サユリのレビュー・感想・評価
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ホラー?
何も知らずに誘われ、ホラー映画として観に行ったら騙されました。こんなところで書いても仕方ないけど、レビューとかあらすじとか見ないで観に行ってほしい映画です。 まず、ホラーだと思って観ていると、雑な演出が目立つ。電球がちらつく時に蛍光灯のインバーターの音がするとか、テレビが消えるときにブラウン管の音がするとか、そういったことが気になってしまう。 ところがストーリーが進み後半に突入すると、むしろわざとらしくホラーの過剰演出にしたのではないか?と思うようになった。 生きた人間と怨霊との対決、それも気合いで闘うので、霊の演出も人間の演出も過剰でいいのだ。現実的で地味な演出では人間の生命のエネルギーを表現できない。 後に原作を読んだところ、映画はテンポのいい原作に程よく肉付けされていて、これは大成功の映画化でしょう。サユリが怨霊になったことへの説得力が生まれている。 俺もスミダとヤりたい!
人間讃歌は勇気の讃歌
「祓って済ませるつもりは無ェ…!」 理不尽な幽霊の暴挙に立ち向かう話。 個人的にはずっと幽霊の理不尽さにそこそこな憤りを感じてきた方で、「呪怨」なんかを見てる時も怖いより憤りの方を感じていたレベル。 故にこういう作品はもっとあっていいと思う。我々は怪異にビビりすぎている。ただ怖がるだけのホラーも良いけど、ファイティンなホラーも良いじゃない。 人間は幽霊なんていう意味のわからん存在の、呪いなんていう曖昧なものにやられるだけの存在ではないってことを忘れてはならない。俺たちの心は幽霊なんかより強いってことを見せつけてやろうぜ! 幽霊への対抗手段が「飯を食ったり体を動かしたりして命を濃くする」なのが、単純ながら説得力があって面白い。心の強さで幽霊から身を守る感じも良い。「弱気になっちゃいけねぇ!飯を食え!体を鍛えろ!」ってね。本当にその通り。 インターネットには「幽霊とか1度死んだ雑魚に俺らが負けるわけねーだろ 死ぬような雑魚は死んでろ」っていう乱暴な名言があるけど、この考え方を忘れてはいけない。俺たちは生きている。 …と、原作時点で相当面白い話なので、下手に弄らなければ傑作になれることが約束されているようなもんで、さらに良いことに、この手の作品が十八番の白石監督がメガホンを取るというのだから、凄く楽しみにしてたんだけど、結果良かった。 原作のガチホラー→バトル の構成をしっかり引き継ぎ、怖がらせる部分はとことん怖がらせ、熱くするところはしっかり熱くできていた。 やはりこの作品の見どころは、強烈最強ババアに尽きる。ババアをどう描くかが、この映画のキモ。その点今作は最高だった。原作より視覚的に強烈な印象を残すババアを全力でぶつけられた。満足満足。「衣装協力:チャイハネ」のクレジットを見た時にどの衣装のことか一撃でわかる特徴的な色彩の衣装、丸グラサン、ファンキーな髪型、爆煙タバコ、カッコ良すぎる声。やりすぎ。素晴らしい。「婆ちゃんが助けてやる」の頼もしさが凄い。 メインヴィラン・サユリの設定が結構思いっきり変わってたので、それに伴って終盤の展開も変更になってた。これがまあ…なんと言うか、悪くはないんだけど、ちょっとくどかったかな。原作が異様にあっさりしてるからその差で余計にくどく感じる。原作のあっさりさもやや拍子抜け感あって思うところがないではないけど、あんな全開でバトルになるとは思ってなかった。特に触手ね、あれは流石にバカヤロウじゃない?やりすぎやりすぎ…。間をとったらちょうど好みな塩梅になりそう。 あと太極拳要素。原作には影も形もない完全なオリジナル成分なんだけど、これは悪くはなかったと思う。バトルで映えるからね。ただし、別にそこまで取り立てて褒めるほど良くも…ない。
やった押切!
押切先生の作品はほとんど見ています。 今回はサユリ。漫画原作の映画はすごく面白いか駄作かの天秤が激しい中、今回は面白いに軍配。 90%原作道理に色をつけてのストーリーは良かった。 あのお◯コマンマンとばーさんの覚醒スタイルは誰がかんがえたのでしょうか? 押切ワールドにピッタリです。そして太極拳も。 個人的には、ストーリーの肉付けは素晴らしいかったのですがもっとシリアスにしてほしかったかな?。 ……ミスミソウは、原作は見ていますが、映画を見ていないので、早速レンタルしようと思います。 押切さんの作品は面白いです。が、特に、でろでろのオムニバス実写盤、あと、ゆうやみ特攻隊のアニメ盤(これは今、高評価になると思う。)を見てみたいなー。 でも押切、だいぶ太ったな!
前半と後半の温度差で風邪をひくかと思いました
前半は純粋な日本ホラー、後半は圧の強いサユリちゃんとババアの殴り合い 温度差がありすぎて風邪をひくかと思いました。 前半でとにかく主人公をどん底に落とす過程はとても良かったです。 鬱憤が溜まりに溜まってからのババア覚醒の場面は名シーンと言っても過言ではないでしょう。 サユリちゃんの圧が強すぎて幽霊的な怖さよりもモンスター的な怖さになっていて面白かったです。
バカサユリバスターズ‼️❓アンチヒーロー近藤華とやりたいのか‼️❓
前半ホラーなんだけど、後半、コメディかアクションもの。 サユリの父とか家族が最低なんだけど、なんで、関係ない人に危害を加えるのか意味不明。 婆さん、覚醒するのが遅すぎるで。 ところで、近藤華の存在感が強すぎて、なんかあるのかと期待したが、あんまり活躍しなくてトホホ。 あのフレーズなんか忘れたけど、元気もりもり😀まんこがなんとか、良いのかな、その言葉、笑えたけど。 おにーちゃんと言いながら飛び降りないでね、ため息ついて電気コードで首絞めないでね、真似するといけないので。 アバンギャルドなホラー、暇つぶしにどうぞ。
呪いの塊りvs元気の塊り
引越した先の地縛霊の呪いが強力すぎて、今まで見たことのないハイペースで、人がバタバタ死んでいくことに驚愕。生き残った婆ちゃんと孫が家から逃げずに復讐の道へ。対抗手段は、笑うこと、元気でいること。果たして、復讐はなるのか。孫と彼を心配する女生徒が、とても初々しく、清々しかった。
命を濃くして立ち向かうぞ!
ボケてる婆ちゃんは可愛い。 覚醒した婆ちゃんは格好良い。 ギャップ好きにはたまらない。 思わず売店で「ばぁちゃんの語録ステッカー」を購入してしまった。 皆、映画を観た後、この婆ちゃんに惚れたよね?
非支持、その理由。次作を待つ。
独自勝手な心霊ルールをでっち上げてでも グイグイ物語を推し進める意志と手腕は 白石晃士流と愉しんだが。 ベストキッドやコワすぎの各二人程には キャラが立たなかったのが痛い。 発端の事柄がエグく死屍累々過ぎて 落ち着きが無かったのが敗因か。 根岸季衣では荷が重い気も。 次作を待つ。
圧倒的
原作未読。最初から最後まで、圧倒的な緊張感があった。特にラスボスの強者感がすごい。不気味な雰囲気の家、何も知らずに引っ越してくる明るい家族、それがだんだんと追い詰められていく様子、そして霊感を持つ謎の少女。後半からの怒涛の展開も含め、本当に感情を鷲掴みにされて振り回される感じだった。いい映画というのは、最後に映画の世界が終わって、キャラクター達と別れるのが寂しくなってくる。数千円でこんな体験ができるなんて、映画って本当にいいものだと思わせてくれた作品だった。
原作未読。 呪怨が急にマッシュル-MASHLE-になるかのような展...
原作未読。 呪怨が急にマッシュル-MASHLE-になるかのような展開。 認知症からの覚醒=Dr.クレハ。 絶対にテレビ放送出来なくする、恐ろしいセリフ。 怨霊側の事情は、Jホラーらしさがある。ただ対抗する生者がアレなだけとも。 もう、他作品じゃ、この展開は使えない。
恐怖感は期待外れもストーリーとキャラクターが良い
前半と後半でガラッと雰囲気が変わります。多くの人が求めるのは怖さだと思いますが、怖さは平凡で軽めの印象です。しかしストーリーがいい意味で期待を裏切り、面白くてしっかりしていると思います。期待されたR15要素としては、恐らく痛みとワードだけ思いました。
B級ホラーだが、かなり面白い
途中までは普通のホラーだが、後半はかなりぶっ飛んだ展開。 認知症バアちゃんの根岸季衣、意識がこの世に戻ってきて、孫の男子を励ましながら悪霊退治という、これまでのホラーにない展開が面白い。舞台となる3階建て中央吹き抜け構造の家が、効果的。
オイオイオイ・・・。
原作好きなのにやってくれたな。 興味ある方は楽天で完全版コミック送料込みで1,293円だそうなんでそちらでの方がお楽しみいただけるかと、たしか完全版は一巻だけなのでそちらの方が気軽に観れます。 個人的にはミスミソウは良かったのになんでこうなった。
太極拳とおばあちゃんかっこいい
太極拳は認知症と心身の健康によく、また極めれば怨霊と戦えると分かりました。 おばあちゃん最高。 大笑いしたホラーは久々で、白石監督らしいし、観終わったら押切さんの原作を読みたくなりました。
おばあちゃーん!
これは本当に凄い!ホラー映画で新たなアプローチの仕方で魅せてくるとはびっくりしました! ストーリー展開がフロムダスクティルドーンと同レベルで転調してそこからエンタメMAXで魅せてくれました!ただ怖いだけでは無く悲しくて切なく、でもスッキリすると言う。親切なクムジャさんやロッキーやベストキッドの要素もあるのとBGMのセンスの良さ、いやーもうね楽しすぎました! もう一回見たい。おばあちゃん、おばあちゃん、おばあちゃーん! 前半はホラー全開でまさにこれがジャパニーズホラー!って感じで音でびっくりさせるのに頼らず見てて「これこれ!ジャパニーズホラーはこれだよ!」と興奮してしまいましたw 食事シーンでは「ん?中弛みするか?」と思ったけどそんな心配いりませんでした。 ツッコミ所多いけどおばあちゃんが覚醒してからそんな事どうでも良くなるくらいテンポ良く笑えるし悲しく切なくスッキリって感情の着地点が迷子になりましたw サユリのストーリーは鬼滅の刃の鬼のストーリー見てる感覚になりましたね🥲 お友達役の近藤華さんの演技はもちろんヲタ気質の喋り方はお見事👏 おばあちゃん役の根岸季衣さん素晴らしすぎます🫶 ボケてる状態と覚醒状態での演技の振り幅広くてもう好き❤️大好き❤ お願いします。おばあちゃんと孫のバディで伽耶子vs貞子とコラボしてほしいです🥰
生きる
食べる、寝る、動くって生きる力なんだ…当たり前のことだけどすごい納得した。 あのおばあちゃんにどんな過去があるのかとっても気になるけど、さゆりの気持ちに寄り添って成仏させようって行動がとてもスッキリした。 おじいちゃんが倒れる瞬間を何度も見せられるって心へし折れそうだけど、ちゃんと割りきっててかっこよかった。誰も見てないところでちゃんと悼んでるんだろうけど、「その手にはのらない」がカッコよくて最高に強かった。私には真似できないなあ… そうか、そんな過去があれば怨霊にもなるわな、とは思ったけど幸せな家族が次々殺されていくのはつらいなあ… 加害者が生きてる間に無念が晴れて、今後犠牲者がでなくなったのはよかったのかな。 さゆりみたいな境遇の子がみんな怨霊化したら世界の人口が1/10くらいに減るんだろうか。いやもっと減りそう。 ヒロインの女の子、気持ちはわかるけど家ヤバイってわかってるんだから入んないでよ…山場をつくるためって言うのはわかるけどちょっとイライラしてしまった… 原作は読んだことないけど、ホラー映画苦手な私が観れてかつ超面白かったので、みんなにお勧めしたいです。
根岸季衣と占部房子ってそっくりなのね
Jホラー黎明期の最恐映画『女優霊』で、プロダクション社長役の根岸季衣が、所属女優の移籍トラブルで、乗り込んで行った撮影スタジオに居る悪霊の気配に怯えて、主人公の女優(白鳥靖代)に御守りを握らせるシーンが秀抜だったので、その路線かなぁと期待をして観に行きましたがさにあらず^^; やっぱり『カルト』以降の白石監督はふるいませんでした💦なんかこう、中途半端なんだよね。どうせなら秀作『カルト』の続編を撮ってください。 映画は前半の展開は悪くは無かったのに、途中からちっとも怖くなくなった。何かいろいろ学芸会みたいで大林宣彦かよと突っ込みたくなりました😆👎 根岸さんは、演技も雰囲気出すのも上手な方なんだから、もっと活かした使い方があるでしょうに。きたろうや梶原善もほっときゃ演技巧者なのに😰 小ネタ① 学校の教師が『コワすぎ!』のお姉さんでした😆 小ネタ② お祓い師で龍玄の名前出すなら『カルト』で邪神に殺された井上肇再登場させればウケたのに😂 小ネタ③ 怨霊と化したサユリに取り憑いていたのは、白石監督が大好きなニョロニョロ神様❗️ 最後にレビュータイトルの女優さん達ですが、作品では嫁姑の間柄でしたが、本物の親子みたいに似てましたよ(爆)
ハイクオリティB級映画
他の方が書かれていたが白石監督特有の演出が好きな方は絶対オススメ。 私は原作者も映画監督も両方好きだったので非常に楽しめました。 今回はホラーとしても普通に怖かったり、かつ独特な世界観をうまく演出されていて良かったです。 結構前に実写映画の『地獄少女』がありましたが、あの時もアニメのドロっとした雰囲気をうまく再現できていましたが白石監督特有の演出や表現が前に出すぎて賛否が分かれていました。(個人的には好きでしたが…笑) 今作は白石監督と押切蓮介の暗めの世界観を丁寧に作ってから気持ちいいくらいゴリ押しでストーリーを進行させる感じが似ていて良い感じ調和してました。というか互いに霊的なものも多いし…。 ただ地獄少女や貞子vs佳代子みたいに原作リスペクトを持ちつつも白石特有の世界観で再構築しているのは変わらないので原作からの鑑賞予定の方は少し構えが必要かもしれません。 ちょっと過激で恒例のグロもありますがエンタメホラーとしてはかなり面白かったです。 監督や原作補正無くても☆4は付けてると思います。
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