室井慎次 敗れざる者のレビュー・感想・評価
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俺、これからずっと大人に振り回されて生きてくの?
秋田弁や、新人警官のグイグイくる演技など、ところどころ、やりすぎ感はあったものの、「踊る大捜査線」をそこまで知らなくとも、ソツなく面白かったので星4にしました。
とはいえ過去作で室井がどんな警官だったのかは知っていたほうが胸に迫るものがあると思います。(昭和脳)
一度は星4にしたものの、子役が兄も双子(弟役は二人で一役みたいです)もイケメンすぎるのと、星空が美しすぎたので星4.5にしました
秋田犬も可愛かったです。シンペイという名ですが、実はメスなのをアンが見破ります。
常に巧妙に立ち回るアンですが、このあたり、日向真由美の知能を受け継いでいるという描写なのかもしれない。(もっとも日向真由美、好きではない。ラスボスが女だとなんか萎えるし、たいして魅力があるキャラクターでもないし、もうあんなキャラは引っ込めてほしかった。まだ出すか?)
室井はもしかしたら自分を負け犬だと思って、玄関前に捨てられていた秋田犬に自己投影し、無意識にオスと思い込んで名前をつけてしまったのかも?
実はメスだったというのは、室井は負け犬じゃないという暗示だ、というのは深読みしすぎかなぁ。
母親を殺害された男の子に「被告人の気持ちを理解しろ」「弁護側で
反省してると証言してあげろ」と迫り、息子が意を決して犯人に会うと「これで裁判を有利に進められる」と安堵する新人女弁護士は、劇中でもデリカシーゼロの最悪人間として扱われてはいて、後に反省はするが、それでもあまりに醜悪すぎて見たくなかったです。
本当にこういう人は実在するので尚更嫌な気持ちになりました。
レビュータイトルは「犯人からの手紙を読め」と弁護士に迫られた男の子のセリフです。
彼の物分かりの良すぎる態度や、高すぎる精神年齢も、フィクションとはいえ、「あなたはこう生きて」という、事件遺族に対する、世間の無遠慮な押し付けや期待を体現しているかのようで、切ないものがありました。理想の遺族像、っていうのだろうか。
こんな期待は、もはや、暴力だ。
超イケメンで性格も良さそうな子が、性格の良い子どもを演じているので、余計にそう感じました。
織田裕二は最近オファーを断っているのか、映画であまり見かけません。仕事をセーブしている理由があるのかもしれません。
もっとも、青島も織田裕二もすでに定年に近い年だし、今出てきてもいかりや長介のポジションが妥当。青島が若くてかっこいいから、あの熱意に好感が持てたのであって。
若い頃の織田裕二が髪をかきあげながらテヘペロしたら、たとえその部下がどんなアホでも許せそうだけど、今だとそもそも個人が組織に献身する時代じゃなくなってる。
したがって青島は次も出ないと思いますが、続編が楽しみです。これまで出てきた誰かが冤罪被害者で、続編では潔白が明らかになると予想します。
遺体と共に出てきた洋梨。劇中では「用無し」を意味するモチーフだとされていたが、
警察組織を自ら退いた室井は、それをどんな思いで眺めたのだろうか。
キャリア・室井の象徴だった黒いロングコートは、ラストシーンで焼け落ちた。
組織に属することの悲哀と葛藤、そして抵抗と信念を描いて共感を得てきた「踊る」シリーズ。
昭和の企業戦士はもう定年している人が多いと思うが、時代も変わり、組織内の人間関係は前ほど濃密ではなくなった。昭和生まれにとっては過敏とさえ思えるほど、何でもかんでもハラスメントやプライバシーの侵害といわれる。
キャリアチェンジすることも当たり前で、新卒での就職先に骨を埋める…なんて時代ではなくなった。
踊る大捜査線のど真ん中世代だった人にとって、現在の室井の姿は共感を呼ぶのではないだろうか。
そして、そんな室井がタイトルで「敗れざる者」とされているのは、彼がすべてをあきらめたわけではない、ということを示唆している。
彼は今でも、警察官だった頃と変わらず、昭和のおっさんの美学と沽券を愚直なまでに守り抜いている。彼はキャリアだけど、泥にまみれて弱きを助け、強きを挫く男。
冷静沈着だが心は熱い男。
うん、書いてて恥ずかしくなるほどベタすぎるけど、
かっこいい室井は健在です。もちろん、「踊る」製作陣の心意気と信念も。
ただね、、一つ嫌な予感がするのは、次作のタイトルが「生き続ける者」ってことなんですよ
今、生きてる人はみんな生き続ける者なんだから、普通はわざわざタイトルにして、特筆すべきことじゃないよね
前編も「敗れざる者」というタイトルで一見、敗れたように見える人を描いてるんだから(個人的にはあれが敗れた者だとは思わないけど世間一般の見方として)
まさか後編で室井を殺さないよね?
室井は死んだが、その信念はいまも後輩たちの中で生き続けるのだ…なんて
言い出さないよね?
それだけはやめてほしい。
室井さん、”踊る”奇跡を信じて”生き続ける者”も必ず劇場で観るよ
冒頭から懐かしい過去映像出てきますが・・・
そりゃ自分も年とるはずだと思いながらの鑑賞
題名と予告から分かる通り・・・
室井さんは組織のトップになれずにリタイヤ
青島の現在も語られますが、あの熱い思いは何処へ
どうしたんだよ青島!!
ただドラマ本編のオマケみたいな会話やシーンが、成就する場面に涙。。。
室井さん、”踊る”奇跡を信じて”生き続ける者”も必ず劇場で観るよ
映画館で観れたことに感謝
親の影響でハマった「踊る」シリーズ。自分は世代ではないが新作として映画館で観れたことがなにより嬉しい。また過去作の繋がりを見つけるところが楽しく、個人的には室井さんが「キムチラーメン」を食べてるところで笑ってしまった。直接の出演はないが、面影でとどまっていることで「室井慎次」の作品として楽しめました。
やっぱり予備知識は必要かも
長〜い序章
序章に過ぎないので…
本編ほとんど知らなくても楽しめました
警察を離れた室井慎次・・・
「踊る大捜査線MOVIE」の1と2、「容疑者 室井慎次」をおさらいしてからの鑑賞です。
本作品の被害者が「2」の犯人ですから、最悪、この作品だけは見ていた方が良いかな。小泉今日子さんも絡んでくるから、やっぱり劇場版は見ておいた方が良いかもしれない。
ただ、田中麗奈さんは思い出話の回想シーンのみの登場なんで、「容疑者・・・」は、そんなに必要ないかな。
結局、本作品はやたら「踊る大捜査線」に媚びているような気がした。
エンドロールも含め、やたら盛り込まれた回想シーン。懐かしいメンバーの再登場。
新たな登場人物含め、しつこい程耳に入るレインボーブリッジの封鎖・・・
室井さんが子供達を引き取り、人としての繋がりが描かれるのが、本作のメイン・テーマだと思うけど、「踊る大捜査線」シリーズのその後を描くってのが、やたら強調され宣伝されている。
それって、本来はオマケなんじゃないかな?
何か違和感がある。
とは言え、「踊る大捜査線」大好きな自分にとっては、メチャクチャ楽しませてもらった一本ですが、2部作の一本目ですからね・・・
何、あの中途半端な終わり方!
あまりにも突然すぎた。何一つ片付いた気がしないままのエンディングだった。
まぁ、後編が楽しみで仕方ないんだけど・・・
「封鎖できなかったがな」にクスっ
■あらすじ
あの「踊る大捜査線」シリーズの人気キャラ、室井慎次を主人公とした、
スピンオフ作品。2部作の前編。
現場の捜査員のために、官僚である室井は管理官から参事官、警視正と出世、
警察の組織改革に挑むも、本庁上層部の命令を無視し、左遷。
そして、青島たちとの約束を果たせぬまま、早期退職し、故郷秋田へ。
「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」と、
少年たちの里親となり、田舎で穏やかに暮らしていたが、
ある日室井らの前に、謎の女性が現れる。
さらに埋められた死体が見つかり、室井が第一発見者となってしまう。
■感想
踊る大捜査線の流れを汲むも、室井さんが主人公、
想像通り笑うところは少なめ。
そして、隠居していても、言葉少なく、相変わらず不器用そう。
よく里親となることを引き受けたな笑
でも、室井さんを知る人、知る人、ことごとく
「あの、レインボーブリッジを封鎖した・・・」
という言葉に対し、
「封鎖できなかったがな・・・」
と返す室井さんにはくすっと笑わされた。
それに対し、過去の映像があちこちにちりばめられ、
なつかしさと笑いはこみあげた。
やはり、このシリーズは面白い。
かつてのメンバーも登場、
新城役の筧敏夫さん、沖田役の真矢ミキさん、緒方役の甲本雅裕さんとか。
とても、懐かしかった。
さらには新メンバーとして、あのキョンキョンが演じた、
猟奇殺人犯・日向真奈美の娘、日向杏役は福本莉子さん。
この親子設定はナイス、なんとなく雰囲気似ている。
そしてこの娘もやはり恐ろしいのか、まだ底が見えないが、
最後のシーンは・・・
室井さんが預かったお子さんの一人、貴仁役の斎藤潤さん、若いのに上手だよね。
その貴仁の死んだお母さんは佐々木希さん、お母さんを殺した相手の弁護士は
生駒里奈さん、と東北出身キャストか。
秋田の小さな売店の主を演じる、いしだあゆみさんには驚いた。
2部作ということもあり、何か中途半端な、でも続きが楽しみなような、
終わり方であった。
青島やすみれさんは出てこないのかなぁ~。
音楽やっぱ最高
懐かしい!場面が鬼気迫るときの効果音。音楽も良かったよねぇ。
いやぁ良かった。やっぱりいいなぁ、君島さんの脚本は。愛があるキャラ、セリフの展開にぐっとくるものがあります。この時代のドラマは良かった。今もいいけど今にはないエネルギーを感じます。心を動かす琴線が時代背景によって違うのかも。ドラマのファンでもなく、観たこともない人は、ちょっと前半退屈だったかも。でも世代ファンには昔のあの時の、あのセリフ状況を反芻するのにちょうど良い時間でした。思い返しながら、ぐっと後半の展開へ流れて行ったことに満足です。
ファンために作られた感はありますよね。室井さんの不器用さや苦悩を知っている人向けの映画だったような気もするから。採点が甘くてすみません。もちろん来月の続編も楽しみ。懐かしいキャストとの再会が映画作品でそれなりの役者さんとなっているのも素敵。松下洸平さんの演技も良かったです。世界観をガラッと現代へと引きこんでくれました。過去と今とが繋がったカメラワークもさすがでした。褒めてしかいない笑、自分の思いしか言えない感想ですが、映画を見てもう胸がいっぱいになったという話です。斎藤潤くんは演技が上手いですね。福本莉子さんはかつての狂気的な役だった小泉今日子さんと似ています。だから思い出してゾッとしました。もう続きが楽しみでなりません。世代の方、そうじゃない方もぜひ🎶
かかって悔い無し
室井慎二を観て
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