アンチソーシャル・ネットワーク 現実と妄想が交錯する世界のレビュー・感想・評価
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アメリカの匿名掲示板文化
アメリカの匿名掲示板文化を描いたドキュメンタリー映画
4chのことはよくしらなかったが
アメリカのオタクたちが悪乗りできる掲示板をつくったという
ネットミームや「釣り」の文化をアメリカ独自のものになっていた感じがする
日本アニメのファンが多いことが驚いた
4chをつくった人は10代の若者というのも驚愕だ
しかし、4ch住人がネット悪乗りが
現実に波及してくるのを恐れて
住人の一部の締め出した
それが「アノニマス」になり
彼らは現実に影響を与えていた
カルト宗教を攻撃したり、「ウォール街を占拠せよ」という運動にもかかわっていたらしい
しかし、政府の締め付けが強くなったことからアノニマスは縮小していったという。
アメリカ人は良くも悪くも行動力はあるなと感じた
日本はあまりこういう行動はしないと思った。
2014年から4chでゲーマーゲート事件が起こった
ゲーム開発者の女性が営業のために肉体関係をもったという噂らしいが事実ではないらしい
そこでネット文化に反フェミニズム要素が大きくなってきて
そこでもその話題を扱う人は4chに締め出された
そこで8chができて
8chの孤独な男性をトランプ陣営が選挙のために目をつけたらしい
オルタナ右翼はトランプ支持者になっていく
そして、8chに「Q」という人物がでてきて「Q」はトランプ陣営の高官とされていたが
彼の思わせぶりな発言(『嵐』がくるなど)はすべて外れた
「Q」の発言はコミュニティのネタらしいがそれを本気にした人は陰謀論にハマっていった
陰謀論は「米国民主党とハリウッドスターは小児性愛者の集まり」というものが中心であるがそれは4chの過去のネタの焼き直しとして使われてきたらしい
そして2021年の議会襲撃は「不正選挙があった」というオルタナ右翼が大量に押し寄せてきて事件になった
そこでアノニマスは議会襲撃事件の犯人を割り出していくのは
因果応報なのか?
この作品を見て4chの元ネタが「旧2ちゃんねる」なので
日本ではデモや抗議活動はあまりしないので
もっとスケールは小さいが、狡猾なことが起こりそうだと思った
しかも、2024年の米国大統領選挙にトランプが再選し
議会襲撃事件の犯人を恩赦したことによって、この傾向が悪化するように見える
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