室井慎次 敗れざる者のレビュー・感想・評価
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「封鎖できなかったがな」にクスっ
■あらすじ
あの「踊る大捜査線」シリーズの人気キャラ、室井慎次を主人公とした、
スピンオフ作品。2部作の前編。
現場の捜査員のために、官僚である室井は管理官から参事官、警視正と出世、
警察の組織改革に挑むも、本庁上層部の命令を無視し、左遷。
そして、青島たちとの約束を果たせぬまま、早期退職し、故郷秋田へ。
「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」と、
少年たちの里親となり、田舎で穏やかに暮らしていたが、
ある日室井らの前に、謎の女性が現れる。
さらに埋められた死体が見つかり、室井が第一発見者となってしまう。
■感想
踊る大捜査線の流れを汲むも、室井さんが主人公、
想像通り笑うところは少なめ。
そして、隠居していても、言葉少なく、相変わらず不器用そう。
よく里親となることを引き受けたな笑
でも、室井さんを知る人、知る人、ことごとく
「あの、レインボーブリッジを封鎖した・・・」
という言葉に対し、
「封鎖できなかったがな・・・」
と返す室井さんにはくすっと笑わされた。
それに対し、過去の映像があちこちにちりばめられ、
なつかしさと笑いはこみあげた。
やはり、このシリーズは面白い。
かつてのメンバーも登場、
新城役の筧敏夫さん、沖田役の真矢ミキさん、緒方役の甲本雅裕さんとか。
とても、懐かしかった。
さらには新メンバーとして、あのキョンキョンが演じた、
猟奇殺人犯・日向真奈美の娘、日向杏役は福本莉子さん。
この親子設定はナイス、なんとなく雰囲気似ている。
そしてこの娘もやはり恐ろしいのか、まだ底が見えないが、
最後のシーンは・・・
室井さんが預かったお子さんの一人、貴仁役の斎藤潤さん、若いのに上手だよね。
その貴仁の死んだお母さんは佐々木希さん、お母さんを殺した相手の弁護士は
生駒里奈さん、と東北出身キャストか。
秋田の小さな売店の主を演じる、いしだあゆみさんには驚いた。
2部作ということもあり、何か中途半端な、でも続きが楽しみなような、
終わり方であった。
青島やすみれさんは出てこないのかなぁ~。
音楽やっぱ最高
懐かしい!場面が鬼気迫るときの効果音。音楽も良かったよねぇ。
いやぁ良かった。やっぱりいいなぁ、君島さんの脚本は。愛があるキャラ、セリフの展開にぐっとくるものがあります。この時代のドラマは良かった。今もいいけど今にはないエネルギーを感じます。心を動かす琴線が時代背景によって違うのかも。ドラマのファンでもなく、観たこともない人は、ちょっと前半退屈だったかも。でも世代ファンには昔のあの時の、あのセリフ状況を反芻するのにちょうど良い時間でした。思い返しながら、ぐっと後半の展開へ流れて行ったことに満足です。
ファンために作られた感はありますよね。室井さんの不器用さや苦悩を知っている人向けの映画だったような気もするから。採点が甘くてすみません。もちろん来月の続編も楽しみ。懐かしいキャストとの再会が映画作品でそれなりの役者さんとなっているのも素敵。松下洸平さんの演技も良かったです。世界観をガラッと現代へと引きこんでくれました。過去と今とが繋がったカメラワークもさすがでした。褒めてしかいない笑、自分の思いしか言えない感想ですが、映画を見てもう胸がいっぱいになったという話です。斎藤潤くんは演技が上手いですね。福本莉子さんはかつての狂気的な役だった小泉今日子さんと似ています。だから思い出してゾッとしました。もう続きが楽しみでなりません。世代の方、そうじゃない方もぜひ🎶
かかって悔い無し
おっさんホイホイ。
ほら、懐かしいだろ?ってツボをグイグイ押してくる感じで良かった。
今時よくこんな金も時間もかけた邦画が撮れたものだと感心しました。
キャラの掘り下げが深くて深くて話進まねぇじゃんって思ったけど、
2部作でしたね、そういえば。
何故今「踊る」?しかも「室井慎次・・・」?その疑問への答えは無かったが、松下洸平演ずる桜章太郎の発言の意味とは?
今、何故「踊る大捜査線」?しかも「室井慎次・・・」なの?と思った方は多いのでは無いかと思う。
かくいう私もその疑問の答えを知りたくて映画館に足を運んだが、本作にその答えは無かった。
二部作の前編、何故今「踊る・・・」なのかの疑問は全くわからないまま、伏線残しまくって前編終了・・・か?
「踊るプロジェクト再始動」「あなたはまだ、室井慎次の全てを知らない」「踊るの時間は止まっていなかった」「”約束”と”家族”そ守れるのか」「そして、君たちを、信じる。」
キャッチコピーの盛り上げ方は相当期待度が高い。
伏線かわからないが気になるシーンがあった。松下洸平が少しだけ登場し、しかも不自然なほどこの前編で活躍しているという訳では無いにも関わらず、登場と共に「すぐに熱くなりますよ」「捜査に協力してください」「これは室井さんの事件でもある」など後編に続く意味深な発言が飛び交う。
TBSドラマではあるが「最愛」で刑事役を好演した松下、織田裕二演ずる青島が登場する事がない「踊る大捜査線シリーズ・続編」を製作するとしたら面白いキャスティングかと思うのだが・・・そんなどんでん返し・・・無いか・・・。
踊る大捜査線シリーズと言えば、日本エンタメ界に不滅の金字塔を打ち立てた作品と言っても過言では無い。ドラマ初回視聴率は飛び抜けた数字では無いものの、その後じわじわと伸びて最終回は20%超え、その勢いで作られた映画も、当時(アニメ以外)邦画は無くなるのではないかと危惧されるほど観客動員も収入も落ち込んでいる中での大ヒット、2作目では実写邦画歴代興行収入第1位を未だ抜かれて無いという異例の大ヒットを記録した作品である。
スピンオフ作品も公開当時の流れの中で公開されてるなら違和感も無い。しかしシリーズ前作「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」から12年も経っての公開に、何かしら”今公開する事”の意味が示されるかと思ったが、前編からは全くその意味は感じ取れなかった。
とりあえず、その答えがあると期待して後編も観に行くだろうが、今のところ評価はできない。
『踊る・』シリーズはそれまでの、またそれ以降の刑事物ドラマとは一線を画していた。
刑事物というよりは、「本庁の官僚主義 vs 所轄の現場主義」といった構図がキモで、組織の縦割りとその弊害が話の本筋。悪者は犯人というより縦割り警察組織におけるキャリア官僚そのもの。そして一般の公務員である現場”刑事”達が”警察”という巨大な組織に抗うさまが痛快で面白かった(室井管理官は、そんな”悪者”官僚に風穴を開けるべく密かに立ち向かう役どころだ)。
この構図はシン・ゴジラも全く同じで、巨大不明生物出現という国家の非常事態に対し、組織の手順を踏まないと何もできない役立たずなエリート達(政治家・官僚、有識者と言われる学者達)と、「出世に無縁な霞が関のはぐれもの、一匹狼、変わり者、オタク、問題児、鼻つまみ者、厄介者、学会の異端児」というさまざまな肩書き・個性をもつ「くせ者」たちが縦割りをぶち抜いて”怪獣”を倒す、という設定だ。
キャッチコピーは「現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)」
怪獣映画でありながら、『“日本”という“組織”において、“ゴジラ”という想定外の現実に何も対処できない政治家や官庁に対する皮肉が込められた社会派作品』という本質が、多くの観客の心を掴んだ。
それは「踊る・・・」シリーズの本質とも共通している。
ただ本作には、そんな踊るシリーズの本質は影を潜めている。
後編を見れば、答えが見つかるのかもしれないが、相当意味深な伏線の張り方をしているので果たして回収できのだろうか?よほどのどんでん返しが無いと回収しきれないのではと余計なお世話かもしれないが心配だ・・・。
踊るファンにはただ続編が公開されただけでも良いのかもしれないが、スピンオフとは言え継続した話の流れで作られた続編ではあるので、作品が持っている本質・方向性は失わないでもらいたい。
前編で良かったのは、福本莉子演ずる日向杏の演技かもしれない。決して多くを語ってるわけでは無いにも関わらず視線だけでこの作品を支配していると言っても良いほど脳裏に残った。だてに東宝シンデレラグランプリを取った訳では無い、これからの活躍が楽しみな女優だ。
知ってる顔は、まくあいの子だけ
後日譚として観る諸氏には不満も多々あるだろうが“踊る~”をまったく見なかった当方にはじつに新鮮に映る。柳葉敏郎(不穏なリタイア感が良い)をスクリーンで初めて見た。知ってる顔はいつも幕間登場の福本莉子だけ。ということでフツーに面白く観た。
特に、演出で気になったのが、母親を殺した犯人に接見した高校生が相手を追い詰めた後で、室井が彼の肩に触れて寄り添おうとした手を一瞬躊躇したシーン。室井が肩に手をかけなかったのは“まともな大人になる”と語った少年の意思を尊重し、彼の成長を促すためだ。そして微妙な疑似親子関係をも象徴している。
ともあれ、事件解決の進捗がないまま、この尺では………という所で火事になってプッツン。続編を知らされ、まんまとやられた。こんな所で切りやがって、まあ次も観るしかないが、結局、“踊る~”をまったく知らなかったから楽しめたのかもしれない。
矛盾点は回収されるのか?
過去作品の映像を混ぜ込み、更に当時はちょい役だった人達が昇進し室井さんの前に現れ「あー、はいはいはい。居た居た(笑)」と一気に懐かしさが込み上げました。
退職し故郷でひっそりと暮らしていた日々が、一体の遺体が発見された事に由り喧騒に巻き込まれて行く室井さん。
村人には「あんたが死体なんか見付けるから!」って嫌味を言われていたけど、アレ室井さんが発見した訳じゃ無くね?散歩させていたおじさんが(と言うか犬が)第一発見者じゃ無いんですかね?
新城さんの「捜査の基本は第一発見者を疑え」は、犬のおじさんが犯人だと指しているとしても………
多少の距離はあれども、あんなに見晴らしの良い向かい岸に、誰の目にも留まらず、かなりの深さの穴を掘り、遺体を埋めるのは無理じゃね?
街灯が無いから夜に?音が響くよね?
多少の音なら分からない日中?タカは学校、室井さんは畑仕事をしていて気付かなかったとしても、リクが気付く可能性大だよね?
村人全員で協力して短時間でやったにしても、だったら山に遺棄した方が見付かる可能性は低いと思う。
ラストの火事は、杏が故意に火を付けたと思わせておいての過失だと思う。
何にせよ生き続ける者を見ないとモヤモヤしたままになるので、或る意味監督の思惑通りですかね?(笑)
リタイア後の室井さん
リタイア後の室井さんの生きざまがメインで、徐々に事件に関わらざるを得なくなっていく前編。
組織を変えられなかった室井さんの無念さや、試行錯誤しながら子どもたちと接する姿は観ていてグッときました。
なんだか場違いな感じがしたのは、やたらテンション高いだけの秋田県警の警官、やたら分かりやすく性悪に演じる女弁護士、捜査一課のやたら生意気そうな若手刑事。
室井さんや子どもたちの深みあるやりとりに対して、彼らは軽い演技に見えて物足りなかった。
(事件に対して)「あなたもすぐに熱くなっていきますよ、私には分かる」というセリフを言わせるなら、あんな若手ではなく新城さんに言わせてほしかったです。
捜査に関わっていくと同時に、子どもたちとの問題も大きく発展。
後編での解決とテーマ回収に期待して、来月も観に行きます。
変な新キャラは、いらないです(笑)
室井慎二を観て
自分は、踊る捜査線シリーズを一度も観たことなしで、この作品を観ました。
先入観無しで、観た感想としては、今回この作品のメインは、里子の高校生だった気がします、自分の辛い現実に正面から戦って、敗けなかった、サブタイトルからも分かりました。
来月に、続編があるので、昨年観た東京リベンジャーズの第二作目みたいに、単なるまえふりかて思ってましたが、とてもいい作品だと思えました、あの若い女の弁護士、上手いですね、心底腹が立ちましたよ(笑)
大人のための踊るシリーズ
個人的には、とても面白かった
全面に踊るは出てないけど所々に
踊るの要素が出ていたり、キャラクターの後日談など織り混ぜているところが良かった
いままでの踊るという感じではないけど、
もう一度みたくなってきた、
たぶんこれはもう一度見るかも
おかえりなさい、室井さん!
前後編に分かれていて、さしずめ前編は序章でしょうか。
物語を語る為の、助走かも。
どう絡んでくるのか、まだわからないけど日向真奈美の娘、杏が不気味で怖かった。
昔の映像が出てくるので懐かしくて、自分の中で盛り上がりました。
あの頃、室井さんが巻いた種を回収している気になりました。
後編、早く見たいです。
悪くない。でも一本にまとめて欲しい
「踊る大捜査線」のテイストを期待して行くと肩透かしを食うけどコレはコレで良かったです。
とはいえPART2へ行くための長い長い序章。
引退後犯罪被害者と加害者の里親となり田舎で静かに暮らす室井さん。そこへあのサイコパス小泉今日子の娘が現れ一緒に暮らすことに...なんだけどこの子の登場の仕方がよくわからん。なんで一度逃げた子が室井さんの家で倒れてんの?普通に門を叩けばいいのに?まぁこの子が不気味だし2でキーパーソンになるんだろうな。
いろんなエピソードがいっぱい出てくるんだけどこれが全部伏線となって2で回収されるんだろうか?女性弁護士とか村人との確執のくだりとかいしだあゆみとかいらないから一本にまとめてよ(笑)
とはいえコレを見ないと2に行けないしコレを見たら2を見ないわけにいかないから上手く出来てるのは間違いない。予告編めっちゃ面白そうだしね。でその前にレインボーブリッジ編復習しとかないとな。全然覚えてないし。2で青島くん出て来ないかな?
新城の心情
既に観られた先人たちのレビューを拝見するに、おそらく次作品を観るまでスッキリしないのかな?と思ったんですが、実際に観てみると、本作だけでも、『踊る』ファンに、は充分楽しめるものでした。
ただ、本作を映画作品として、過去シリーズと関係なく初めて観る人にとっては、確かに消化不良な部分が、ちらほら。
おそらく次作は、リクと杏のエピソードか柱になるのでしょうけど、、、なんとなく青島刑事の現在も語られたようだし、スピンオフではなく本編シリーズの続編に繋がるのかなあ?
個人的には、新城元管理官のボヤキがツボでした。室井さんと違って着実に出世して、本当なら長官とか総監とか目指していたはずなのに、、、かなり無念でしょうね。
いまはレビューするべきではないかも、、、、
伝統ある踊るシリーズということで、
期待をもって鑑賞。
1ヶ月あけての2部構成ということで、
その新しい試みに期待度は高かった。
本作公開前にドラマシリーズや、過去の劇場版が一挙公開されたが、
あれを観ていないとほぼなんもわからんよな、、、
そういう複数メディアを取り入れるという試みも好意的には捉えていたが。。。。
しかし残念ながら、前編の中途半端な終わり方はもやっとしたし、
先ほどは新しい試みとはいったものの、
悪い言葉でいえば、ちょっと商売に走り過ぎじゃない?
という印象をもった。
一応、前編も1編の作品なのだから、それなりのオチはつけてほしかったな、、、
というのが残念ポイント。
2000円払って2時間の予告編を観させられたかな?
この作品を一言で表すとそんな感じ。
よって11月の後編を観ないと作品としの正当な評価はできないな、、、
というのが評価。
後編への期待をこめて星3つ。
“敗れざる”者???
“踊る大捜査線”、TVドラマはもちろん知ってはいるが「観てたかな?」程度で、特別な思い入れは無い。それでも、まあ水野美紀他キャスティングは好きで(特にいかりや長介が出ていた頃は全体がとても良いバランスだったと思う)、スペシャルドラマ等も含めてそれなりに観ている。劇場版はFINALのみ劇場観賞したが、それ以外もビデオ・配信では大体観賞済み。
なので、まあ本作も一応観ておこうかと。2部作と言うのは商業主義的気に入らないが、最初から宣言しているのでまあ許そう(映画で良くある、知らずに観たら、最後に「続編に続く」でガックリというのは許せないが)。
【物語】
室井慎次(柳葉敏郎)は秋田の片田舎でひっそり暮らしていた。集落から外れた池のほとりに建つ一軒家で2人の少年と共に穏やかな日々を過ごしていた。
青島俊作とのかつての約束を果たせなかったことを悔やみ、警察を辞めて故郷の秋田に戻って一人暮らしを始めた室井は、事件の被害者家族や加害者家族を支援したいという思いで少年2人の里親をしているのだった。
そんなある日、室井の家のごく近くで他殺と思われる死体が発見される。また、室井の家に謎の少女が現れる。 室井は何も語らない少女を受け容れ、一緒に暮らし始めるが、やがてその少女は猟奇殺人犯・日向真奈美の娘の杏(福本莉子)であることが判明する。
【感想】
序盤室井の無口が度を過ぎていているのはちょっと気になった。健さんでももう少ししゃべる(笑) そこまで無口なキャラだったっけ?
まあ、長いブランクの後なので室井のキャラを思い出せるという意図で、わざと過度に演出したのであれば成功しているかも知れない。
あと杏の登場シーンが不自然。 ストーリーが展開する中で訳有りの娘で、室井に敵意を持っていることが分って来るので、愛想が無いのは理にかなっているとは言え、何らかの目的で室井の家に入り込もうと近寄って来たのだから、むしろ表面上愛想良く、何とか置いてもらおうとするのが自然というものだ。助けてもらってひと言の礼も無いあの態度は無いだろう。それは脚本の問題だけれども、福本莉子の演技もイマイチ。結構可愛いのだが、何度見ても惹きつけられるものが無い。
一方良かったのは、室井が面倒を見ている子供の一人を演じる齋藤潤。“カラオケ行こ”で初めて観て非凡さを感じたが、その後もちょくちょく見かけるようになった。本作でも一番自然に役に溶け込んでいる。今後の活躍が益々楽しみ。
ストーリー展開は事件の回収は全て後編の“生き続ける者”に先延ばしになっている構成。、仕方ないので後編も観よう(笑)
文句を先に書いたが、そんなにつまらなかったわけでもない。後編まで観たら「面白かった」にになると信じておこう。
ところで、“室井慎次 敗れざる者”のタイトルが気になって仕方が無い。思わず、ネットでも調べてしまったが、“敗れざる者”は日本語的には「負けない人」だ。しかし、本作の室井は「俺は負けたんだ」をくどいほど演出している。であれば、“室井慎次 敗れ去った者”だろう。それとも、後編で「俺は負けてなかった」を示すの? でも、そうだとしたら後編のタイトルにすべきだよなあ・・・
眉間のシワ男シリ-ズ第二弾! そう簡単に秋田に戻させまい!
どうしたぁ~。
きりたんぽ鍋でも突っづくか。
封鎖出来なかったが。君たちを信じる。
責任を取る、それが私の仕事だ。 (この名台詞)
秋田の一番星、柳葉さん。
お米作って、うまい日本酒飲んで、もう役者遣らないのかなと思ってたけども。
額から眉間にかけてシワだけクロ-ズアップされた チラシが突如劇場で撒かれる事態に驚き。やり過ぎやろ 目も入ってねぇぞ・・・ワロタけど。
何じゃこりゃ??? だ、だれだ??
”室井慎次”の文字観て あ~ぁ、踊るね って思った方多かったと思う。
2005年:容疑者 室井慎次
2024/10/11公開:室井慎次 敗れざる者
2024/11/15公開:室井慎次 生き続ける者
前作から19年ですか。そして第二弾の2部作。
今日は「室井慎次 敗れざる者」観ましたよ。
(大体の流れ)
青島との約束を果たせないまま、沖田(真矢ミキさん)からの県警主要ポストも断り、室井は警察を辞めて故郷秋田の山奥の空き家へ棲み移った。
荒れた家を修復し、自給自足の生活を始める。
(なんか畑仕事姿がメッチャ違和感無く似合ってるわ)
そして、事件の被害者家族・加害者家族を支援したい思いから
事件関係で影響受けた子供達を二人(タカ・リク)男の子を引き取り、平穏無事に暮らしていた。
ある日、山中を彷徨い倒れていた1人の少女を子供達が発見。
家で介抱し自宅で面倒を見るが 名前が日向杏。
猟奇殺人犯・日向真奈美(小泉今日子さん)の娘だった。
どうやらムショ内で妊娠し生んだようだ。そして室井の住所メモを渡しておりそこへ行く様に仕向けたようだった。
(そんなプライベ-トな山奥情報 どうやって知った?)
タカの母を殺した犯人との面会がメインで一山の感動は向かえたが、杏の目が離せない動向と、腐乱死体事件の関係性と 新城賢太郎(秋田県警察本部長:筧利夫さん)との会合。そして 今作最後に訪れる 室井らが棲む建屋炎上。
色んな伏線が 後編の”生き続ける者”に繋がる。
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TVドラマシリ-ズも含め 色々懐かしい映像が出てきます。
そこは結構好きな方は楽しめるのでは と感じます。
とにかく 皆さん ”若い” この一言に浸りますね。
踊る大捜査線の風味も若干しますが、スピンオフとしての
”室井慎次”メインオリジナル色であると 強く感じますね。
そこは良い感じします。
(その他 感じた事)
・秋田にこんなけ集中的注目させる作りは羨ましいかな。
これも ひとえに柳葉様のお力と感じます。
・子供達への接し方が ちょっとキツい感じが時々するかな。
自子がいないので仕方が無いけど。空き屋修復と自給自足生活。
都会の警察官僚上がりが辞めていきなりこの生活は無理と思う。
田舎生活を舐めてるなと思ったのが本音。
・家の前の池の周囲で腐乱死体発見ですが、埋めて2週間??。
秋田犬も飼ってるでしょ? 見掛けたら怪しい奴に吠えるでしょ。
山奥の一軒家ですよ。車で運ぶでしょ。タイヤ痕などまず調べないと。
そこの道中のラインを全て当たれば ほぼ犯人は結びつくと思う。田舎だし。
・街中にいきなり 監視カメラ増設対応。それは対策上無理あるわ。
レコ-ダも同時に設置して集中監視がいるのよ。ドーム型監視カメラの設置が正しいけど一般型入れてたよね。
・洋梨、どうしても入れなきゃ駄目?。あの原型は止めなさそう。
犯人は馬鹿?あれで関係性匂わせた様だけど 時間経過を考察すると
関連付けるのは無理と感じるかな。
・腐乱死体だとすると、野生の獣がまずは掘るだろう。しかし 室井が掘ったとき現場の土地は草も無く平坦だったと思う。つまり 元々腐卵臭で怪しく思う前に、そこだけ雑草も無く何かを埋めた跡があるので目視で怪しいと感じるのではないかな。
・ちょっと物々しく発見現場に警察関係が来すぎかな。
物的証拠が荒らされるでしょ。県警捜査方針を疑うな。
・タカ・リク・アンに後編で華を持たせてあげて欲しいかな。
(もう仕上がってるだろうけども)
室井との関係性を丁寧に描けば、本家の踊る~以上に
感動作の域に達するかもと、ちょっと期待ですね。
今、シワ男の話題作。
興味ある方は
是非 劇場へ!!
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