室井慎次 敗れざる者のレビュー・感想・評価
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敗けても老いても
人柄や、信念など
変わらないものがある
映画としては起承転結のメリハリが薄く
この作品だけだったらちょっとどうかと思う
でも、長く観てきたファン達にとって
【あの約束の結末】はとても大切なことで
いよいよ、本作と続く次回作をもって
そこに決着をつけてくれるのだとしたら
こんなに嬉しいことはない
そして、敗けても老いても
室井慎次は室井慎次らしい人となりで
あってくれることが、嬉しかったし
関わってきたたくさんのキャラクターが
この作品の世界の中で、それぞれ
成功したり、失敗していたことに
胸が熱くなった
主要メンバーは欠けていても
リアルな人生だって、そんなものだ
すごく近かった人と、疎遠になったり
そうでもなかった人と長く続いたり
そういう自然さとして、私は受け止めた
初めて予告を観たときはゲンナリしたが
観て、良かったと思う
次が楽しみです
過去と現在のハイブリット…なんてな。
あぁ…室井慎次が帰って来たな。ってしみじみ。
子役がちょっと前に出過ぎ?ってシーンもあるけど適度に過去とのしがらみを含ませて初見の人にも優しい作りだなと。
歴史ある作品の懐かしいシーンをふんだんに絡ませてそれだけでも『踊る大捜査線』好きな人には観る価値があります。
次がある作品なだけに何処をどう回収するのかがわからなくてちょっともどかしいです(笑)
初っ端の矢本くん。しつこくね?
丹生ちゃんの高校生姿にキュンとしました。
味が出てた
室井さんと言うキャラクターが安定感あって良い。
無口で静な個性だからこそ周囲には多少変…騒がしいキャラが多めに配置されてて緩急あって独特の雰囲気を生み出してた
後編は結構、転・動な感じになってるのかな。それも含めて楽しみ
踊るらしさ、室井さんらしさ、とは??
これ以上、踊るシリーズを続けなくていいんじゃないか。
これが、踊るシリーズの"答え"なんじゃないか?
それだけ、「踊る」という物語、
踊るに登場したレギュラーキャラクターの人生、
そして、室井慎次の生き方の選択として
第1部にあたる
『室井慎次 敗れざる者』は深い作品だった。
「はい、これでシリーズ終わりだよ〜」と、
言われても腑に落ちるぐらいの出来栄え。
てか「踊るが…物語が…終わっちっまった…」と正直なところ思った。
それだけ、室井さんの人生を描いていた。感慨深い。
あと『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』で抱いた当時からのモヤモヤは無くなった。
ファイナルのとき、組織改革審議委員会が誕生したりと、
あのとき、青島と室井の思いを実現するための第一歩は、確かに描かれていた。
むしろ「さあ、これからも頑張るぞ!」という前向きな雰囲気で一旦完結された。
12年間、あの約束はどうなったのか・・・、正しいことができたのかい、と気になっていた。ファイナルだから余計モヤモヤしていたんだと思う。
新作では、そこからの12年間の結果がきちんと描かれている。
それを踏まえて、感じたのは、
組織に「希望」も「絶望」もない、
でも正しいことはできる。
ということ。
つまり、
理想が叶うことはあるけど、実現しないこともある。
でも、決して無駄なことが悪いことだったわけではない。
「正しいことをすると、良いことがある」
「無駄なことだって必要なんだ」
それが、
組織で生きる、社会で生きる、
ということなのだ。
筆者が「踊る」から学んできたことである。
室井さんが退官した理由、
ほかのメインキャストのいま。
筆者はその選択肢や運命をきちんと受け入れられた。
深く呼吸をするような映画だった、尊い。
なので冒頭の坂村さんから
警察組織に対しての問いは、
「たしかに…そうかもしれない」
と思って悔しくて泣きそうになった。
これが「人生」なんだ、と思って観ていた。
筆者は、まだ30代になったばかり、
室井さんと青島くんが出会った年代にようやくなったのだけど・・・。
重すぎる現実だった。
また、観る方の世代によって感じ方は変わる作品だ。
室井さんが山奥の家で住む生活は羨ましいと思ったり。
それにしても、新城さんと室井さんがお酒を飲むシーン。
27年間の関係性の重みを感じた。
まさか、こういう光景を目撃できる日が来るとは…。
特に新城さんが発した自分の警察官人生への一言が、
ずしっと心に響いた。
役者さんの演技や設定で、
もちろん「時の流れ」を理解することはできる。
でも、そのシーンにあった「深み」は
大ヒットシリーズで多くの人が知っているキャラの関係性、27年間観続けているが故の時間の重み
あのシーンが観られただけで、
踊るプロジェクトが復活して、本当によかったと思った。
そして、警察官を辞めた室井さんだけど、
里親になって、
犯罪関係者の子どもをケアするという考え、
組織を変えることはできなかったけど、
自分のできる範囲で誰かのチカラになりたい。
「群」ばかり出てくる作品だけど、「個」と向き合う。
これは、とても踊る的だな、と思った。
湾岸署の旧署員に出会うところも室井さんの人柄が出ていた。
シリーズ開始27年、休止期間12年。
知っている室井さんはいたし、
知らない室井さんも観られた。
「踊る」らしさもあったし、新しい「踊る」もあった。
再始動には良い塩梅なストーリー設定だったと思う。
あと、優しかったね、雰囲気が。
「組織」ではなく「人」、「会社」ではなく「家」な演出だった。
総して、今作は「踊る大捜査線」シリーズの
新作になっているし、
「踊る」とは別の独立した映画にもなっていたと思う。
このレビューの冒頭に
続かなくても良いのでは?と述べたが、
今作だけでは、まだ(また!)気になることはあるし、
次の『室井慎次 生き続ける者』を観たら、
今回の感想が変わるかもしれない。
踊るシリーズを一冊の本に例えると、
まだ完成していたわけではなく、
『室井慎次 敗れざる者』がやっと本の背表紙裏だと思っている。
我々は、27年かけて、一冊の物語の行くえ、総括を観ることができるのかも。
最初の予告を見たときに、
気分が乗らなかった人も、
きっと観てよかった、と思うはず。
むしろ、これまで踊るシリーズを好まなかった人にもウケそうだな、と思った。
もちろん、
4歳から観ていた一熱狂的なファン、
人生のほとんどを踊ってきた筆者としては、
シリーズは続いて欲しいし、
この先も踊っていきたいと思っている。
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後期ー
踊るの世界線で警察官になる、という筆者の長年の夢。
このたび、警視庁刑事部捜査第一課の刑事役で、2部作に参加できたこと、本当に感謝し、感激しています。
役者さんではないのみも関わらず、現場でご一緒できたこと、あの世界線で生きれたこと、最高でした。
続編見ないと気になっちゃう
踊るはドラマをリアルタイム、映画も見に行きました。
スピンオフ系は見ていなかったのですが、今回のは予告から面白そうと期待大。
他の方のレビューにもありましたが、今作はシリアス路線色が強い。回想シーンや忘れていたような過去シーンを”おぉここのシーンの回収かぁ”とちょっと嬉しくなる。
過疎化政策で都会から若い人に来てもらうと努力している自治体が多い中、余所者は出て行けと排他的なところは時代錯誤を感じました。
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