室井慎次 敗れざる者のレビュー・感想・評価
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踊る世界観を残しながら進化したスピンオフ
室井さんも歳をとったし私も歳をとった
思ったより悪くなかった!
室井慎次よ、どこへ行く・・・⁉️
「室井慎次、無職!!」‼️予告編のこのインパクトだけで作られたような映画‼️しかも最悪なことにこの「敗れざる者」は、事件の発端は描かれるのですが、先に進むことなく終わってしまう‼️警察を退職した室井は故郷である秋田の田舎へ戻り、犯罪被害者の子供二人の里親となって暮らしている。ある日、埋められた死体が発見された事から、再び室井は事件の渦中へ・・・‼️映画は秋田での室井と子供二人の素朴な生活描写、子供の一人が自身の母親を殺害した犯人と対面したり、筧利夫扮する新城と昔話したり‼️とにかくテンポが良くない‼️物語自体はそんなに悪くないと思うのですが、本来だったら映画のプロローグで語られるレベルの物語を2時間に引き伸ばしてダラダラと観せてる印象‼️そして埋められた死体の身元が劇場版二作目の犯人グループの一人だったり、日向真奈美の娘が出てきて妖しい雰囲気を醸し出してたりと、相変わらず過去キャラを引っ張る「踊る」の悪い癖が見え隠れして、後編である「生き続ける者」も悪い予感しかしない‼️そして大した見せ場もなく終わってしまう「敗れざる者」ですが、印象としては二部作というよりは4時間の映画を作ってしまい、仕方ないから二部作にしたような感じ‼️「アベンジャーズ」のサノス二部作や「ロード・オブ・ザ・リング」三部作を見習って欲しいですね‼️そして最も残酷な事は、TVドラマから観続けているファンをいとも簡単に裏切ってくれた事‼️「踊る」の最終的なゴールは、室井が警察トップとなって警察組織を改革し、青島は現場の刑事の筆頭として捜査を頑張る‼️これが「踊る」の最終到達点だったはず‼️ファンもある程度若い柳葉敏郎と織田裕二の演技でそれを観たかったはず‼️それなのに組織改革委員会が解散されたくらいで警察を辞めたのはどういうことか⁉️ひょっとしたらもっと深い理由があり、「生き続ける者」で明らかになるのかもしれませんが、エンドクレジット後に流れた「青島との約束はまだ終わってない」との新城のナレーションから察するに、事件を解決し「生き続ける者」のラストで警察に復帰する⁉️一回退職した人間が組織に復帰するなんてリアリティがないし、例えリアリティ無視で復帰したとして、60をとうに過ぎた室井と、60近い青島の奮闘は観ていてツラい気がする‼️「踊るプロジェクト」再始動と銘打ってるからには、青島の活躍を描く本流も多分製作されるだろうから・・・‼️
踊る
敗れざる者の意味は何か?
所々に過去作のシーンが織り込まれており、室井慎次の老いを感じると同時に、自分自身の老いとも重なり、感慨深い思いを抱いた。
若い頃の室井は、熱い情熱を持って改革や変革を志し、その実現のためには出世が必要だと考え、ひたすら努力してきた。
結果的に、出世競争には敗れ、志半ばで改革を成し遂げることはできなかった。そのため、室井自身は「敗北した」と語っている。しかし、この点だけを見れば確かに敗者のように映るが、それこそが現実の厳しさであり、悲しさだと感じた。
とはいえ、映画の中の随所には、室井が取り組んできた改革の成果が垣間見える。たとえば、彼が上下関係を廃し、警察内部の垣根を取り払おうと尽力してきたことで、現在の警察組織の中にはその理念がしっかりと根付いているように感じた。そのため、外面的には敗北したように見えるものの、彼の信念は確実に、後輩、若い世代へと受け継がれており、過去の同僚や若手メンバー、さらにはこれから警察に入る若者たちの中に、室井の精神は息づいている。つまり、外見上は敗者のように見えても、実際には彼は決して敗れていない。
こうした映画のテーマが示しているように、室井慎次は「敗れざる者」であり、彼の存在が警察組織に残した影響は、確かに現在の姿に反映されているのだと強く感じた。また、年齢を重ねたとしても、立場が変わったとしても、まだ挑戦し続けることができるというメッセージが伝わってくる作品だった。
来月公開予定の次回作にも、さらなる期待を寄せたい。
全ては来月の続編で…秋田のゴリ推しはちょっとウザい
時を経て深みを増して良いシリーズとなっている
とても深みが増して良かった
過去作は少しコミカルな所と勢いで
押し進める感じの作品でしたが
今回のシリーズは深みのあるゆったりと見せる作品で
とても飽きさせない良い映画でした
来月がとても楽しみでしょうがないです
あくまでも今作は過去シリーズを観ていた人には
振り返りや年月を感じさせて、観てない人には
説明的な序章となっています
予告ではコミカル推しな物になっていますが
室井慎次をより室井慎次にしている気がします
青嶋編もその当時は好きでしたが
今作品の室井慎次は年月で深みをました演技という
醸し出す雰囲気がとても親近感があり最高のシリーズと
なっている様な気がします
過去作が好きだったのなら観るべき作品だと思います
ラストマイルの作品またぎとは比べ物にならないくらいの
時間経過をうまく使っていて各キャラクターが
輝いてる様な気もしました
とりあえず、11/15の続きを楽しみに
仕事に励める様な気がします!!
組織から家族へ
"THE ODORU LEGEND CONTINUES" 第3作。
通常スクリーンで鑑賞。
室井さんの東北スローライフに忍び寄る最悪の影に、警察を辞めても眉間のシワは解れない。優れた指揮官の器はそのまま父性へスライド。子供たちとのドラマに感動した。しつこいくらいのレインボーブリッジいじりが面白い。終始漂う不穏な空気に、続きが気になって仕方無い。後編の公開が待ち遠しい。
[余談]
パンフレットを読むと、元元はBS向けの1話30分全4話のシリーズとして企画されていたらしい。その名残なのか、全体的なまとまりに欠けているのが少し気になった。
来月には後編が公開される。よってこの散漫さは、伏線張りのためだと解釈することにした。どんな結末を見せてくれるのか。後編と合わせての評価がフェアだと思う。
ロングコート再び…‼︎
室井家族良かったです
厳しい
自分が歳をとったからなのか、作り手が歳をとったからなのか、令和の時代に寄せたエピソードとこれまでの作品の要素との違和感のある設定…そして青島の不在。かつてのファンは次作で納得できるのか、やや不安が残る。
わざわざ2部作にする必要はあったのだろうか?
室井が過去に関わった事件の犯人の1人が遺体で発見されたり、別の事件の犯人の娘が転がり込んできたりと、新たな事件の発端は描かれるものの、その後は、一向に話の進展がない。
結局、室井が里親として引き取った高校生の少年が、刑務所で、彼の母親を殺したヤクザと対面する場面が、本作での一番の見どころになっているのだが、どうしても本筋から外れたエピソードにしか思えないし、物語としてのテンポの悪さも感じざるを得ない。
ほとんどの出来事が第2作へと引き継がれ、本作ではほとんど何も決着しないところを見ると、どうして2部作にしたのかが理解できないし、2本分の映画の興行収入を稼ぐために、わざわざ2部作にしたのではないかとさえ勘ぐりたくもなる。
いずれにしても、本シリーズの最大の魅力は、「キャリアの警察官僚と現場の刑事達との軋轢と確執」にあると言っても過言ではなく、過去の回想ではそうしたシーンが度々出てくるものの、本編でそうしたことが描かれないのは、やはり物足りないとしか言いようがない。
これについては、警察の組織改革を成し遂げられず、自分を「敗者」だと思っている室井が、今後、どのようにして、そんな自分に折り合いをつけるのかに期待するしかないだろう。
その一方で、30年近い月日の流れを見届けるに当たっては、「キャリアの警察官僚」である室井だけでなく、「現場の刑事」の代表である青島にも登場してもらいたかったと、どうしても思えるのである。
これが現実か?
室井さんの前にこれから何が起きるのか?
前後編の前編。物語の序章としては十分だったのではないでしょうか。随所に過去の映像を用い、本編でも当時の人物を現在のポジションで登場させ、踊る大捜査線の香りをそのままに、しかし今作の主役室井慎次に焦点を当てた上手な作り方だと思います。
前半に登場する駐在の若い警官の軽過ぎる演出は必要ないと思いましたが。
地区長や牧場の夫婦、商店の女性などまだまだ室井さんとの関係性の全部は分かりません。
そして事件そのものの全貌も明らかになっていません。
里親となったタカとリクの二人の少年の今後も気になりますし、杏と言う少女の目的は何なのか。火をつけたのは誰?
全てが分からないミステリアスな展開ですが、それらに真正面から向かって行くであろう室井さんに期待せずにはいられません。
自分の弱さを知っていて負けを認める事の出来る人こそ強い。
里子のタカが母親殺しの容疑者に対して言った言葉は、室井さんのその背中を見て成長している証です。
生き続ける者で見せてくれる室井慎次に期待せずにはいられません。
いい映画を見ました
新参者には厳しい内容
誠実・・踊る大捜査線チームが26年目に出した答えは《人間を描く事》
驚くほど静かに滑り出し。
「踊る大捜査線」のコミカルなイメージを覆す
シリアスドラマ・・・でした。
定年の何年か前に警察を退職した室井慎次が住む木造家屋。
郷里の秋田の山奥で畑を耕し魚を釣る。
そんな悠々自適にも見える生活には、小学低学年と高校生の2人の
里子が居る。
そこに今も終身刑の受刑者の娘(福本莉子)が飛び入りしてくる。
そして沼を跨いだ筋向かいの土地で、埋められた死体が発見される。
それは2005年の劇場版第一2弾「レイボーブリッジを封鎖せよ!」の
実行犯5人のうちの1人の死体。
実行犯の5人は刑期を終えて2年前に自由の身となっていたのだ。
3人の犯罪被害者(and加害者)の子供たちを縦糸に、
刑期を終えた後は「特殊詐欺と強盗」に生きる道を選んでいた
「レインボーブリッジ事件の加害者たち」の1人の他殺体。
この事件が横糸と言えるでしょう。
はじめは室井慎次(柳葉敏郎)のリタイア後の人情ドラマか?
《田舎暮らし》の話しなのかとと思いました。
食事も凄く美味しそうだし、
しかし観進めて行くうちにジワジワと心に響く、
心に迫るものが押し寄せてくるのです。
警察官僚“室井慎次“のやり残した事。
そしてやるべき仕事と生き様・・・・
何故、前・後編の2回にしはければならないのかも、
分かってくるのです。
この映画はヒット狙いでは無かった。
“踊る大捜査線チーム“
監督の本広克行、脚本の君塚良一、プロデューサーの亀山千広、
スタッフ全ての「踊る大捜査線」の総括であり、やり残しの全ての
集大成で「答え」なのです。
3人の子供たちを準主役に置いた事は、正解でした。
「人生を若くして捻じ曲げられた子供たち」への熱い思いであり、
犯罪の持つ後遺症や風評被害、親を奪われる悲劇であり、
室井慎次のように里親になるのも一つの答えだし、社会全体が
サポートすることの必要性が当然あります。
高校生のタカ(齋藤潤)
小学生のリク(前山くうが、こうが・・・双子で一役?)
そして猟奇殺人犯の小泉今日子の獄中で産んだとされる娘役の、
福本莉子。
福本莉子は今までの好感度女優から、捻くれた悪を匂わせる
複雑な役柄。新境地が見られそうな予感。
齋藤潤は「カラオケ行こ!」同様に人間的深みを垣間見せる。
光るものがある大器ですね。
まあなんと言っても柳葉敏郎ですよ‼️
多くを語らず、多くを背中と年輪を感じさせる皺の深さ。
もう室井慎次の人間的魅力全開です。
間違いなく後編ではやってくれます。
松下洸平もちょっとしか出てない、
後編の11月15日が楽しみになる、
《絶対に後編を見届けたい》気持ちになりましたから、
成功なのではないでしょうか‼️
新規者にはかなり厳しい…。10月2週は意外にも選択肢が少ないが…。
今年366本目(合計1,458本目/今月(2024年10月度)17本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
今週(10月2週)は意外にも作品の数が少なく、ある中でも3時間級の映画などがあるので、(2つの季節しかない村。インド映画でもないのに3時間は結構厳しい)新作をみながら先週の拾い忘れを見る手もあるかなという気がします(10月3週は無茶苦茶多い)。
さて、こちらの作品です。
多くの方が書かれている通り、新規参入者には結構厳しい作品だなぁ…といった印象です。その前編なり過去シリーズが前提となるセリフもあれば、この作品は前々から予告されていた通り、本編(敗れざる~)と別に後編があり(後編のことはエンディングロールでちらっと流れる)、後編前提のセリフが出てきたりと、日本映画なので当然字幕もありませんが、方言(秋田方便)とは別にこうした事情で話している内容「それ自体」が「**が**で**だ」みたいなことを話してくるので、どうにも理解にも限界があるような気がします。
ただそれまで踏まえても最低限の説明はあるし、過去作品を知らないとまるでついていけない(トリックが過去作品を見ている事前提等)というところまではないのでまぁまぁですが、VODでも何でもよいので過去作品を見ておかないと、字幕ではなくセリフが「**で*の~」みたいな「謎日本語」を聞くことになって結構厳しいかなといったところです。
上述通り後編があることが前提になっているので前編にあたる本作もどこまでネタバレができるのか…という推定も難しいところです。しいてあげれば、「里親制度」という語を把握しておくと有利かなといったところです。
採点にあたっては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/勝手に監視カメラ(ビデオ)をつけることはできるか)
このことについての最高裁判例はなく、地裁判例レベルではいずれも住民側敗訴ですが、その前提として「監視カメラ(ビデオ)を設置することによるプライバシー侵害の度合い」と「犯罪解決のために受忍する程度の度合い」を図って判決が出されているのであり、何でもかんでも設置できるわけではないので、ここは適切な描写が欲しかったです。
(減点0.3/弁護士によるいわゆる刑の減軽に関する嘆願関係)
主に弁護士が行うことですが、司法過疎地では司法書士や行政書士(後者は、外国人関係の万引き等、最初に受け持ったのが行政書士のケースが大半)が一部(文書作成については)行うこともままあるようです(「刑を軽くしてほしい」程度のことであり、誰が作ったかは本質論ではないため。もちろん法廷に出ることができるのは弁護士だけ)。
ただいずれの場合でも、弁護士は基本的に受任者のために(被告人がつけたのであれば、被告人のために)動くものですが、それが度を越えて「相手側をだましたり精神未発達の状況で嘆願書を書くように依頼したり、あるいは法廷(裁判所)でそう言うように誘導などすると逆に減刑どころか(刑法が定める範囲内において)「増刑」になりますので(この「真に自身の真意で書いたか」という点は裁判では必ず聞かれます)、この部分は映画上の誇張表現だとは思いますが、こちらも適切な描写が欲しかったです。
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後編楽しみ
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