劇場公開日 2025年3月14日

「イタリア男性も昔は男尊女卑だったんだ」ドマーニ! 愛のことづて りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0イタリア男性も昔は男尊女卑だったんだ

2025年5月12日
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鑑賞方法:映画館

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1946年5月、ローマにある半地下の家で家族と暮らすデリアは、夫イヴァーノからDVを受け、意地悪な義父の介護や家事を押しつけられ、さらに注射、縫い物、洗濯と複数の仕事を掛け持ちして家計を助けていた。過酷な毎日を送る彼女にとって、青果店を営む友人マリーザや自動車工のニーノとの時間だけが心休まるときだった。そんな母の生き方に不満を感じている長女マルチェッラは、裕福な家の息子ジュリオからプロポーズされ、彼の家族を自宅に招いて昼食会を開くことになった。そんなある日、デリアのもとに1通の手紙が届いた。さてどうなる、という話。

戦後、日本と同様敗戦国イタリアでの生活がこんなだったのかなぁ、と思える作品。
当時はあのイタリアでも男尊女卑だったみたい。そして、女性に優しいというイメージのイタリア男性がDVとは、イメージ変わった。
日本とほぼ同じ頃イタリアでも女性参政権が付与されこれから変わっていくんだという黎明期を感じる事が出来た。
パオラ・コルテッレージが主演かつ監督で、なかなか良かった。DV夫イヴァーノ役のバレリ・オマスタンドレアは憎らしかった。

りあの