「この映画は踊るシリーズではない、だからこそ残念」室井慎次 敗れざる者 Shigさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画は踊るシリーズではない、だからこそ残念
室井慎次が出る以上、踊るシリーズにはなるのだろうが、この映画は踊るシリーズという必要がない。寧ろ邪魔。
成り上がりに失敗した男が、犯罪に巻き込まれ、心に傷を持った子供達と生きていく、という柳葉さんの映画というだけで十分に成り立つ。
だからこそ、途中で過剰にカットインさせる青島たちとの懐古シーンははっきり言って邪魔。その分、前編とは言え、もう少しカタルシス的な話を入れるべき。だれか監督に進言してあげる人はいなかったのだろうか…
ディレクターズカット版ができる際は是非過去シーンはカットして欲しい。レインボーブリッジの余韻だけで十分。
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