「いつまでも作品に浸っていたい映画」室井慎次 敗れざる者 ごまさんの映画レビュー(感想・評価)
いつまでも作品に浸っていたい映画
「ハルキスト」と言う言葉がある。
私自身は、「ハルキスト」だと思っている。
「ハルキスト」の特徴としては、村上春樹の作品が好きなだけでなく、
その物語を読んでいるときに、その物語の世界観にいつまでも浸っていたいと思う事である。
私は、本はたくさん読みますが、読んでいてその作品の中にずっと居続けたい、
作品が終わりに近づくにつれ、その世界が終わってしまうため、
非常に悲しくなってきてしまう、そんな作品は、村上春樹の作品だけなのです。
さて、一方、この映画です。
映画で、同じ感覚になったのは、初めてでした。
踊る大捜査線の世界、いや、その作中の室井槙次の世界、ゆっくりと時間が流れる、
物語があるだけという、素敵な世界。
ずっと浸っていたい、そして浸れた、とても素敵な映画でした。
この映画を見てよかったと思う人、それは、本当に踊る大捜査線が好きな人
私は、自分が思う以上に、好きなことがわかって、とてもうれしかったです。
すてきな作品をありがとうございます。
また続編は1年後だと思っていたので、今月公開なんて、、、
こちらもありがとうございます。
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