「すべての女性と母親へのエール」ドマーニ! 愛のことづて 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
すべての女性と母親へのエール
本国イタリアで大ヒットして喝采を得たというのが納得できる。
映画ってまだまだいろんな表現ができる、可能性があるんだなぁ。見るに堪えないシーンをちょっとコミカルに、かつ訴えたいことはより強く伝わる。
白黒で終戦後の話だけれど、全然古くさく感じない。斬新かつ当時の雰囲気は損なってはいない。
最後はネタバレになるから書きたくても書けないけど、なるほどそうきたか。
音楽と演出にセンスがあるというか、才気が感じられる。
初監督作、この主演女優さんの作品をもっと観てみたい。
最近の日本の映画やドラマでは、男はみんな優しく、暴力を振るう男なんかはもの凄く悪い奴みたいに描かれるけど、男ってみんなあんなんだったんだろうな。
あの時代を生きてきた母親のことを思ったら泣けてきた。
すべての女性と母親に感謝。
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