巨人の惑星

劇場公開日:

  • 予告編を見る
巨人の惑星

解説

早稲田大学在籍時に是枝裕和監督、映画研究者・土田環の指導のもと映画制作を学んだ石川泰地が手がけた作品で、巨人の幻影にとり憑かれた友人に翻弄される男の運命を追った短編。

カワイは大学時代の友人ホンダの家を訪ねるが、ホンダは「夜の東京には巨人がいる」と熱弁し、東京の夜の街に出現するという巨人の存在に妄執していた。自室に引きこもり、定点観測を続けているからこそ世界の変化に気づいたと語るホンダ。次第に常軌を逸していく彼の挙動が、カワイの認識に揺さぶりをかけていく。

自主映画のコンペティションである第43回ぴあフィルムフェスティバル・PFFアワード2021に入選。主人公のカワイ役を石川監督が自ら演じている。テアトル新宿の石川泰地監督特集「一部屋、二人、三次元のその先」にて、石川監督の中編「じゃ、また。」とあわせて劇場公開。

2021年製作/25分/日本
劇場公開日:2024年5月3日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4

(C)Ishikawa Taichi

映画レビュー

5.0常識とは?立場が逆転する会話劇

2024年6月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

PFFアワード2021 Bプログラム

1本目が『豚とふたりのコインランドリー』
2本目が『パララックス』で、ものすごく集中力が必要な作品が続いた後だったので
重厚すぎるクラッシックと不釣り合いな絵に心が解放されました。
これ、楽しいやつだ〜!!

凝った構図やアップの多用に映画ならではの楽しさが、これでもか!と詰まっていました。

スタンダード4対3の画角について監督は、一室で二人の会話劇だから横に広いより小さい方が良いし、そんなに美術にも凝れないから。とおっしゃっていましたが、
ドアの付箋にビルの窓、西武百貨店の紙袋。
美術にも相当凝りたい方に違いない。

スピーディーな展開や繰り返しが笑えますが
ヤバイ設定には違いなく、徐々に見えてくる友達の闇が恐ろしい。

なのに…何故戻る??
ツッコミどころ満載で、そもそも数年ぶりにふらっと友達の家に遊びに行くって、ちょっと私には無い感覚です。
しょっぱなの漫画のくだりからして、私ならブチ切れて絶交レベルww
ちょっと理解できない関係ではありますが、よく映画の中で描かれる“男の友情”ってダメな奴を見捨てない。
面倒見が良いと言うかなんというか。とっても羨ましいです。

どんどん非日常に取り込まれるけれど、友達は巨人の脅威を前に生き生きとしている。
ふと現実世界から離れたくなる瞬間。
信じたくなった時に、同じものが見えるのかもしれない。

2024/3/31『髙橋栄一ノ世界』にて2回目鑑賞
2024/5/8石川泰地監督特集『一部屋、二人、三次元のその先』にて3回目鑑賞

コメントする (0件)
共感した! 0件)
shiron

2.0拘束の意味は?

2024年5月4日
Androidアプリから投稿

夜、巨人が街を徘徊していると宣う男と友人の話。

タイトルからの予想通り、巨人の星の単行本を絡めて始まって、友人宅を訪れるけれど…会話が狙い過ぎていてなんだかね…。

そして戯言を語りはじめて、スタンガンより酷いそんなやり方?

落とし方は嫌いじゃないし、上手く話しを回したら面白くなりそうだけれど、シュールというのとも違う感じの支離滅裂さで、駆け出しお笑い芸人のコントをみている様だった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Bacchus

他のユーザーは「巨人の惑星」以外にこんな作品をCheck-inしています。