地に堕ちた愛 完全版

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地に堕ちた愛 完全版

解説・あらすじ

フランスの名匠ジャック・リベットが、「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」のジェーン・バーキンと「愛と哀しみのボレロ」のジェラルディン・チャップリンを主演に迎えて撮りあげた心理ドラマ。

ある戯曲を改作して上演していた女優シャルロットとエミリーは、その戯曲の作者である劇作家クレマンから、彼の屋敷に滞在して新作を演じるよう提案される。しかし、その新作戯曲はまだ結末が決まっておらず、女性の役もひとつしかない。1週間後の本番に向けて稽古を進めるシャルロットとエミリーだったが、屋敷のいわくありげな住人たちとともに過ごすうちに、劇の内容と現実が次第に交錯していき……。

共演は「私のように美しい娘」のアンドレ・デュソリエ、「ウイークエンド」のジャン=ピエール・カルフォン。「ジャック・リヴェット傑作選2024」(24年4月19日〜5月9日・ヒューマントラストシネマ渋谷)にて、1993年に日本公開されたものより51分長い完全版(4Kデジタルリマスター)が公開。

1984年製作/176分/G/フランス
原題または英題:L'amour par terre
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
劇場公開日:2024年4月19日

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(C)1983 LA CECILIA (C)2018 Les Films du Veilleur

映画レビュー

5.0日本初上映で観たので

2025年3月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

30年程前に観たので再上映を観に行きました。今回のは完全版なので上映時間が長いです!1回観ているはずが内容は、すっかり忘れていましたので今回は新鮮な気持ちで観れました。(白紙に戻して観直すて、ある意味理想的だと思いませんか)

ジェーン・バーキンとジェラルディン・チャップリンの二代女優共演。

ジェーン・バーキンは、まぁ言うまでもなく名女優です。今作は少しコミカルに演じておられます。彼女が地下鉄でバッグに詰め込んだものがバラバラに落ちてしまったのを、さっきまで物乞いしてたホームレス(?)の女が親切に拾ってあげるシーンが何か笑えます。

ジェラルディン・チャップリンは「ドクトル・ジバゴ」のときよりも若々しく感じられ、とても魅力的な女優さんです。途中の独白がありましたがアドリブかな?(これはシネマヴェリテ※とも言われています)ベルトルッチ「ラストタンゴインパリ」でもマーロン・ブランドの独白(一部のシーン)はシネマヴェリテで撮られたそうです。それにしても彼女はスクリーンで観るとお父さんにそっくりですね。

ところで今回も観終わってから結局この映画のストーリーなんだったの?
ストーリーよりも出ている方のやりとりが面白い映画でした。アンドレ・デュソリエの、ちゃらい役がいい感じ。それにサボー・ラースロの執事ラザロは良かったです。

館内の原色で塗られた壁は今回の4Kでは際立ってました。
こんな館住んでみたいなぁ。

「彼女たちの舞台」と並ぶ私のお気に入りの作品でもあります。

※シネマ・ヴェリテとはインタビューの手法など用いて映画から虚構上のトリックを廃止し、映画をより真実に近づけようとした一派を指します。

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naoki

3.0ジェーン・バーキン

2024年7月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

薄味で盛り上がりに欠け、長くて眠くなる映画です。

面白いんだか面白くないんだかのビミョーな感じが、ずーっと続きます。

起伏は一応あるけれど、薄味なんで盛り上がらない(笑)

しかも長い(笑)

良かったのは、若かりし頃のジェーン・バーキン(笑)

チャップリンの娘も出てるけど、ジェーン・バーキンの方が良かった(笑)

あと、オシャレです。

その辺に加点して、甘めの60点。

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RAIN DOG

3.53時間近くあるのに飽きない

2024年6月26日
PCから投稿

ファンタジーな世界に飛び込んで返ってくる、
ジャック・リヴェットのお約束のような映画だった。
そこに演劇が絡んでくるからまたおもしろい。
あの演劇、本当に見てみたい。前衛的。

3時間かけてかなり色々なことしているのに、
ラストには何故か爽やかさが残るのも不思議。

ジェーン・バーキンがラフに笑っているの良かったなー。

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JYARI

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