「創作の喜びとは」八犬伝 schnellzugさんの映画レビュー(感想・評価)
創作の喜びとは
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八犬伝のほうは、支離滅裂になりそうなところ、
よく短時間でまとめたなぁという印象でした。
セリフで状況を説明しなければならないのは仕方のないところ。
飢饉のときに相手を支援したのに、逆の立場になると攻めてくるとはひどい。
犬がモフモフで可愛かったです。
馬琴のパートもそれぞれのキャラがいい味を出していました。
交友関係とか結構史実に基づいていたのですね。
忠臣蔵の対極にあるものとして四谷怪談がでてきましたが、
里見八犬伝の監督だった深作欣二さんの作品にも忠臣蔵外伝 四谷怪談
というのがあるのですね。
四谷怪談は忠臣蔵のスピンオフだったとか。知りませんでした。
調べてみるとなかなか面白いです。
虚と実の論争。八犬伝が虚で馬琴の生活が実ということでしょうけど、
楽しみは虚に結び付きやすく、実を感じるのは苦しいときが多いですかね。
楽しみの種を虚の中に植えながら、その実(み)を実(じつ)のなかに花開かせたい。
浅はかながら、そんなことも少し考えさせられました。
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