「八犬伝パートが薄味」八犬伝 forkicksさんの映画レビュー(感想・評価)
八犬伝パートが薄味
八犬伝パートが微妙。八人が集まって戦う理由がさっぱりわからん。元のオリジナルがそうなのか? 馬琴&北斎パートがなければ見てられなかった。
一番心に残ったのは鶴屋南北との対論。あれはよかった。「忠臣蔵が虚で四谷怪談が実だ」という解釈はなるほどという感じ。しかもそれが今回の話にオーバーラップしてる構造はよくできてる。
屋根の上の戦闘シーンのCGもよかった。
そのくらいかな。あ、栗山千明を忘れてた。彼女もよかった。
ただまあとにかく八犬伝パートが薄味なのは否めない。動機づけの部分を作り込んでくれてないので八犬士が奮闘したり、斬られたりしてもハラハラしないんだよ。モブキャラが暴れてるだけに見えてしまう。
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