「舞台装置は良かったけど・・・」悪魔と夜ふかし 鶏さんの映画レビュー(感想・評価)
舞台装置は良かったけど・・・
ふた昔前のテレビショーを再現し、生放送中に悪魔を呼ぼうという企画をやったら本当に悪魔が降臨したというお話でした。ザラっとした映像の質感とか、昔のテレビ同様のアスペクト比、出演者の衣装など、見た目もそれらしくこだわっていて、臨場感を醸成していました。
ただそういった舞台装置は上々だったものの、肝心の悪魔の恐ろしさがそこまで伝わって来なかったのは残念でした。これは、主役のテレビショーの司会者ジャック・デルロイ(デビッド・ダストマルチャン)が参加していたらしい秘密結社的な組織との関連という設定が、今ひとつピンと来なかったことに起因しているように思われました。序盤で秘密結社の説明が足早になされましたが、もう少しこの組織のおっかなさをアピールして欲しかったかなというところでした。
そんな訳で、本作の評価は★3.5とします。
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