劇場公開日 2024年10月25日

「あっちは98年版。こっちは最新版。なんだか違うんだよ!(怒)」がんばっていきまっしょい 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0あっちは98年版。こっちは最新版。なんだか違うんだよ!(怒)

2024年11月3日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

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萌える

2024年映画館鑑賞103作品目
11月2日(土)イオンシネマ新利府
ACチケット1000円

監督と脚本は『あした世界が終わるとしても』の櫻木優平
脚本は他に『映画 五等分の花嫁』の大知慶一郎

敷村良子原作の小説が98年に田中麗奈主演で映画化
2005年には鈴木杏主演で連ドラ化
そして19年の時を経て遂に劇場アニメ化

舞台は松山
女子高生5人が廃部寸前のボート部に入部しボートを始める青春物語

悦ネエとヒメとリーが2年B組
ダッコがA組でイモッチはC組
ダッコとイモッチはなにかと張り合う
リーは男嫌い
悦ネエはすぐにやる気をなくす
ヒメはキャッチ!ロー!

予告編でこの作品の存在を知り喜びと同時にマイナス思考の「うわー」が脳内に押し寄せた
ジブリ系でもない新海誠系でもない石田祐康系でもない3DCGアニメ
おまけにテーマソングは秋元康系アイドルグループ『僕が見たかった青空』
大嫌いな萌え系じゃん「おえー」
ウマ娘は大失敗だったがガルパンのようなケースもあるので食わず嫌いは良くないと感じ鑑賞することにした

アニメキャラの動きがカクカクしていて嫌だ
アニメでもいいけど普通のアニメにしてくれ
萌が強いのも嫌だけどこれはもっと嫌
人物の絵がとにかく気持ち悪い
それ以外は綺麗なのに残念
国際的なポルノサイトならjapanese hentaiにジャンル分けされそうなキャラクターデザイン

坂道系のライバルとして結成したのならブラックビスケッツのようなわかりやすさが必要
それなのに『僕が見たかった青空』とか思わず放屁しちゃうよ
吉本坂ほどすべってはないけど

しかし話の内容は王道
今風にアレンジは良い
脚本は悪くない
いろいろと残念な面が目立つアニメ作品だけど
それでも星四つあげたい

声の配役
子供の頃から姉御肌だったことから友人の姫から悦ネエと呼ばれている村上悦子に雨宮天
悦子の幼馴染のヒメこと佐伯姫に伊藤美来
埼玉から引っ越してきたリーこと高橋梨衣奈に高橋李依
ダッコこと大手漁業グループの娘の兵頭妙子に鬼頭明里
イモッチこと老舗漁業の娘の井本真優美に長谷川育美
ボート部で唯一の男子で女子たちにアドバイスをするボート通で自身はシングルスカルで出場する二宮隼人に江口拓也
ボート部顧問で元国体選手の渋ジイこと渋川に声無し
強豪港山高校ボート部のリーダー格の寺尾梅子に竹達彩奈
梅子の幼馴染でチームメイトの大野舞に三森すずこ
梅子と舞につるむことが多いボート部の下級生の安田夏央莉に内田彩

野川新栄