「ずっと誤解していた」ジョン・レノン 失われた週末 流離いのオオハシさんの映画レビュー(感想・評価)
ずっと誤解していた
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ジョンの浮気相手として有名なメイ。
さぞ自由奔放な女性なのだろうと思っていたのだが、
実像は異なっていたようで先入観が覆された。
さすがヨーコが認めた敏腕秘書なだけあって
コミュニケーション能力に長けていたのだろう。
シャイで頑固で人と衝突しがちなジョン・レノンが
元ビートルズメンバーやエルトン・ジョン等のミュージシャン仲間、
疎遠になっていた元妻のシンシアや息子ジュリアンと交流できたのも
彼女の力が大きいのだろう。
図らずも40年で一生を終えてしまったジョンにとって
彼女との18か月は単なる年月以上にかなり大きな意味があったのでは。
シンシア、ジュリアンとはその後も真心に満ちた交流を続けていたようで
映画の最後に見られたジュリアンとの絆には思わず涙してしまった。
「真実を描いてくれた」と最後にメイの言葉が出ていたが、
今まで余程色々言われていたのだろう。
誤解していてごめんなさい、メイ、という気持ちになった。
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