「uno dos」バッドボーイズ RIDE OR DIE ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
uno dos
前作から4年ぶり、ウィル・スミスがスクリーンに帰ってきたー!という喜びもありながら劇場に突撃。
初っ端からバッドボーイズたちは大騒ぎで、ジンジャーエールを飲もうと店に寄っただけなのに、チョコ菓子は食べるわ、ホットドッグを注文するわ、そこに強盗が押し入ってくるわで散々のマーカスと、効率重視で強盗よりも俺の方が怖いだろ?と聞くスタイリッシュなマイクのドタバタ劇からしっかり笑わせてもらいました。
マーカスは一回死にかけて、そこから復活したのもあって、今作では無敵モードに入ってるもんですから、何にも恐れずに突き進んでいくのをマイクが制御しつつも振り回されるという形になっていて、これまでのシリーズとは違う視点で楽しめるのも良きでした。
ドラマ部分はハワード警部を中心に据えて、バッドボーイズたちが逃亡者として追われるストーリーで、シンプルな刑事ものになっていて、意外性こそありませんでしたが、無難に楽しめました。
アクションはバッドボーイズ2人をはじめ、ぶつかり合うわ銃はぶっ放すわ、ワニは現れるわで映像的に大暴れしまくってくれていて楽しかったです。
ゲームのような一人称視点で駆け巡る緊迫感と、ドローン撮影でぐわんぐわんしたカメラワークも相まって興奮できるものに仕上がっていました。
アルマンドの刑務所内での脱出アクションは素晴らしく、鉄格子を蹴り上げて回避しながらボコボコにしていくスピードとパワーが融合したような映像に見惚れていました。
小型航空機での脱出劇は緊迫感満載ですが、マーカスとマイクが見事なまでに体を張って、アルマンドも航空機の操縦を見事にこなしての着水というファインプレーには拍手ものでした。
ワニ園での戦いがラストシーンになっているので、ワニのアトラクションに気をつけながら戦いつつも、川に落ちたら見事にワニが襲ってくるモンスターパニック要素も追加という豪華っぷりに舌を巻きました。
シリアスになりすぎず、かといっておふざけしっぱなしではない絶妙なバランスも素晴らしく、ビンタしまくって鼓舞してバッドボーイズの歌を歌って景気付けに暴れ出すところとか、面白いのに胸熱になれるという1度で2度お得なシーンでした。
ラストのBBQでのレジーに慄くバッドボーイズで終わる絵面もこれまた最高でした。
まだまだ2人が現役なのでこれからもシリーズが作れそうですし、実際進んでそうなので5作目も期待して待っています!
鑑賞日 6/21
鑑賞時間 17:50〜20:00
座席 K-4