「kinds of kindness」憐れみの3章 su-zuさんの映画レビュー(感想・評価)
kinds of kindness
原題のまま、kinds of kindnessにすればよかったのにと思いました。
松浦美奈さんの訳は好きなので、邦題は宣伝部の意向であって欲しい。
「憐れみ」って、人を可哀想に思うことに近い感情だと思うので。
kindnessだと、3本ともしっくりくる気がしました。
それはさておき。
「愛」の捉え方を俯瞰で見ると、こういうふうに見えるのかな。
当人たちは、いたって真面目で真剣であっても、他人から見たら残酷だったり、馬鹿馬鹿しかったり。でも愛なんだろうな。
愛する人が食事をとらなくて今にも死にそうで、唯一食べたいものが君って言われたら、自己犠牲の行動をとるだろうか?
愛する人から死ねって言われたら、死ねるだろうか?
俯瞰で見たら、他人から見たら、そんなの止めろって、一笑に付される案件だけど、当人たちは至って本気。
DVとか、ホストに貢ぐとか、何かを偏愛するとか、それと同じことなんだろうな、などと余計な思考が浮かび上がって頭フル回転で見てしまったので、次に見るときは、RMFの細かい演技をじっくり観察して見たいです。
あと、ハリネズミが好きなので、子どもが連れてきたときに、ハリネズミだけは食べないで、鍋で煮ないで〜!と祈るように見てしまいました。
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