劇場公開日 2025年3月14日

ドマーニ! 愛のことづてのレビュー・感想・評価

全46件中、21~40件目を表示

4.0与えられたカードで変わるのは、自分自身のアイデンティティなんだと思った

2025年3月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

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Dr.Hawk

5.0じわじと口コミで大ヒット確実

2025年3月23日
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絶対に、絶対に、予備知識完璧ゼロで見てください!
明るいユーモアに包まれて、見たあとは、必ず唸る。さわやか、勇気付けられる。口コミやってて、じわじわとヒットしていく予感があります。

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ごまめ堂

2.5副題は完全にミスリード。洒落を狙っているなら捻りすぎ

2025年3月23日
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笑える

楽しい

知的

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ねこたま

3.5母は強し

2025年3月22日
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鑑賞方法:映画館

1946年終戦直後のローマ。半地下の住居に住む貧しい一家の、中年主婦が主人公。
夫には暴力を振るわれ、家事だけでなく、寝たきりの義父の世話、家計のためにいくつもの半端仕事をこなすものの、その地位は女だからというだけで、低い。もしかしたら、当時の日本女性よりも低いのではないか。
そんな逆境でも、娘の幸せのためにけなげに努める姿に、心を揺さぶられた。
いい映画なのだが、黒人アメリカ兵の行動のありえなさとか、ラストの意外性を強調するための不自然さなど、気になった。

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ファランドル

3.0イタリアの80年前は日本の80年前と同じだった

2025年3月21日
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鑑賞方法:映画館

作品の性格から、ノスタルジーを感じさせる必要が無いにも関わらず
照明も撮影も、普通以上の演出力を持ち合わせているのに、ここで
あえて白黒映画にする必要性は無かった。

この映画には、芯がなく、結末の落ちにはがっかりした。

この映画を観たら、近年のイタリア映画「ニュー・シネマ・パラダイス(1989年)」
そして 「自転車泥棒(1948年)」を観る事を勧めます。一見して秀作にも見える本作に芯が無い事を理解できると思います。

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YAS!

5.0まるで萎れた向日葵が咲きなおすが如く

2025年3月21日
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笑える

単純

第二次世界大戦後のローマ、女性への地位権利が低かった時代に生きる市井の人々の姿を描いた2023年イタリアでヒットしたドラマ。

まずお伝えしたいのは、お涙頂戴の女性人権映画やヨーロッパ古典映画のようでもない、一言で”下町母ちゃん奮闘記”だ。主人公デリアは、娘に”ママの生き方は絶対嫌だ”と強烈な一言を浴びせられるような日々だ。彼女の人生は正しいのか、彼女が求めているものは何なのか観客に問いかける。

既視感があった。私の母は戦中、祖母は大正生まれ、その時代を生きた女性達の事を考えてしまった。今が良いとか悪いとかではない、時代と共に変わる価値観の問題だ。この映画はそれを、ユーモラスにエンタメ性高く再現している。これは監督主演のパオラ・コルテッレージのセンスだ。彼女と同世代で、下町育ちの私にも共感するものがあった。

クライマックスに期待してほしい。デリアは、まるで萎れた向日葵が再び太陽に向かって咲き直すが如く、輝く。映画史に残るといってもよい。鑑賞後の清涼感も高い。

語り口の気持ち良いエンタメ映画なのでご安心ください。もし、お近く劇場で上映があれば、是非劇場でデリアをご覧ください。

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ihatakaeight

3.5女性の強さ、たくましさ。

Kさん
2025年3月21日
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DV夫からの突然のビンタ攻撃で幕開け。
デリアが派手に反応しないことから
日常茶飯事だと悟る。

夫はとりあえず謝るも言い訳はいつも同じ。
『苛立っていて』
『戦争に2度も行ったから』

暴力を振るうシーンは、
ミュージカル風のダンスと歌で
包んでいるため重すぎません。

登場人物たちの言葉ひとつひとつにも
面白さがあり、コメディアンである
パオラ・コルテッレージ監督の色が
でている仕上がりになっていました。
ひねりとミスリードもさすが!

“明日がある”という力強い言葉は
そういう意味だったのですね。

走るシーンにラップの曲がかかるのが
最高にかっこよかったです!
ラストの母の行動と娘のアシストに感動しました。
全ての女性に幸あれ!

《個人的なお気に入り》
・介護が必要な意地悪な鼠(義理父)を
オジィと訳されていたのが可愛かった👴🏻🐭
・チョコレートでお歯黒になる2人だけの世界観も
ユーモアセンス抜群。
・「神に誓って殺す」3連チャン。
・お葬式に身内が知らないお婆さん参列。

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K

4.0古そうで新しくて、 コメディーっぽかったり真面目だったり、 キャラ...

2025年3月21日
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古そうで新しくて、

コメディーっぽかったり真面目だったり、

キャラ設定もストーリーもしっかりしているし、

魅力満載な映画

応援したくなる主人公

見て良かった

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jung

4.0今さら女尊男卑とは、言わずもがな

2025年3月20日
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楽しい

ドマーニ! 愛のことづて

出てくる子供も若者も大人も老人もバカ男ばかり。

それに引き換え、主婦は働き者。

でも、若い女の子は何となく頼りない。

戦後、靴下と女性が強くなったそうだ。
80年も前の話をなぜ今頃取り上げたのか?

コメディ仕立てで、
思いっきり女性を叱咤している様だ。

暴力的な男などに頼らず、
学校に行け、
自活できる仕事をもて、

そして、
女性が主流となって明日の社会を変えよう。

そのためには、
夫に怒られても選挙に行こう!

こうして、
イタリアに初の女性首相が誕生したとさ。

コメディなのだろうけど、男子としては肩身が狭いと言うこと。

しかし、余りに古い話をなぜ蒸し返す?

それにしても、古き懐かしいイタリア、ローマ辺りの再現は見事で、庶民のそれぞれが助けてって協同生活していたのが、まるで日本の長屋生活の様で楽しげだった。

それが、イタリアでは、
近年もジェンダーに基づく暴力が深刻な問題として取り上げられており、2023年にはフェミサイド(女性に対する殺人)が社会的な議論を呼んでいそうです。

EUも案外新しく古い証左の様です。

(^ν^)

ドマーニ! 愛のことづて

戦後ローマでたくましく生きる市井の人々と権利を渇望する女性たちの姿を描き、2023年のイタリア国内興行収入第1位を記録したドラマ。
「ジョルダーニ家の人々」などで知られるイタリアのコメディアンで俳優のパオラ・コルテッレージが初メガホンをとり、自ら主演を務めた。

1946年5月。
ローマにある半地下の家で家族と暮らすデリアは、夫イヴァーノの暴力に悩まされながらも意地悪な義父の介護や家事をこなし、さらに複数の仕事を掛け持ちして家計を助けている。
過酷な毎日を送る彼女にとって、市場で青果店を営む友人マリーザや自動車工のニーノと過ごす時間だけが心休まるときだった。
母の生き方に不満を感じている長女マルチェッラは、裕福な家の息子ジュリオからプロポーズされ、彼の家族を自宅に招いて昼食会を開くことに。
そんなある日、デリアのもとに1通の謎めいた手紙が届く。

夫イヴァーノ役に「おとなの事情」のバレリ・オマスタンドレア。
「イタリア映画祭2024」では「まだ明日がある」のタイトルで上映。

ドマーニ! 愛のことづて
劇場公開日:2025年3月14日 118分

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カール@山口三

5.0素晴らしすぎる!

2025年3月20日
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全人類が観るべき映画です!

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tutubird

4.5オープニングクレジットと音楽が素敵!!

2025年3月20日
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Sakiko

5.0コメディ出身・女性初監督主演作品

2025年3月18日
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泣ける

笑える

『ドマーニ! 愛のことづて』は、一見するとイタリア・ネオリアリズム風の人情ドラマに見えるが、実は非常に現代的な視点で戦後のイタリア女性の自立を描いた作品。

監督・主演を務めた新人女性監督はコメディアンヌ出身らしく、コミカルな演出を巧みに織り交ぜながら、したたかで力強いイタリア女性の姿を浮かび上がらせる。そのバランス感覚が見事で、笑いの中にもリアリティがしっかり息づいていた。見終わった後の爽快感に、思わず拍手を送りたくなった。

上映中、座席後方の高齢の女性が、両手で顔を半分隠しながら、ひと場面ごとに大きなリアクションをしていて少し気になったが、それだけこの映画に引き込む力があったのだと思うと、納得せざるを得なかった。

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Syochan17

3.5まだ明日がある

2025年3月18日
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比較的「小粒」なイメージの今週公開作品たち。今週(の劇場鑑賞)は金曜に観た『Flow』だけでもよいかと思っていたのですが、念のために確認し直してみると本作『There's Still Tomorrow(英題)』の米国映画レビューサイトの評価がかなり高いことに気づき、予定を組みなおして参戦決定。サービスデイのル・シネマ渋谷宮下10時50分からの回はまあまあの客入りです。なお、解説にある通り、昨年のイタリア映画祭2024(有楽町)では英題同様に原題『C'e ancora domani』の直訳『まだ明日がある』だったのを改題していますが、配給会社さん(スモモ)、これは変えなかった方が良いような気がします。
第二次世界大戦での敗戦からまだ間もない1946年。ローマに暮らすデリア(パオラ・コルテッレージ)は戦後の貧しさに負けぬよう、複数の職を掛け持ちながらたくましく生活しています。ただこの時代は女性の地位が非常に低く扱われていた時代。経済的なことを理由に進学を許されなかったり、教育を任された新入社員が「男」だと言うだけで自分より高給だったり、政治の議論に口を挟もうものなら怒鳴られたりと、女性はどこでも概ね「無能力者」扱いされています。
そしてデリアの場合、そういう状況に輪をかけて悩ましい夫・イヴァーノ(バレリ・オマスタンドレア)による度重なる暴力。そもそも、この家族の男性陣は舅(イヴァーノの父)、そして二人の息子も含めて皆、普通の会話にカジュアル且つ全部盛で罵倒語がトッピングされていて、ナチュラルにパワハラ&モラハラ。そんな父親から「毎回殴ればいいってもんじゃない」と(見当違いな)助言を受けるほどイヴァーノの暴力は度を越していて、「あ、始まる」と言う雰囲気を察すると家族は勿論のこと、近所の人たちもやりきれない様子。娘・マルチェッラ(ロマーナ・マッジョーラ・ベルガーノ)はされるがままの母にやるせない気持ちをぶつけますが、デリアはデリアで常に「愛娘に自分と同じ轍を踏ませまい」と思っているのですが…。
俳優、声優、脚本家、コメディアン、歌手など、多彩な才能の持ち主であるパオラ。今作では監督、脚本、主演を務めていますが、普通に観ているととても辛くなりそうなストーリーを、バランスよく散りばめられた可笑しみと、時よりミュージカル風に入り込む音楽使いに救われます。特に中盤以降の展開はダイナミックで、「まさかこのタイミングで!?」と驚きの事件も起こります。からの、いよいよ「ゲームオーバー」を予想させる終盤、デリアが言う一言「まだ明日がある」。そして、娘が母親の気持ちをようやく理解しての決定的なシーンは涙腺が熱くなります。
今を憂いているだけでは何も変わらない。明日という未来のために自分の意志を示すことは人間の権利。エンドクレジットで解説される「数字」が示す根拠に、全てあって当然の現代の自分たちも改めて、この時代の女性たちの「渇望」に刺激を受ける作品。観るべき一本です。

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TWDera

3.0家族ドラマと思ってたら意外なラスト

2025年3月17日
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レビュー評価だけを参考に渋谷単館へ。
戦後ローマが舞台の親子、夫婦、近所の関係を明るく描いた人間模様と思って見続けると、トンデモ展開がありつつラストは意外な終結で政治ドラマだったのか?という感じ。
途中の音楽シーンは好き嫌いが分かれそう。当時の女性たちの逃れられない生活と苦悩を主人公のデリアを通して力強く描いた力作です。あまりに夫の言葉と力の暴力が激しいので女性向けの作品にも感じますが
男女平等を基本にする憲法が制定された時代を賛美する政治ドラマでした。
個人的には家族ドラマとして最後まで見たかったかも。
おススメ度は普通です

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Yoji

3.5「敗戦」は大きなターニングポイント

2025年3月16日
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知的

幸せ

「自動車修理工のニーノとの未来を追い掛けてデリアが家族を捨てて大胆な行動に出た」と思ったら、全く違う方向だった。男尊女卑の激しい日常の中、旦那からの容赦ない暴力や感謝の気持ちが欠如している義父の介護に向き合うことは、この時代に生きる彼女には「どうしようもないこと」で片付けるしかなかったのだろうなあ。
アメリカ軍人のウィリアムとの関係性にはクスッとした。言葉は理解できなくても信頼性を築くことができ、彼の行動によって、婚約中の娘の将来に明るい兆しが見えたみたいだ。

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ちゃ坊主

明日への希望の物語

2025年3月16日
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長女が自分と同じ道をたどらないようにデリアがとった行動にぶっ飛んだ。やるなー、驚いた ( ̄▽ ̄;)
もう最後はどうなるかと思ってヤキモキした。
「C'è ancora domani(チェ・アンコーラ・ドマーニ)」はイタリア語で「まだ明日がある」という意味らしい。MPも活躍♪ヽ(´▽`)/

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マサヒロ

4.0行かなくちゃ、絶対!

2025年3月15日
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泣ける

知的

本作の時代からかなり経った今、男女は真に平等かな?ちょっとはマシな世界になったかな?直ぐには変わらなくても次世代のためにも、行かなくっちゃ!

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wcitbn?

3.5素敵なミスリード

2025年3月15日
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ファシズム視されちゃうオトコ社会…
なんか、男でごめん。

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ひろちゃんのカレシ

2.5決戦は日曜日

2025年3月15日
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知的

戦後のローマでDV夫と寝たきり義父と子供たちと暮らす妻の話。

男尊女卑がまかり通った時代とはいえ、出征したストレスを言い訳に直ぐに暴力を振るう夫。
それにしても義父の面倒をみたり家事をしながら働く妻より収入少ないくせに随分偉そうだねw
娘のお言葉に甘えれば良いのに…。

MPとの行だったり整備士との行だったりand more…なんか妙に空気感の違うコメディ要素を織り交ぜつつも、手紙に絡む流れになって行くけれど…確かにフリはあったけれどそっち!?

まあわかるけれど…なキツネにつままれた様なお話しだった。

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Bacchus

5.0すべての女性と母親へのエール

2025年3月15日
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本国イタリアで大ヒットして喝采を得たというのが納得できる。
映画ってまだまだいろんな表現ができる、可能性があるんだなぁ。見るに堪えないシーンをちょっとコミカルに、かつ訴えたいことはより強く伝わる。
白黒で終戦後の話だけれど、全然古くさく感じない。斬新かつ当時の雰囲気は損なってはいない。
最後はネタバレになるから書きたくても書けないけど、なるほどそうきたか。

音楽と演出にセンスがあるというか、才気が感じられる。
初監督作、この主演女優さんの作品をもっと観てみたい。

最近の日本の映画やドラマでは、男はみんな優しく、暴力を振るう男なんかはもの凄く悪い奴みたいに描かれるけど、男ってみんなあんなんだったんだろうな。
あの時代を生きてきた母親のことを思ったら泣けてきた。

すべての女性と母親に感謝。

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大吉