「母は強し」ドマーニ! 愛のことづて ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)
母は強し
1946年終戦直後のローマ。半地下の住居に住む貧しい一家の、中年主婦が主人公。
夫には暴力を振るわれ、家事だけでなく、寝たきりの義父の世話、家計のためにいくつもの半端仕事をこなすものの、その地位は女だからというだけで、低い。もしかしたら、当時の日本女性よりも低いのではないか。
そんな逆境でも、娘の幸せのためにけなげに努める姿に、心を揺さぶられた。
いい映画なのだが、黒人アメリカ兵の行動のありえなさとか、ラストの意外性を強調するための不自然さなど、気になった。
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