気をちゃんと勉強した結果「どんな人でも誰でもなり得るのが依存症という病気の恐ろしさなのだ」と理解しました。
犯罪を犯すことは勿論してはならないことだけれど、その罪を償った上で依存症当事者の人生が続いていくことを忘れてはいけない、と思わせてくれる良作。
是非、依存症に特に関わりのない人にも見てほしい。アディクトは意外と身近に生活をしているので。
全44件中、41~44件目を表示