「孤児となった少年の壮絶な一生」ある一生 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
孤児となった少年の壮絶な一生
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1900年頃のオーストリアで、母が死に孤児となった8歳の少年アンドレアスは、アルプスの渓谷に住む母方の親戚クランツシュトッカーの農場へ連れてこられた。農場主にとってアンドレアスはタダで使える奴隷の様な存在で、家の子供たちと一緒に食事も出来ず、学校にも通わせてもらえず、虐げられ、虐待を受け、脚を棒で殴られ骨折し、その後遺症でまともに歩けなくなってしまった。そんな暮らしの中で、心の支えは老婆アーンルだけだったが、そんなアーンルが亡くなると、成人していたアンドレアスは農場で我慢する必要はないと思い、そこを出て日雇い労働者としてひとりで生活する様になった。やがてロープウェーの建設作業員となった彼は最愛の女性マリーと出会い、山奥の小屋で幸せな結婚生活を送り始めた。しかし・・・てな話。
オーストラリア・アルプスの山々が美しかった。
あの美しい景色を見られるだけでもお金を払う価値が有ると思った。
あんなに虐待されてたのに反抗しなかったのはアーンルと離れたく無かったからなんだな、ってほろっとした。
マリーはそんなに美しい?とは思ったけど、山で出会うとそんなるかなぁ、とわかる気もする。
この男の一生をどう思うか、うーん、難しい。
ほとんど良かったと思える時期はなく、苦しいだけの人生の様に見えた。でも、マリーへの想いをずっと持ち続け、それが幸せだった様にも見えた。
マリーの埋められた棺の隣に埋めてもらえたのは幸せだったのだろう。
最後頃に下半身が無い遺体が発見されたシーンが有ったけど、あれは元農場主でいいんだよね?
アンドレアスの青年期を演じたシュテファン・ゴルスキーがかなりのイケメンだった。
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