室井慎次 敗れざる者のレビュー・感想・評価
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自分を重ね感情移入出来ると🥲︎
26年目の踊るシリーズ
社会人3年目で出会った踊るシリーズ
若かりし日の青臭くも希望に満ちた日々の思い出と
いま50代になって直面する
様々な思いや不安年齢と壁や少しばかりの後悔
クライマックスからエンドロールは
自然に泣けました。
あなたみたいな大人にはならない
後半が楽しみ!
踊るシリーズとは一味違った新たな物語
*少しネタバレ含むので観た人向けだが、今回の感想を思う限り語ったので観てない人にも読んで行ってみたいと思えたら幸い
タイトルの通り、これは踊る大捜査線シリーズではあるが
室井慎次という名・前作から12年も経過している為
私が予想した様にこれまで観てきた「踊る大捜査線」の色は大きく変わっていた。
これまで日本やハリウッド問わず大人気でみんなに愛されてきたシリーズを数年ぶりに作る流れがあるだろう。
その中でもみんなが愛してきたモノが大きく変えられ、「何で今になって掘り返してきたんだ?」など批判される作品もあっただろう。
そのように私も12年前の「踊る大捜査線 FINAL」で完結しもう見れないと思ったのが今作の公開発表と同時に「ここにきてまたやるんだ」と嬉しさ半分怪しさ半分でこの日まで期待し過ぎなかった。それでも私は小学生の時にこのシリーズに出会い、私が観てきたドラマの中で1.2を争う程大好きである為公開初日に足を運んだ。
期待と不安を織り交ぜながらこの作品を楽しみに迎えた。
結論:良い意味で裏切られた
冒頭にも話したようにこれまでの踊るシリーズとは大きく異なっていた。それでも本広克行・君塚良一・亀山千広
という変わらずの布陣は良い方向にこのシリーズを進めることができたのではないだろうか。
*2段落でネタバレ少感想とネタバレ有感想で分けます
ネタバレ少感想
予告にも分かるように室井さんが秋田に戻り、余生を子供たちと過ごしながら新たな事件が起きてしまう。
・「私たちはまだ室井慎次の全てを知らない」
こうした謳い文句を伝えるようにこれまでの踊るシリーズとは大きく異なった雰囲気で醸し出し、これまで見たことのない室井さんの生活及び一面があった。それでも良い裏切りであるように監督と脚本は新鮮で面白いストーリーを作り出していた。「ほぉ、これが12年ぶりの新作か」と
思うように新たな踊るは新たな雰囲気でも違った面白さがいくつもあったと思う。
・「これまでを彷彿とさせるいくつもの小出し」
多くは語れないがこれまで出てきたキャラクター・演出を良い方向に引き継いでいた。
「踊る大捜査線」はふざけつつ引き締めるところはちゃんと訴えるグラデーションさが私は大好きである。
そんな中以前から出てきたキャラクター・新たなキャラクターの適度なふざけがありつつ、
いつものカッコいいBGMが始まると共に「このシーンは真面目に見よう」と思うように緊張と感動を与えてくれる
こんなグラデーションのようなものは今作でも遺憾無く発揮され、ネタバレを抑えつつも
良い作品であったとおもいっきり伝えたい。
*ここからはネタバレを含めた感想で上記と混ぜながら語っていきます。
・「映画版踊る特有のいくつもの事件」
私が今作で最も良いと思ったのはこの映画版特有のいくつかの事件であろう。
1と2は最近テレビ放送されたようにこの作品たちは3つくらいの事件を同時並行で進めていた。これらは小さい事件も大きい事件もやっていただろう。
そこで今作12年ぶりのストーリーであったため小さな事件はないが、新たな登場人物のバックグラウンドを語る事件・ストーリーがいくつか存在している
・生き埋め死体事件
・貴仁と凛久のそれぞれの過去
・日向杏のこと
まず生き埋め死体事件
この事件は死体が発見され、捜査一家や警視庁の合流で事件は「生き続ける者」に展開していく。ただ、秋田が舞台だったからか2の犯行グループが関わっていくが、日向真奈美が1から3へと再登場したみたいに犯人の再登場も踊る節だったなと感じた。
(また松下洸平演じる桜が捜査一家の刑事として新登場してきたが、室井さんへの興奮とその後刑事らしい事件への考察している時のギャップがカッコ良すぎた)
貴仁と凛久のそれぞれの過去
室井さんの子どもとして一緒に暮らしていく訳だが、子どもたちにもそれぞれの過去があった
。今回は斉藤潤演じる貴仁の物語、次回は弟の凛久の物語が語られていく。
また今回新登場の貴仁役として出てきた斉藤潤くんは今年辺りから「カラオケ行こ」で初主演だけでなくその後もドラマ、映画と勢いがある若手ではあるが、今回ある1シーンでは「こんなにも成長してるのか!?」と「訴えかけるシーン」を踊るさながらに演じきったのは賞賛であった。
日向杏のこと
予告にも出ているが福本莉子演じる日向杏は
1と3にも出てきた日向真奈美の実の娘であろう。今作でも彼女のパワーは遺憾無く発揮されたが、何よりも感じたのは「あっ、この子日向真奈美の娘だ」という点である。
今回どう感じたのかというと事件に関わっているのかどうか不明であり、何故室井慎次の元に来たのかも不明はある。しかし、出てくるシーンには日向真奈美の不気味さや笑顔が杏にも遺伝されていた。真奈美の犯行はあまりシーンとして出てこなかったが懐の良さから人に寄り添って行き、徐々に内側を破壊して、そして殺したんだという流れがあったんじゃないかと感じてしまうくらい杏・福本莉子のパワーを感じた。(彼女は次回にもフォーカスされるがとても楽しみである)
そして最後に室井さんの新たな一面を語っていきたい。
「室井さんの警察官退職後」
皆が分かるように室井さんは警察を辞め、故郷秋田に戻っている。そして謳い文句にもあるように「室井慎次の全てをまだ知らない」のように室井さんの知られざる一面が多く出ていた。
基本的にこれまで室井さんは口数が少なく大事なシーンには強く訴えかける魅力があるだろう。そんな室井さんが家庭内で子供と過ごす時に新たな一面を知るように・ドジな室井さん・料理ができる室井さん・いろんな話をする室井さんなど「父としての室井慎次」は多く魅力が詰まっていた。あの室井さんがお父さん!?と最初は思ったが、ちゃんとお父さんを演じ、これだけでも新しいストーリーを作った成果はあったのではないかと思った。ただある1シーンで室井さんが警察を辞めた苦悩が見られた時にやはり青島との約束を果たしたかったのだと改めて感じた。
こう長々と感想や考察を語っていたが、改めて今回の「室井慎次」はこれまでと大きく変わっていった。しかし本当に良い意味で裏切ってくれた。もちろん変わったことによって賛否両論はあるだろうが私も100点満点ではない。ただ、様々なシーンでの評価は高いので70.80点くらいと「踊るシリーズ」の再スタートとして良い走り出しだったと考える。
ここまで読んでくれた人いたら幸いです
もう一つ
組織、それは家族
TVシリーズ、劇場版をリアルタイムで楽しんでいた。社会人として、組織の現実と理想や、一般職とキャリアの関係に共感したりもした。
あれからほぼ実時間が経過して、室井さんは改革の志半ばで警察を去っており、後輩の新城(筧利夫)に「何一つ変えられなかった」と自嘲する。 実に切なくもの悲しい。だが現場で起きていることに目を向けた経験は、彼に「家族」を与えた。それは大きな変化だろう。その(広い意味での)家族には、新城や沖田(真矢ミキ)など、かつて志を同じくした者も含まれる、のかも…というところで後編「生き続ける者」へ続く。
前編は種撒きで、色々なエピソードが一見とっ散らかったように現れる。これらがいかにクライマックスへ収束するかに期待したい。(それ込みで評価は甘め)
ファンムービーなので過去作からの引用が多いのは別にいいが、もう少しメリハリをつけて出してもよかったかとは思う。あんなに映像を見せられると、次は青島に会えるのかと期待してしまう。
クローズアップ
踊る世界観を残しながら進化したスピンオフ
室井さんも歳をとったし私も歳をとった
思ったより悪くなかった!
室井慎次よ、どこへ行く・・・⁉️
「室井慎次、無職!!」‼️予告編のこのインパクトだけで作られたような映画‼️しかも最悪なことにこの「敗れざる者」は、事件の発端は描かれるのですが、先に進むことなく終わってしまう‼️警察を退職した室井は故郷である秋田の田舎へ戻り、犯罪被害者の子供二人の里親となって暮らしている。ある日、埋められた死体が発見された事から、再び室井は事件の渦中へ・・・‼️映画は秋田での室井と子供二人の素朴な生活描写、子供の一人が自身の母親を殺害した犯人と対面したり、筧利夫扮する新城と昔話したり‼️とにかくテンポが良くない‼️物語自体はそんなに悪くないと思うのですが、本来だったら映画のプロローグで語られるレベルの物語を2時間に引き伸ばしてダラダラと観せてる印象‼️そして埋められた死体の身元が劇場版二作目の犯人グループの一人だったり、日向真奈美の娘が出てきて妖しい雰囲気を醸し出してたりと、相変わらず過去キャラを引っ張る「踊る」の悪い癖が見え隠れして、後編である「生き続ける者」も悪い予感しかしない‼️そして大した見せ場もなく終わってしまう「敗れざる者」ですが、印象としては二部作というよりは4時間の映画を作ってしまい、仕方ないから二部作にしたような感じ‼️「アベンジャーズ」のサノス二部作や「ロード・オブ・ザ・リング」三部作を見習って欲しいですね‼️そして最も残酷な事は、TVドラマから観続けているファンをいとも簡単に裏切ってくれた事‼️「踊る」の最終的なゴールは、室井が警察トップとなって警察組織を改革し、青島は現場の刑事の筆頭として捜査を頑張る‼️これが「踊る」の最終到達点だったはず‼️ファンもある程度若い柳葉敏郎と織田裕二の演技でそれを観たかったはず‼️それなのに組織改革委員会が解散されたくらいで警察を辞めたのはどういうことか⁉️ひょっとしたらもっと深い理由があり、「生き続ける者」で明らかになるのかもしれませんが、エンドクレジット後に流れた「青島との約束はまだ終わってない」との新城のナレーションから察するに、事件を解決し「生き続ける者」のラストで警察に復帰する⁉️一回退職した人間が組織に復帰するなんてリアリティがないし、例えリアリティ無視で復帰したとして、60をとうに過ぎた室井と、60近い青島の奮闘は観ていてツラい気がする‼️「踊るプロジェクト」再始動と銘打ってるからには、青島の活躍を描く本流も多分製作されるだろうから・・・‼️
踊る
敗れざる者の意味は何か?
所々に過去作のシーンが織り込まれており、室井慎次の老いを感じると同時に、自分自身の老いとも重なり、感慨深い思いを抱いた。
若い頃の室井は、熱い情熱を持って改革や変革を志し、その実現のためには出世が必要だと考え、ひたすら努力してきた。
結果的に、出世競争には敗れ、志半ばで改革を成し遂げることはできなかった。そのため、室井自身は「敗北した」と語っている。しかし、この点だけを見れば確かに敗者のように映るが、それこそが現実の厳しさであり、悲しさだと感じた。
とはいえ、映画の中の随所には、室井が取り組んできた改革の成果が垣間見える。たとえば、彼が上下関係を廃し、警察内部の垣根を取り払おうと尽力してきたことで、現在の警察組織の中にはその理念がしっかりと根付いているように感じた。そのため、外面的には敗北したように見えるものの、彼の信念は確実に、後輩、若い世代へと受け継がれており、過去の同僚や若手メンバー、さらにはこれから警察に入る若者たちの中に、室井の精神は息づいている。つまり、外見上は敗者のように見えても、実際には彼は決して敗れていない。
こうした映画のテーマが示しているように、室井慎次は「敗れざる者」であり、彼の存在が警察組織に残した影響は、確かに現在の姿に反映されているのだと強く感じた。また、年齢を重ねたとしても、立場が変わったとしても、まだ挑戦し続けることができるというメッセージが伝わってくる作品だった。
来月公開予定の次回作にも、さらなる期待を寄せたい。
全ては来月の続編で…秋田のゴリ推しはちょっとウザい
時を経て深みを増して良いシリーズとなっている
とても深みが増して良かった
過去作は少しコミカルな所と勢いで
押し進める感じの作品でしたが
今回のシリーズは深みのあるゆったりと見せる作品で
とても飽きさせない良い映画でした
来月がとても楽しみでしょうがないです
あくまでも今作は過去シリーズを観ていた人には
振り返りや年月を感じさせて、観てない人には
説明的な序章となっています
予告ではコミカル推しな物になっていますが
室井慎次をより室井慎次にしている気がします
青嶋編もその当時は好きでしたが
今作品の室井慎次は年月で深みをました演技という
醸し出す雰囲気がとても親近感があり最高のシリーズと
なっている様な気がします
過去作が好きだったのなら観るべき作品だと思います
ラストマイルの作品またぎとは比べ物にならないくらいの
時間経過をうまく使っていて各キャラクターが
輝いてる様な気もしました
とりあえず、11/15の続きを楽しみに
仕事に励める様な気がします!!
組織から家族へ
"THE ODORU LEGEND CONTINUES" 第3作。
通常スクリーンで鑑賞。
室井さんの東北スローライフに忍び寄る最悪の影に、警察を辞めたのに眉間のシワは解れない。優れた指揮官の器はそのまま父性へスライドし、子供たちとのドラマに感動した。
しつこいくらいのレインボーブリッジいじりも面白い。いったい室井さんの周りで何が起こっているのか。終始漂う不穏な空気に続きが気になって仕方が無い。後編が待ち遠しい。
[余談]
パンフレットを読むと、元々はBS向けの1話30分全4話のシリーズとして企画されていたらしい。その名残なのか、全体的なまとまりに欠けているのが少し気になった。
来月には後編が公開される。よってこの散漫さは、伏線を張るためのものだと解釈することにした。どんな結末を見せてくれるのか。後編と合わせての評価がフェアだと思う。
[以降の鑑賞記録]
2025/05/14:Blu-ray
※修正(2025/05/14)
ロングコート再び…‼︎
全404件中、361~380件目を表示











