「敵の敵は味方」エイリアンVS.プレデター kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
敵の敵は味方
昨年の『フレディvsジェイソン』にも感じたお祭り感。今回の対決でも楽しめましたヨ!そしてアンダーソン監督の原案・脚本の上手さに加え、エイリアンシリーズの第一弾に関わっているダン・オバノンも参加です。もちろん、事前にどちらが勝つか投票しましたよ・・・
『エイリアン』や『プレデター』から見ても亜流作品であるのに、なぜか夢中になってしまうこの展開。途中まではありがちな遺跡発掘モノであり、例に漏れず色んな専門家が集められます。しかも時代設定が2004年という現代で、エジプト、アステカ、カンボジアの遺跡群の特徴を持ち最古のピラミッドを見つけてしまう。そしてプレデターは100年に1度現れて、地球上にエイリアンを持ち込んでハンティングを楽しんでいるというとんでもない設定・・・好きだ、これ。更には、アステカなどの文明はプレデターが地球に持ち込んだものだった!!!これには涙が出そうになるくらい面白い設定になっていましたです。
公式サイトにはプレデターの装着品の詳細が載っていました。これによって、今まで気になっていた右腕のコントロールパネルの内容がわかり、うれくなってきました。スピア、ショルダー・プラズマ・キャノン、レイザー・ディスク、ネットランチャー等々、強いんですよね、相変わらず。このネットランチャーは網が鋭い刃になっていて、人間を切り刻むという『バイオハザード』のアレを思い出します。さすがアンダーソン監督!
結局、「敵の敵は味方」という、まるで『ゴジラ』シリーズのような解決法を取る主人公たち。どっちも仲間にはしたくないのですが・・・レックス(サナ・レイサン)の引きつった表情が中々よかったです(特にラスト近くのヘルメットを脱いだあたり)。その他では、プレデターがレックスに「エイリアンは強酸血液を流すからこの盾で身を守ってね」とでも言いたいかのようなジェスチャーをして、彼女に危害を加えなかったシーン、これは良かったですね。
生贄の部屋の死体からDVDが出てきていたら、満点評価にしていたかもしれない(うそ)。
プレデター見てますと、スター・トレック・ボイジャーのキャラクター思い出します。
でも、ゴジラ対モスラになってますネ。
今年もよろしくお願いします。