八犬伝のレビュー・感想・評価
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いざとなったら玉を出せ!
ガキンチョだった頃、クラスメートたちはみんなNHK人形劇『新八犬伝』を見るために急いで帰宅していた。私kossyは興味なかったので学校での話題について行けず、「玉を出せ」と言われて赤面していたものだった・・・(実)。とにかく時代劇に興味なかった少年時代、真剣に見てたのは『プリンプリン物語り』くらい。いや、『ひょっこりひょうたん島』も記憶にあるなぁ。
忠臣蔵とお岩さんが歌舞伎舞台でいきなり現われてビックリ。滝沢馬琴が鶴屋南北と「虚」と「実」について押し問答するシーンが絶品だった。葛飾北斎が忠臣蔵嫌い?絵も描いているのに?と疑問にも感じたが、もしかすると彼自身は殿様に忠義を尽くすことが嫌いだったのかな・・・(虚)。ひょっとすると、北斎の中では虚実の見極めがしっかり出来ていたのかも・・・(虚)
映画の構成自体は馬琴の実の世界と、八犬伝の虚の世界を融合させ、28年の月日を費やしたことで実は「実」だったという描き方をしていた。と、わけのわからないことを考えている自分が嫌になる。だから数学でも真偽の問題が苦手だったわけだ(実)。
八犬伝パートがつまらなかったので評価は下がってしまうが、ヒーローがいっぱい集まると名前すら覚えられないことが原因かもしれません。真田十勇士だって覚えられなかったし・・・とは言っても『アベンジャーズ』は大好き!(実)
「う〜ん いいねぇ〜🤣」ってね
「う〜ん いいねぇ〜🤣」って
八犬伝だから八回は言ったネ!
いんや〜百回越えの百八犬伝は
観てる間、言いやした
う〜ん いいねぇ〜🤣って
あら ちょっと褒め過ぎたわ(笑)
2002年、ボキの大大好きな松本大洋の傑作漫画「ピンポン」を見事に映画化したあとはTBSの社員だからかトント名前を聞かなくなった曽利文彦監督がこの作品で鮮烈に日本映画の最前線に返り咲いた?
と、思いまして調べてみたらばTVとアニメ系映画のVFX畑で国際的に大活躍してたらしいね
まぁともかく、この監督、持ってるね!
人を見つめて描くセンス🪭😜
馬琴と北斎の活躍してた江戸を描きながら今に通底する人情をジクジクせずカラッと描けてるところにキラメキ感じちゃった
還暦超えたので、もうVFX関係なしに.好きなものを自由に撮ってもらいたい
なーんて偉そうに思いましたぜ ガチョーン🤯
映画鑑賞で役者の演技は大事な見どころだと思うが
役所広司!いい俳優陣、いいカメラワークとサウンド、演出、脚本・・・素敵な娯楽作品ですね!!
昨年の公開時に「面白そう!」と思い、観ようとしたがそのままになり見損ねた映画だが、最近AMAZON PRIME VIDEOで配信されたので早速見ることに・・
冒頭からの「八犬伝」の序盤ストーリー、とてもいい!小木茂光の里見義実も深めの演技で重みがあり、それを強調するための軽妙さをもって演ずる側近武将も良い感じ。土屋太鳳の伏姫も美しく、栗山千明の玉梓は情念と怒りを上手く出している。
そして、犬の八房に姫が跨って語るシーンは若干「この女優、犬に乗っちゃってる姫という構図に本音では笑っちゃってるな・・」と思わせる感じも、そのあとの「八犬伝原作者の脳内に浮かべる虚構から、原作者の実際の情景への切り替え」という映画の中でのややリアルからリアルへの場面転換を観客に気持ちよく解釈させる為に一役買っている。
役所広司の滝沢馬琴がまた実にいい!!Scitt’s Creekのユージン・レヴィっぽい表情も重厚且つ軽妙という娯楽作品向けの絶妙感のある存在感。良い役者だねぇ~~。
其の後も実に見どころのある、役者の演技やカメラワーク、音、演出が続くのだが、まぁ”ネタバレ”過ぎても何なので割愛・・・
「CGにもうちょっと費用かけられたらねぇ・・・」っと思うところが随所にあるが、それもまた「映画の中の更に馬琴の脳内の虚構の部分」か・・ということで寧ろ演出として納得できる!
兎に角、面白い、良質の娯楽作品です。最近のハリウッドよりずっと楽しめる!!
サイトなどにキャスト名が挙げられていない役者も含めて、皆いい演技してる!!緊迫感のある女性俳優陣、軽妙と重厚と気迫のある男性俳優陣・・・
カメラワークも良い、光の使い方、構図が良い、音楽、効果音も良い、
映画が始まったら、(家で見ていても)途中でトイレいけなくなりますよ・・・ホント😊💛💛💛
後でもう一回、そして妻と一緒に更にもう一回観たいと思います。
物語パートと実話パートでの構成が良かった
予想よりずっと良かった
やっぱり角川版が良い
老人馬琴の八犬伝秘話
人生を賭けたライトノベル
八犬伝は20年以上前に見たアニメでなんとなく
知ってはいましたが、
その物語がどう生まれたかは知らなかったので、
滝沢馬琴とその息子そしてお路、葛飾北斎に渡辺華山と
錚々たる歴史上の人物が
その人生を賭けて作った物語と知って、
100年が経ち、これからも残って語り継がれて行く理由が
少し分りました。
ただ、この馬琴の物語に対して八犬伝の部分が淡々と
掻い摘んで描かれているため、八犬伝を知ってる人には
分かるのかもしれないけど、あんまり知らない僕なんかは
人生を賭けて描かれた物語が軽く見えてしまいました。
ただ、馬琴自身も虚を描いてるのかもしれない
と言ってたように、
八犬伝自体が勧善懲悪の戦隊ヒーロー物。
日本初の誰でも読めるライトノベルだったのではないかな?と思いました。
お路を叱りつける馬琴がめちゃくちゃ怖かったです。
役所広司さんの怒りの演技って物凄くリアル。
実は虚であり虚は実で…
水不足の地に
愛に溢れた実の世界
思いのほか良かった…。
作者の創作中の様子と、八犬伝の物語が交互になっていた。
なので、八犬伝の物語が途中で途切れるんだけど、どちらの物語にもちゃんと引き込まれる。
丁寧に丁寧に創られている感じがした。
奥さんの、お百があっけない感じがして、そこだけがちょっと気になった。
お百は、口うるさくて毒舌で、ひどい奥さんなんだけど、馬琴に関心がない訳ではなくて、嫉妬までしている。
馬琴はしんどかったろうな…と思う反面、お百のそれは愛情の裏返しにも思えた。
それとは対照的なお岩の夫。
その2つも裏返しで、逆さまに見えた。
義理の娘のお路も健気に馬琴を応援してくれるし、息子も馬琴思い。
北斎も足しげくやって来る。
馬琴の日常は愛に溢れているなぁと思った。
そして、最後は何だか涙が出てきた。
演者も物語も良かった。
映画館まで観に行って良かった。
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