「もっと「がんばってきまっしょい!」。」がんばっていきまっしょい 孔明さんの映画レビュー(感想・評価)
もっと「がんばってきまっしょい!」。
瀬戸内海を望む愛媛県の高校を舞台に、何にも打ち込めず無気力だった女子高生が、仲間の女の子四名と共にボート競技にのめり込んでいく青春劇場アニメーション。
原作は小説で、アニメよりかなり前に実写映画化されていたらしいが、そちらは観ていません。
予告編で面白そうだったので観に行きました。
自分の力が広い世界の沢山の人の中では無力だと気付いてから努力することを止めて無気力な日々を過ごしていた少女。
クラスの競技でボートを漕ぐも、やはりやる気は出なかった。
そこへ東京から転校生の女の子がクラスにやって来て、ボート部に入りたいと言ってくる。
しかし、部は廃部状態で復活させるには4名の部員が必要。主人公と彼女の幼馴染の女の子、転校生の女の子とクラスメイトでボート競技に詳しい男子を加えて何とか4名で部は復活した。
当初は「名前を貸すだけ」というやる気の無さでしぶしぶ参加していた主人公だが、途中から女子2名が追加入部して大会を目指して本格的にトレーニングしていくことになる。
5名の女の子が作品の中で背景の説明が不足していて、イマイチ感情移入できません。
一応、それぞれの女の子の生立ちらしきものは語られるのですが、やはり時間が不足していてキャラクターそれぞれに「厚みが出ていない」まま物語が進んでしまっている。
途中で主人公と男子部員とが恋愛関係になるようなことを匂わせる描写が確かにあったはずなのに、結局のところ「何も無いまま終了してしまう」のはどうなんですか???
物語の開始時点の主人公の学年も「2年生」設定で、1年過ぎて直ぐに高校生最後の大会なので「不完全燃焼」感が物凄くします。
主人公たちが3年生に進級しても「新入部員が誰も入らない」で、ラストシーンで新入部員が入ったことをエピローグで語るというのは、劇場映画で時間が足りないことの制約上仕方ないのは分かるのですが・・・何かもったいないですよね。
画の奇麗さは良いとして、物語として駆け足過ぎたように思えて残念です。
