「人の命を救うという事」ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命 Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
人の命を救うという事
夏風邪をひいて、3週間も映画館へ行けなかったのですっかり調子が狂ってしまった。観る予定だった映画も上映が終了してしまったり、優先順位が変わったり、家庭の事情もあったりで、やっと7月3本目である。今日2本ハシゴは辛いな。(と言う訳でソフト化されていない51年振りに再見予定だったベルモンドの「おかしなおかしな大冒険」はパス)
7月18日(木)新宿ピカデリーで実話の映画化「ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命」を。
1938年、開戦直前のチェコスロバキアと49年後の1987年のイギリスを行き来しながら映画は進む。
1938年プラハで難民が悲惨な生活をしているのを目の当たりにしたニコラス・ウイントンは、まずは子供たちをイギリスに避難させようと移動の条件となるビザの発給、里親の確保、資金の調達をする活動を組織して尽力し、子供たちを次々と列車に乗せてイギリスへ送る。
しかし、9番目の250人の子供たちを乗せた汽車は開戦によりドイツ軍によって止められ、子供たちはイギリスへ来られない。多くはアウシュビッツへ送られたのだ。
救えなかった子供たちへの自責の念を持ち続けたニコラス・ウイントンだったが、49年後にBBCの番組に出演すると、意外な事実が明らかになるのだった。彼が救った669人の子供たちは、その子、孫まで入れると6,000人にもなっていた。
杉原千畝やオスカー・シンドラー以外にもナチスの脅威から人々の命を救った人たちがいたのだ。
しかし、現在でもヒトラーはいなくてもプーチンがいる。ウクライナやガザには避難が必要な子供たちが多くいる。
日本ではどうか。
日本は世界の中でも難民の受け入れが極めて少ない国である。
日本人で難民の里親になる人はいるか?
日本人で資金調達に協力する人はいるか?
金があり自分は月に行こうとしても、難民に資金援助をしたと言う話は聞いた事がない日本人の富豪もいる。
他人様の事は言うまい。
自分は、困っている人がいたら手を差し伸べる事が出来る人間でありたいものだ。
少しだけど、そう思った。
追記
スクラップブックを預かる富豪の婦人がマルト・ケラーだったのにビックリ。
「ブラックサンデー」や「悲愁」から何年経ったのだろう。46〜47年か。
ニコラス・ウイントンは、それよりも長く
救えなかった子供たちへの自責の念を持ち続けたのだ。
おはようございます。
昨晩は「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」への拙レビューに御指摘頂き有難うございました。
速攻で修正しました。
これからも宜しくお願いいたします。
おはようございます。
お体もう大丈夫ですか?
私も流行り病になりましたよ。
私は元々、1日2本は腰が痛くなるので、1本しか観れないので、少し遅れて観ています
今度の日曜は
キングダムかな。
こちらの作品は
名優、アンソニー・ホプキンスがやはり素晴らしかったです。
梅雨明けし、暑さ復活なので、お互いに無理しないようにしましょう☺️