「初見にはかなり厳しいと思われる復活第1作目」室井慎次 敗れざる者 サイレンスさんの映画レビュー(感想・評価)
初見にはかなり厳しいと思われる復活第1作目
主演の柳葉敏郎さん曰く
「これは踊る大捜査線ではない」とのことで、
まさしくその通りな映画。
ドラマや過去映画のような爽快さや軽快さを求めると
あまり楽しめないほどには軽くない。
なのでたまに出てくる軽いキャラが浮いて見える。
踊るシリーズをそこまで知らない初見が視聴したら
「なんか地味」と思うかもしれない。
作品の中身はというと、
はっきり言ってネタバレなしではどうとも言いづらい。
前後作だということもあるが、ただ言えることは
踊るシリーズは「リアリティよりも画を重視する作品」というイメージだが、今作もそんな感じ。現実では不自然な動きがキャラクターのところどころに見受けられる。
気になった点としては
キャラの心情がブレていたところ。
「え?さっきまでとちがくない?」的なシーンがちょこちょこある。
ハッキリいって完結と銘打っておきながら
「まだ味がするから」と復活させるのは
正直、あまり好みではない。
その事は置いておいても
1、前作から10年以上空いてる
2、復活1作目が青島以外を軸としたスピンオフ
3、しかも映画二部作
4、なによりドラマ+映画の履修が必須
…など不安要素は多い。
特に4に関してはハードルが高い。
履修しようも思っても
FODという配信サイトでしか見られない。
しかも履修が必要な作品数が多い。
そして上にも書いたように
履修して踊るシリーズに興味をもっても
空気がそれらとは一線を画す。
まだ後半を見てみないと全貌はわからないが
「シリーズ復活」を謳った以上、
半端な所で終わらないことを祈る。
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