「室井さん!事件ですよ」室井慎次 敗れざる者 mrtks105さんの映画レビュー(感想・評価)
室井さん!事件ですよ
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二部作構成になっているのでテンポが良くないように感じました。
一つ一つが長い。長いのに深みがない。
室井さんに言わせたいセリフばかりが先行して、それを二時間という一本の映画の尺に落とし込んだ結果、唐突で、深みがありそうで無い中途半端な人間ドラマを長々と見させられるだけの前編になってしまったという印象です。
中盤から日向杏が登場しますが、後編が控えている関係で大人しかったですね。
何かありそうな雰囲気を匂わせて匂わせて。
これならテレビドラマでやった方がより深く人間ドラマを描けたような気がします。
元々はBSのドラマとして企画されたものだったと聞いて納得しました。
人間ドラマが大半を占めていたので事件の全容もほとんど分かっていません。
"レインボーブリッジを封鎖せよ!"の犯人グループの一人の遺体が、何故室井さんの住む家の傍で発見されたのか。
そして室井さんの正しい出身地は秋田県の"本荘市(現:由利本荘市)"なのに、何故彼は故郷の本荘市ではなく"北大仙市"で暮らしているのか。
そして日向杏の本当の目的は。ラストシーンの「火事」も彼女がやったという証拠はありません。
これらの謎は後編にお預けとなってしまったので、文句を言いつつも観に行かせていただきます。
室井さん!事件ですよ。
いつまで拗ねているんですか。指揮をお願いします!
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