「これはやり過ぎたかな。」港に灯がともる はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
これはやり過ぎたかな。
テーマは良かったけど、泣きわめいて、叫んで、怒鳴って、リアリティーにこだわり過ぎたのか会話は何言ってるかよく聞き取れないし、こっちまで病みそうでした。中盤からはもう頼むから泣き出さんといてと祈りながら観てました。
震災直後に生まれた在日韓国人のあかり。父親との確執、国籍問題、帰化、鬱、さらに身体障がい者、アル中、コロナ禍など多くの題材が扱われてますが、「阪神淡路大震災」という一言で十分説得力があるから、こんなに詰め込む必要はなかった気がする。大阪で暮らす私にとってもあの震災は忘れられない出来事。せめてあかりの設定をもっとシンプルにしてほしかった。
エンディングも安っぽいMVみたいでなんのメッセージかよく分からなかった。富田望生の演技は本当に素晴らしかったし、姉弟が豪華でキャストは良かったです。
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