「残念。」八犬伝 deehiさんの映画レビュー(感想・評価)
残念。
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馬琴が友人の北斎に八犬伝の物語を語るという形式で、創作に賭ける馬琴の人生(実)と八犬伝の物語(虚)が交互に描かれるのだが、この二部構成が全くうまくいっていない。どちらも中途半端になってしまった。
特に八犬伝の物語パートが残念。映像のチープ感は否めないし、八剣士の描き方が薄すぎて、それぞれのキャラクターが立ち上がってこない。せっかく力のある若手俳優を起用しているのに、彼らのよさが活かされていなくてなんだか可哀想だった。
八犬伝自体がそれだけで素晴らしく面白い物語なのだから、正面から正攻法で新しい八犬伝を見せて欲しかった。残念。
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