「戯作28年」八犬伝 sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
戯作28年
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滝沢馬琴は友人の葛飾北斎に、新作「八犬伝」の構想を語る。それぞれの珠に導かれた八人の剣士が、里見家の呪いと戦う壮大な物語だった。北斎は挿絵の下書きを描き、それにより馬琴は刺激を受け、人気作になっていく。馬琴の息子の病や自身の衰えを乗り越えて、物語完結の28年を描く。
八犬伝の虚の部分と、馬琴の実の部分が交錯する物語。以前「里見八犬伝」を鑑賞済みなので、実の部分に興味がありました。八犬伝を全く知らなくても、どちらの部分も楽しめると思います。創作に28年も費やされていたと知りませんでした。そして息子の死、自身の視力の低下、しかし嫁の協力の末に、完成された物語に感動できました。
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