「見応えあり」ある一生 mさんの映画レビュー(感想・評価)
見応えあり
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久しぶりに映画館で見た方がいいとおすすめできる映画
アルプスの雄大な景色に決して幸せには思えない人生を歩んだ男性の一生を描いている
幸せには見えないが、果たしてそうなのか?ふと考えてみる
少年期の養子としての境遇や養父からの虐待
孤独な青年期に巡り会えた女性との結婚や妊娠でやっとこれから手に入れようとした生活が叶わなくなり失意のまま人生を過ごしていく
老年になって巡り会えた女性にもその寂しさを分つこともなく死んでいった人生を
第三者は不幸せと思いがちだけど、最後まで生き抜いて一人の女性を愛し抜いた人の気持ちはその人にしかわからない
自分で他人の人生と比べて幸せ、不幸せと判断することが出来るけど
自分の人生の価値なんて所詮、他人には評価することは出来ない
何度も死生観が語られたり、生まれたときから死に向かっている、誰もが最後は死ぬ
死を前に、彼が語ったように叶わなかった夢や希望もあった人生は誰にも訪れるのだろうと思った 愛する人がいてもいずれ一人になる瞬間がくる そのとき彼のように天寿を全うすることが出来るのか
原作も機会があれば是非読んでみたいな
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