「淡々と」ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命 LaStradaさんの映画レビュー(感想・評価)
淡々と
1938年、ナチスドイツの侵攻から逃れてプラハに集まったユダヤ系難民の子供669人をイギリスに逃がした実在のニコラス・ウィントンの事蹟を追うお物語です。
と言うと、スピルバーグの「シンドラーのリスト」を思い出すのですが、本作ではハラハラドキドキのハリウッド的演出を恐らくわざと避けて、子供らを一人でも多く救おうとした彼の行動を正面から淡々と描いた事で作品の力が強まりました。そして、最後にはやはりウルウルして、「僕も善き人でありたい」と、もはや手遅れながら素直に思えたのでした。
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