劇場公開日 2024年10月25日

「これ大作ですね!素晴らしい」八犬伝 Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0これ大作ですね!素晴らしい

2024年11月1日
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鑑賞方法:映画館

面白かった‼️

あるレヴューに「虚構パートの物語部分の特撮が漫画っぽくてちゃちい」と書いてあったのを読んで不安に思ってたけど、え?どこがちゃちいの?凄いやん。

今から200年前、江戸時代に滝沢馬琴により執筆された【八犬伝】を映像化すると同時に、28年に渡り98巻106冊の大作を書き上げた執筆生活の中の苦難を並行して描く。
盟友の画家 葛飾北斎を内野聖陽。
サラサラと描く挿絵が素晴らしい。
晩年の富士の絵もさすが。

「正直に生きる者が苦しみ,悪がのさばる世の中だからこそ、【正義は勝つ。悪は滅びる】という物語を私は書き貫きたいのだ」と語る馬琴。
当時の庶民に多く読まれた彼の物語は、単なる娯楽を超えて、人々に生きる希望をもたらしたのでしょう。

里見家に降りかかった怨念をその命をもって守ろうとした伏姫(土屋太鳳)と、その剣士「八犬士」たちが運命に導かれて、まるで「七人の侍」や「マグニフィセント・セブン」みたく次第に集まり結集する、因縁の闘いのスペクタクルが心躍るし、みんなそれぞれキャラクターもアクションも魅力的だし、その物語自体の「虚構」パートと、作者の現実世界の「実」パートが絶妙に映し出され、どちらにも引き込まれる。

馬琴役は役所広司だからもう間違いないわけで、安心して観ていられるし、内野さんとの掛け合いも粋。息子役の磯村くんとその妻役の黒木華も好きな俳優。寺島しのぶさんと栗山千明、怖かった(笑)

2時間半だけど、全く飽きずに間伸びもせずにずっとワクワクしていました。

そしてラストシーン・・・
まさに「虚」と「実」の融合。涙

邦画の当たり🥇に出逢えました。
おすすめします。

Mariko
Marikoさんのコメント
2024年11月5日

大吉さん、コメントありがとうございます。
まさに鬼嫁でしたね(笑) そんなにボロカス言わなくても・・・って💦

Mariko
Marikoさんのコメント
2024年11月5日

トミーさん、コメントありがとうございます。
物語パートは、あえてベタな作りなのかもしれませんね(笑)

動物好きなので、巨大犬、萌えます。

Mariko
大吉さんのコメント
2024年11月2日

寺島しのぶさんは怖かったです。
あれが大竹しのぶや田中裕子だったら憎々しい中にもかわいげがあって同情できたでしょうね。

大吉
トミーさんのコメント
2024年11月1日

共感ありがとうございます。
虚パートは馬琴の脳内映像の口述なので大目に診て、って感じですね。成人女性を載せられる巨大イヌ凄いですね、タヌキに育てられたとか。

トミー