「過酷な状況で人はどこまで人でいられるのか?」ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命 ブルーボイスさんの映画レビュー(感想・評価)
過酷な状況で人はどこまで人でいられるのか?
観賞後
すぐにレビューを書けませんでした。
淡々と描かれる中にも
とても映画自体に凄みがあり
心の奥をズシンと押されているような
感覚になりました。
「見たら見ないふりは出来ない。」
「始めたら必ず終わらせる。」
「人間はどんな状況でも希望が必要」
実話に基づいたセリフの一つ一つに
とても重みと説得力がありました。
映画には
様々な人物が登場してきます。
時代に流されている人
時代に流されている事に気付きながらも仕方なく信念を曲げる人
時代に流されずに信念を貫く人
共通するのは
みんな生きるために必死だと言う事
あのような過酷な状況で
どの生き方を選んだとしても
誰も責める事は出来ません。
時代に流されずに信念を貫ける人は
圧倒的に少数です。
だからこそ
名前が残っていくのでしょう。
「過酷な状況に置かれた時、
自分はどのように変わるのだろうか?」
自分の中にあるエゴイズムに
葛藤しています。
子供達を想うお父さんのあの姿
今思い出しても
涙が出てきます。
綺麗事かもしれませんが
人と人は
どこまでも互いに優しくなれると
信じたいです。
かばこさん
共感&フォロー
ありがとうございます。
もう二度と会えない事を知りながら
「いつかまた会える。」
と言って子供達を送り出す
父親の後ろ姿が忘れられません。
極限状況で、自分の命には諦めたが息子たちだけは生き延びさせたいという必死の親心を思うと胸が締め付けられます。
その願いがどれほど虚しく叶わなかったことか。
人が人に対して起こした事実が重すぎます
ブルーボイスさん
コメントへの返信を有難うございます。
また迎えに来てくれると信じ、親と別れ電車に乗った子供達の思いもまた切ないですよね。
子供たちを受け入れたご家族の、その行動力にも頭が下がります。
こちらこそ宜しくお願いします。
ブルーボイスさん
一体何名の親が、強制収容所で我が子との別れに涙したでしょう。
最期の別れになってしまうかも知れないと思いながらも、せめて生き延びて欲しいと願う親の切ない想いが沁みるシーンでしたね。