「30年は淡々と」港に灯がともる ボスさんの映画レビュー(感想・評価)
30年は淡々と
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生まれも育ちも神戸で、今も神戸に住んでいます。震災も20歳を過ぎてから経験しました。この30年の日々は淡々と過ぎていき、その間に父が亡くなり母が亡くなり、辛い事も幸せな事もたくさんありましたが、気がついたらもう30年かーと思う感じです。生きて行く中でいろんな事があったとしても、現実はもっと静かに過ぎて行くもので、ドラマの「心の傷を癒すということ」にはそれがありましたが、この映画にはそれを感じませんでした。たしかに富田望生さんの泣きの演技は素晴らしく、とても惹き込まれましたが、灯だけではなく、父親が怒鳴り叫び、母親が叫び、カウンセリングを受けてる人も怒鳴り叫び、上司も怒鳴り叫び、正直ちょっとうるさいなと思ってしまいました。話の内容よりもその事しか今残ってないです。灯と父親の対比となる静の部分がもっとあればよかったのに、と思いました。
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