「虚実をテーマに、滝沢馬琴近辺の実部、八犬伝の虚部をうまくまとめてた...」八犬伝 さぼてんさんの映画レビュー(感想・評価)
虚実をテーマに、滝沢馬琴近辺の実部、八犬伝の虚部をうまくまとめてた...
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虚実をテーマに、滝沢馬琴近辺の実部、八犬伝の虚部をうまくまとめてたなと感じました。
・衣装などリアルな実と、衣装など明らかに作られた虚
・家族間がうまく行かない実と、八犬士がうまくそろう虚
など、細々と虚実の対比があったのはよかった。
拍子木がなくなり、正義が報われるとは限らない実と、正義が報われる虚がいつの間にかいっしょくたになっていくのはおもしろかった。
ラスト息子・おみちの正義が、作品完成という形で報われるのも虚実合わさった故にという感じ。
まぁ、ラストはもう少しどうにかできた気がするけど、八犬士に囲まれた馬琴の笑顔は1つの虚実の合わさった形なのかな。
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