サユリのレビュー・感想・評価
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アクションとコミカル要素が強く喜怒哀楽溢れる爽快な作品だった。
この作品の特筆すべき点は、前半と後半で作風が大きく異なること。
前半は新居に引っ越してきた家族が一人また一人と済し崩しに不自然に死んでいき、恐怖に怯えていく登場人物が描かれており惨憺で冷や冷やした。
後半は長男と祖母が共に新居に住み憑く霊に対抗していくのだが、笑いが止まらない。霊に対抗する方法がとってもコミカルでユーモア溢れる。本当に怖いのは人間だと思い知らされるストーリー展開だ。
暴力描写が惨たらしいが、ユーモア満載で笑えるシーンもあり後味もスッキリする作品なのでオススメ!!
やりやがった笑
人間讃歌
惜しい・・・
単に時間の都合上選択した作品。
もう日本のホラーには正直辟易していて、DVD化されてからで十分。
ほぼ期待していなかった分、悪くなかった印象。
序盤はB級感半端なく、何の脈絡もなく主要キャストがどんどんいなくなってしまう。
しかも根岸さんをこんな役で無駄遣い???
と思っていたら後半急展開。
在りし日の香港キョンシー映画あのような展開に。
正直大したアクションはなかったが、流れとしては意表を突かれた。
何より心に残ったのは悪霊化してしまった少女の経緯。
胸がどんより重く痛んだ。
それだけにラストはそれなりに爽快だったが、
妹ならともかく母を許すのは流れからはちょっと理解しがたい。
また、少女の動機からすると前半の展開はかなり乱暴で、
キョンシー的展開に持って行きたいがための強引さを感じた。
もう少し丁寧に描いてくれていたら、
観賞後に心地よい疼痛の残るチャイニーズ・ゴースト・ストーリー的展開にできたのでは?
と惜しまれてならない。
押切蓮介らしい?ホラーギャグというか
婆ちゃんの覚醒と復讐が爽快!
前半部分は容赦ないホラー。
そして中盤から後半への怒涛の盛り返し…これが意外に自分にハマってしまいました!
観終わってみて…面白かった!!
今までの日本のホラーであるあるの“悪霊には絶対勝てない”構図が今回ぶっ飛びました。
これまでのホラーが同じような展開を擦りすぎててもうウンザリしていただけにこの映画サユリは新感覚でした!
ただ個人的には卑猥な言葉やら悪霊のバックグラウンドには少し受け付けない感がありましたが、婆ちゃんの覚醒からの盛り上がりとふざけてるのか本気なのか分からないツッコミどころの多い場面も殆どがとても楽しめました。
「婆ちゃんvs 悪霊」
おふざけも多いけど
ちゃんとホラーで見応えありです!
ホラー映画と一括りにできない
見終わって「ジャンル何?」。良い意味で規格外のホラー映画でとても面白かった。社会問題や恋愛や笑い?やアクションのエッセンスが効いているホラー映画。スベってるという口コミもあり、
賛否両論あるけど私は「今年観た映画の個人Ranking」上位にノミネートしたいですね。
「シス」に続く最強老人アクション??
内容やテンポに少々不満はありますが、爆笑シーンが楽しかったです。
私は霊感ほぼゼロで、生きてる人間が一番怖いと思って暮らしていますが、
万が一、悪霊に出くわすようなことがあったら、
ばあちゃんの教えを思い出して立ち向かいたいと思いました。
ホラー???
品のない笑いが目立つ作品
原作未読。
予告からして純粋なJホラーかと思っていたが、この監督の作品だから多分違うだろうなと思っていたらやはり違った(笑)
楽しみにして公開を待っていたのだけれど、今回はちょっと期待はずれ。
笑えるシーンもいくつかあったが、全体的には微妙な作品。もう一度みることはないだろう。
監督の過去作だと、POVの作品の方が個人的には好きなものが多い。
一点だけ気になったのは、子供に対する必要以上の暴力描写だ。どうやら原作になく映画オリジナルの表現らしいのだが、それらのシーンに必要性は感じられず、そして一番タチが悪いのは子供に暴力を振るって笑いを取ろうとしている点である。(そしてあまり面白くない。)その点が結構不快だったので、1.5点が限界な作品。
全体的に品のない笑いが目立つので、苦手な人は注意。
ただし俳優はすごく良い仕事をしていたので、今後も頑張ってほしい。
白石晃士的に手堅いホラー
原作からして白石晃士的なので、まさにガチハマリ。後半は白石ワールド全開。
原作からの改変も、筋はよりビビットになり絵面的にも効果的だった。やりすぎと感じる人もいるだろうが。
キャスティングも素晴らしかった。根岸季衣は言わずもがな(「変な家」での快演も凄かった)、梶原善、きたろう、占部房子の安定感、近藤華の繊細でさわやかなヒロインっぷり。どれもよかった。
ただ、音楽は最悪に近かったと思う。ホラーのテンプレ的なものはともかく、必要のないシーンで適当な既製のピアノ曲が鳴って興ざめすることが多かった。白石監督作はいつも音楽に手が回ってない感じがして、そこは何とかしてほしい。
ともかく、白石監督は今作で新たなファンをたくさん獲得できたと思う。それが一番嬉しい。
あっと驚きのホラー映画!?
押切蓮介の人気ホラー漫画の映画化という事で結構な期待感を持って観たのだが(ホラー映画として)・・・・・・・
結果はこれホラー映画なのという感じ!?
確かに冒頭から待ったなしで家族が次々と亡くなっていくあたりは、押切ワールド全開という感じだが、途中 祖母の認知症が改善されるあたりから、ストーリーが一変、まるで○○を倒す為のヒーロー映画に変貌していく(笑)
白石晃二監督はかの「ほんとにあった!呪いのビデオ」を初めとするフェイクドキュメンタリーで実績を上げただけにその路線を期待したのだが・・・・・・・
正直言ってホラー映画としては幻滅、児童虐待や惨殺といった忌み嫌うシーンも作品の後押しには全く寄与していない気がするのは自分だけだろうか!?
どちらかと言えば《変化球》系のホラー
新しいホラー表現を模索して「毎回の様に迷走する」清水崇監督に対して、オーソドックスながらも「手堅くゾクっとする」シーンが必ずある白石晃士監督!
…と言うのが、Jホラーを代表する両監督に対する《私の個人的なイメージ》なのですが、本作も前半は手堅く怖いシーンで構成しつつも、「怖さに慣れてくる終盤に向けて」は 物語の中盤で転調して 作品のテイストを変えてくる、白石晃士監督らしいホラー作品であったと感じました。
【ストーリー(脚本) & 演出】
[ぶっ飛んだキャラクター造形]や[物語前半の救いの無い(容赦無い)展開]など、全体としては《押切蓮介テイスト全開》なストーリーであったと思います。
その原作を基に[白石晃士]&[安里麻里]両氏が脚本を起こし、B級感はあるものの「実写化映画として充分なクオリティの作品に仕上げてきたなぁ」と感じました。
脚本評価★★★★☆(実質☆3.5です)
演出評価★★★★☆(実質☆3.5です)
【キャスティング(配役) & 演技】
邦画ホラーの[俳優の演技]を観て毎回感じるのは「普通に演技されると ホラー映画としては大人しくなり過ぎるし、かと言って大袈裟な演技だと わざとらしいし」と言う事なのですが、本作では俳優の皆さん 素晴らしいホラー演技でした!
中でも特に《根岸季衣(ねぎし としえ)さん》は 予告編を観た時から「これは絶対 婆さん無双 来るだろ」と思っていたのですが、私の想像を遥かに超える演技で [根岸季衣無双]と言っても過言ではない大活躍でした!
あと もう1人注目なのが『主人公と同じ学校の女子・住田』を演じた《近藤華さん》です。あの状況で「あのトーンで話しかけられたら 普通に不安になるわ」って思いましたもん。
配役評価★★★★★
演技評価★★★★☆(ホラー補正で甘め)
【映像 & 音楽】
平均的な[邦画ホラーの映像レベル]には到達していたと思います。(予算規模の違うハリウッド作品と比べちゃダメよ)
音楽•音響効果も「おそらく殆どの人が 不満を感じる事は無いだろう」と思われるレベルであった かと。
映像評価★★★☆☆
音楽評価★★★☆☆
【総合評価】
このタイミングでレビューを書いておきながらなんですが、私が鑑賞したのは《公開初週の日曜日•午後の上映回だった》のですが、ほぼほぼ満席の状況で「えっ!? いくら日曜日だからって こんなB級感満載のホラー映画を観に こんなに人が集まるの?」と上映前は思ったものの、鑑賞後には「こういう作品にも きちんと注目が集まるのは良い事だよな」と素直に認められる作品でした。
「怖いか?怖くないか?」は個人差があるので明言はしませんが、多くの方に「面白かった」と感じて貰える作品ではある …と思われます。
【追記】
エンドロール後に「シーンは無し」なので すぐに離席しても問題はありません。
連れを
後半ずっとうっすらスベってる
久しぶりに映画館でホラーを鑑賞
もちろん純粋なホラーじゃないとは存じておりましたが。
ホラーパートはしっかり怖くてなかなか良かったです。編集とか演出もとてもとても。
んで肝心の例のパート変更の場面が
んんんー。んんー。
無理矢理になるのは別に構わないのだけど、「無理矢理感」をうまく落とし込めてないというか。なんかグダってしまってるのよね。一番大事なところだったのだけど。
婆さんのキャラも最後まで浮ついてて。なんかキャラクターが馴染んでない。
唯一お兄ちゃんがとても演技がうまくて、ギリギリ一人で浮ついてるババアとサユリを支えてる感じ。
特に後半、まとまってないというか、まだボンドが固まってないというか。一晩寝かせてないカレーというか。それを「変な映画」というニュアンスで逃げるのはナシですよね。
南出凌嘉さんは本当に素晴らしいと思います。
人気役者になるだろうなー。
可愛い近藤華さんにときめいた♥
たまたま入っただけなのに、、
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