「室井慎次という生き方」室井慎次 敗れざる者 ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
室井慎次という生き方
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職場の帰りに行くなら豊洲かお台場。「踊る」ならお台場だろうということでお台場で鑑賞。映画としては不満はある、足りないところもある。ただ、ストーリーよりも空・雲のすばらしさ。新潟県の印象的な風景(舞台は秋田ですが、池のロケ地は新潟です)、池のほとりの室井家のたたずまい。それだけで私には十分なのである。
室井さんが料理を作る。週3日カレーを作り、それが子どもに嫌がられていたと知ったときのショック。でも室井さんの言い分はビーフ・ポーク・チキンと変化をつけているとのこと。夜ウィスキーを嘗めながら物思いに耽る。レコード(「WITHOUT YOU」)を聴き「懐かしいなあ」とほほ笑む室井さん(室井さんが音楽鑑賞するなんて!)。子どもを尊重する室井さん、子どもに慕われる室井さん、後輩警察官たちに慕われる室井さん、ピックアップトラックを運転する室井さん。そのすべてがかわいく、カッコよく、渋く、ただ信念の男であることには変わりない室井さん。室井さん好きにはたまらない映画だと思うんですが、いかがでしょう?
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