室井慎次 敗れざる者のレビュー・感想・評価
全94件中、61~80件目を表示
二部作というよりは前編
正直、ワクワク感半分、まだ擦るのかという気持ち半分で観に行った。
晩節を汚すというほど駄目だとは思わないが、面白いとも言えない。
エンタメ作品なのだから
シリーズを見たことがない人でもある程度理解して
楽しめる内容にすべきだし
二部作とは言え別々の物語なのだから、一定の終息は見せてほしかった。
これでは単に踊る公式ファンムービー前編である。
全部散らかしっぱなしで大して切りも良くないところで
物語が終わってしまったし、タイトルで『敗れざる者』と謳いつつ
内容はずっと自分は負け犬だ、という人の話だった。
過去の映像が挟まれたり、過去作に出ていた人が出てきたり
「約束を果たせなかった」という室井さんの言葉だったりで
うるっとはきてしまう。
しかしストーリーや演出が良かったかというと
結局過去作が好きでその歴史をリスペクトしているだけで
けして本作が面白かったとは言えないと思う。
全体的に演出がしつこい。
若手警官の乃木と桜が特にうざったい。
レインボーブリッジが封鎖できなかったもちょっとしつこかった。
タカにつきまとう弁護士も非常にうざかったし
お父さん一年生だからどこまで干渉してよいかわからない
ということだったのかもしれないが、
保護者としては面会に行かせる必要はなかった。
立ち会ってくれたこと、弁護士を退けたところは恰好よかった。
タカが室井さんを尊敬してくれているのは良いのだが
それならここまでにもっとそういう描写があって良かったと思う。
タカの言葉を聞いてあんなに態度が悪かった犯人が
あっさり罪を認めるのも随分な展開だった。
本作をタカの話、自作をリクとの話をメインにすれば良いものを、
そうするにはタカ周りの描写が浅いし杏がノイズ過ぎる。
遺体が見つかって平和に暮らしていたのに警察に引き戻される
みたいな話なのかと思ったら
それにしては色々盛り込みすぎで雑音が多い。
警察でも村でも異端児扱いされている姿は気の毒だし、
村の寄り合いに出ずに白い目で見られるのはあるあるだとしても
害獣駆除を手伝えと言ってひとりだけハンターベストもなく
目立たない格好をさせられ誤射に見せかけて撃つ気なのかと思う演出は
どういう意味があったのか。
諸々次回作できちんと回収されるのだろうか。
子どもと室井さんの関係良かった。
まず、ずっと怖かった。死体が家の近くで出るとか、謎の女が何するかわからんとか、怖すぎ。
まずは容疑者として室井さんが捕まるのか?とヒヤヒヤした。そして最悪、おこちゃま殺害されたらどうしよとか、そんな想像すらした。
なんか、色んな昔の人が不自然な位、地方にみんな出てくるから、リアリティ的にはなんか安っぽくはなってる。
ただ、なんか地元の人がムラ的で怖かったり付属ストーリーがついてんのな。
そしてテンポが中々進まないのはなんでなのかと思ったら前編だったのね。
一番前編で良かったのは、上の子との関係性。上の子は、室井さんを信じてくれていたし、母親の事件の犯人に向き合っていくんだよ。それを静かに室井さんが支えてた。
室井さんは言葉が出ないキャラなんだけど、だからこそ、言葉が出た時の重みが違うんだな。こういうキャラってこういう風になるんだなってマジマジ感じたわ。
下の子にいった言葉泣いちゃったよ。「俺は1年生だ。正直どんな風に接したり叱ったりしたらいいかわからないんだ」ってニュアンスの言葉ね。
ストーリー的には室井さんの人生の選択にいまひとつリアリティはない。
青島との約束が守れなくて失意で退職はわかるとして、田舎に篭って、さらに里親になるまでの経緯の作り込みが甘い。なんで里親になるって発想でたのか。室井さんなんで結婚しなかったのかとかもね。
でも、まずまずかな。踊る大捜査線の明るいハチャメチャイメージとは又違った感じだけど、子供と室井さんに拍手ですね。
小泉今日子怪演だったの思い出したけど、不気味な女はどうなんのか?次も又怖いな〜〜!
次作へ続く壮大な予告編?
「踊る大捜査線」のノリを期待して見ると、残念な思いをしてしまうんではないだろうか?
冒頭の矢本悠馬の警官が出てきたあたりは、面白くなりそうだと期待したんだけど。その後は淡々と進む展開と、殺人事件というより里親の話が中心になり中弛みが激しくなってしまう。
そして、終映時間が続くも物語は進まず、嫌な予感は見事的中! 本作は次作へ続く壮大な予告編として終わってしまった。
本作で、一通り完結。しかし、次作で本作のストーリーを完全否定してのどんでん返しストーリーを見たかったわ。
キャスト皆よかった。
終始柳葉さんが自身のものまねみたいなキャラで、そこがおかしくもあり、不器用な役がハマってるからこそ子供たちに掛ける言葉、表情一つ一つに泣けた。
福本さんもキョンキョンの目元に少し似てていいキャスティングだなと思った。室井さん、りくとたかひと君3人が不幸にならない事を祈るばかりです。
次回も涙なくして見れない気がします。飯島直子さんがちょい役でキャスティングされているの怪しい気がしませんか。カギになりそうな予感です。
懐かしさに浸れる
踊る大捜査線の大ファンである個人的に待望のシリーズが帰ってきた。
室井らしさ満点で、踊るらしさも満点な作品。
何度も懐かしいシーンで胸が熱くなりました!
役柄で申し訳ないが、福元莉子さんや生駒里奈さんが嫌いになりそうです。
家族ものなんだけど
うーん。
昔の映像の使い回しが必要だったか?
それはシリーズを思い出すための配慮か?初めて観る人への配慮か?そんな配慮は必要ない。
また家族物語を作りたいなら死体の発見が早過ぎる。
発見で終わる形で良かったんじゃないか。
殺人事件を本筋とするならこの物語は一切進まず終わる。そんな作品はあり得ないだろう。
2部作として描こうとするとこに問題があり、別々の作品として描くことを前提として作った方がスッキリした様に思えた。なので副タイトルも変更し、家族に焦点を当てるだけのものであればもっと評価は良いものだった。
敗れ去る者ではないのですね。
室井慎次による「踊る大捜査線」シリーズの後日談か?と思っていた。
警察の組織改革をやり切れずに青島との約束を果たせず警察から敗れ去った者、室井慎次の話
だけど犯罪被害者(加害者の子供も被害者)の子供を引き取り育てようとする室井さん。周りで昔に関連した事件起き、新たなる子供が湾岸署最悪の事件の犯人の娘で波乱を作る。昔の踊る大捜査線の未回収部分を創り上げ新たなる「踊るプロジェクト」を再始動させた。
もちろん、全部は観ていない私でも少しは知っているからいろんな場面の回想を懐かしく思い、引き取った子供との室井さんのエピソードで新しく室井さんの家族を描き、新しい火種が室井さんの隠居生活をぶち壊す所まで描かれる。
後編の「生き続ける者」で室井さんの周りがどうなるか観たくなる作りでした。
柳葉敏郎さん良かった。家のリフォームや掃除、畑整地に畑仕事と室井慎次のキャラにないこともこなしていた。
福本莉子さんの暗い影のあるキャラも上手かった。
さぁ楽しみ室井シリーズの後編と思って1ヶ月待ちましょう。
前山くうが、こうが君の双子による二人一役はわからなかった。
亀山プロデューサーの卒業制作?
のっけから、きつめのタイトルにしてしまいましたが、過去の回想シーンが随所にちりばめられていて、正直めちゃくちゃそう思ったんですよねぇ。まぁ、昔からの踊る大捜査線ファンにはうれしい限りではありますが、ちょっとね・・・。昔の“踊る”を知らない人には、どうだったんでしょうね?
とはいえ、作品自体は悪い訳ではありません。今作だけでは、事件は解決に至りませんが、ちゃんと脚本を作りこんだ印象を受けます。「室井なら、こう言う人生を送っただろうな」と、不思議とそう言う気にさせられます。
最後の火事のシーンで、室井が警察官時代に着用していたコートが燃えてしまうという設定なのですが、あれは、室井が過去と決別していくという暗喩なんですかね。無意味に、ああいう描写は無いと思うんですよね。
最後にツッコミですが、新城が警視監として秋田県警本部長として着任しているわけですが、秋田県警本部長って警視長ポストなんですよねぇ。秋田県警が、特別協力にクレジットされていたので、サービスなんですかね??
あと、生駒里奈や佐々木希といった、秋田県出身の俳優が出演しているわけですが、鈴木絢音は何故出ていない?大潟村応援大使なのに。その代わりに??、日向坂の丹生明里が出ていましたが、彼女、埼玉県出身です。
次作『室井慎次 生き続ける者』に期待です。
あ・きたの国から2024 再来
室井さんが北の国からやってます。
でも最近そういうドラマを観ないので雰囲気がとても良かった。
コミカルさは残してますが、確かにいい感じで踊る大捜査線では無いですね。
室井さん本人の口から「俺は敗けたんだ」というセリフを聞いた時は涙が出ました。
中学生の時テレビシリーズを観てからほぼ30年。大人になっていくら浪花節をこいても結局できやしない夢物語と解っていましたが、室井さんの口から聞く「敗けた」はあまりにも辛いものがありました。
しかし逃げた先でも思うようにいかない中でも誰かの支えになろうと行動する室井さんはただただカッコよかったです。
生き続けるものも期待大です。
まだ話が終わってないので星4です。
歯を食いしばるということ
室井さんの心の内を描いている、静かでそして我々に一つの回答を出そうとしている作品だと思いました。
「踊る」を知っている人向けの作品は否めませんが、ファンには嬉しいスピンオフだと思います。
初見の人や若い人にはオジサンの「敗けた」という言葉をどう受け止められるかで作品の評価が別れそう。
あの室井さんがオジサンになった末の言葉です。
今作は単に静かで派手さのないと捉えるか、2部作目への期待が逆に燃え上がるか。私は後者でした。
室井さんの「敗けた」の言葉は「踊る」の大きなテーマが敗北したことを認めたわけで、あの世界を応援していたファンからすれば悲しい。
敗けた室井さんが取り乱していたシーン、たか君の肩に手を乗せず「大きくなった」と伝えた室井さん。
社会貢献をしているわけですが、何より本人の心が彼らとの生活で癒やされ、たか君によく言ったと言えるほど「自分はやってない。まだやることがある」と気がついたのではないか。
充電は70%でも本丸が来る次回作、踊るのテーマへの回答に期待。
続きが気になる
踊るシリーズをリアルタイムで見ていた世代としてはファイナルの内容にモヤモヤしていた。
見ないわけにはいかないという思いを持ちつつも期待もしていなかった。
あの世界で生きてきたキャラクターが今の時代にどうなっていったのかが描かれていたのでもしかしたらこっちの方がファイナルなのかもしれないと感じた。
ただ数点気になる点を挙げさせてもらうと
いつまで小泉今日子引っ張るのか
レインボーブリッジを封鎖した、してないのしつこさ
佐々木希の貧乏お水シングルマザーの家がめちゃくちゃ昭和
ウィスキー呑む時の室井の表情が大袈裟すぎて面白い等、突っ込みたくなる部分は君塚、本広の演出の古さが目立つ部分でもあるのかとも思う。
あと犬はかわいい
室井慎次という生き方
職場の帰りに行くなら豊洲かお台場。「踊る」ならお台場だろうということでお台場で鑑賞。映画としては不満はある、足りないところもある。ただ、ストーリーよりも空・雲のすばらしさ。新潟県の印象的な風景(舞台は秋田ですが、池のロケ地は新潟です)、池のほとりの室井家のたたずまい。それだけで私には十分なのである。
室井さんが料理を作る。週3日カレーを作り、それが子どもに嫌がられていたと知ったときのショック。でも室井さんの言い分はビーフ・ポーク・チキンと変化をつけているとのこと。夜ウィスキーを嘗めながら物思いに耽る。レコード(「WITHOUT YOU」)を聴き「懐かしいなあ」とほほ笑む室井さん(室井さんが音楽鑑賞するなんて!)。子どもを尊重する室井さん、子どもに慕われる室井さん、後輩警察官たちに慕われる室井さん、ピックアップトラックを運転する室井さん。そのすべてがかわいく、カッコよく、渋く、ただ信念の男であることには変わりない室井さん。室井さん好きにはたまらない映画だと思うんですが、いかがでしょう?
室井さーん!!
朝ドラのお父ちゃんから、戻りはりましたね
コート焼けましたが、スーツ姿は、おお!!です。
踊るシリーズ引きさげながら皆さん時代と共に
レインボーブリッジ封鎖て、当時の犯人役の演者さん有名人に!!
二作品分ける意味??現場見に来月行くんですか?
加藤さんの厚み楽しみですほ
後編に期待!布石的な人間ドラマ。
道半ばで破れ、退職した室井。秋田県警の本部長を打診されるも固辞して、秋田に帰って犯罪遺児や犯罪者側の子供達を里親として面倒をみている。そこに過去の事件の犯人の遺体や娘がやってくる…というプロットです。
事件と子供は無関係である、というのが根底の価値観にある気がしていて、そうなると杏は単なる拗らせた反抗期の少女なのでは…?と思っています。
松下洸平さん演じる櫻井が怪しすぎて、この人が日向の信者だったりする…?と思いましたが、どうなんでしょう。
事件の捜査は全く行われませんが、後編はそちらがメインなのかな?観に行きます。
ストーリーも構成もさすがです
確かに室井さんのストーリーで、ガチの踊るシリーズとはまた違う楽しみ方ですが、ストーリー立てや構成、演出がさすがだと思いました。
室井さんが主役だと真面目すぎてテンポが悪くなるか?と思ってましたが、ちゃんとそういう役割の人もいたし😅
ミステリー要素はまだまだ後編に向けて残してるけど最近のこねくり回して結果よく分からなくなる作品とも違っててシンプルでわかりやすいんじゃないかと思います。
踊るのいろんなキャラの動向を知れるのもご褒美的に楽しいですが、それよりも室井さんの生き様と疑似家族との愛に主眼を置いてるので後編でどうなるのかが楽しみです。
全編がこけたら後編も厳しくなるのによく前後編にしたなーと思いましたが、これなら少なくとも前編見た人は後編行くのではと思います。
ってか、今すぐ後編見たい🥲
確かに踊る大捜査線ではない?
柳葉敏郎さん自身が今回の映画は踊る大捜査線ではない?みたいな話をしていましたが確かに秋田の田舎でのんびり暮らす室井慎次さんが出てくるだけで確かに踊る大捜査線ではないなと思いましたが途中で事件に巻き込まれてそれっぽい感じにはなってきました。ちなみに回想ですが織田裕二(青島)は一杯出ていましたよ(他のメンバーもついでにw)本人は出ないけど回想だったらOKが出たのかもしれませんwちなみに青島の今の配属先も言っていましたが。後編が踊る大捜査線ぽくなるのかな?踊る大捜査線好きな人ならそれなりには楽しめるとは思いました。
思いの外いいぞ?既存客向け
この1カ月くらい毎日、「室井さん何で警察辞めちゃったの?」と言い続けていた私。
ファイナルを謳ってた踊るを今更復活させるの?
と思っていたけど、室井さんの定年前に結末を見せておきたかったのかな。
これが見たかったものかと言われればそうではないのだけど、思いのほか良かった。
今回だけでは序章、という感じなので後編次第だけど。
独立した話かと思いきや、結構過去の事件が絡むのね。
日向真奈美の娘の登場はちょっとやり過ぎな気もするけど…
緒方くん、森下くん、新城さんといった既存キャラの登場はやはり嬉しい。
緒方くん捜査一課になってる…!すごい!
青島は名前だけ登場して現在の所属が判明。湾岸署でもないし、捜査する部署ではないのね。
ここ最近の踊る大捜査線の再放送は全て見たので、過去作の話持ち出されてもストレスフリーで楽しめた。
この作品で踊る初見の人はかなりキツイと思う。
齋藤潤くん、カラオケ行こも良かったけど今回も良い。
前山くうが君、こうが君もよかった。
警察に居場所がなくなり、秋田でも地元民に疎まれてる室井さんが後編でどうなるのか楽しみ。
踊るシリーズとは趣きが異なる地味なホームドラマ
織田裕二も深津絵里も水野美紀もユースケ・サンタマリアもいない、『容疑者〜』に続いてギバちゃんだけの『踊る』新作。
どういう経緯があるかは知らないが、いわゆる『ドル箱シリーズ』で、主要キャストがここまで降板するのは、珍しいを越えて、きな臭くささまで感じるな。
まぁ、30年弱、警察を完全に『ダメ組織』として描いているからね。
日本の治安の高さを見ると、警察はそこまでダメな組織ではないはず。
フィクションとはいえ、警察批判色の強い映画には役者たちが、出たくない。事務所が、出したくない。ってのはあるのかもしれないな。
さて、映画の話。
簡単に言えば、リタイアした室井さんが犯罪被害者の子供を引き取って、現在、どんな生活を送っているのかを描いたホームドラマ的なお話。
平穏な暮らしの中、家の近所で過去に室井が関わった事件の犯人の遺体が見つかったり、過去に捕まえた犯人の娘が家に転がんできたり、と、じわりじわりと室井さんが事件に巻き込まれて行く…
犯罪被害者家族の苦悩ってネタはさんざん擦られまくっていて新味に欠けるし、アクションシーンも逮捕劇もない、とても地味な映画。
ただ、地味な話の中の至る所に事件の伏線と思われるフラグが立ててあるようには感じた。
この映画自体は、まったく面白く感じられなかったが、続編でどこまで伏線を回収してくれるかで、感想は変わってきそうな感じはしたな。
総合的な感想は後編次第ってとこかな?
ただ、『踊るシリーズ』のような映画を期待して観に行くと肩透かしには合うだろうね。
それと、踊るシリーズを観ていないと、まったく話について行けないと思う。
もし、シリーズを観てない人がこの映画を観たいなら、シリーズのおさらいはしておくべきだろうね。
全94件中、61~80件目を表示










