国宝のレビュー・感想・評価
全2066件中、1501~1520件目を表示
歌舞伎を知らない人にもおすすめ
私自身フラ(フラダンス )を20年余り習っているので人前で踊る事が多々ありますし、最近では琉球舞踊や韓国舞踊も鑑賞しています。
しかし歌舞伎自体、鑑賞した事がないので「演者」としての勉強にもなると思いましたし、評価なので観に行きました。
長時間でしたが、内容・演技共に良かったです。
特に、田中民さんの演技が素晴らしかったです。
何度も観られている方がいらっしゃるのも納得です。
吉沢亮の顔がキレイ
面白かった。
歌舞伎に疎いけど面白く観れました。
まずは役者さんが凄いと感じました。
吉沢亮さん、横浜流星さんは特に役を演じるのに相当な苦労があったと思われる。
コレはW主人公と言っていいのかな?
部屋子、跡取り、双方に葛藤があり上手く描けていたのではないかと思う。
実際に歌舞伎を観せられるシーンが何度もあるが、妙な緊張感に包まれました。
歌舞伎用語を知らないので調べながら書いてるので間違ってたら申し訳ないけど、衣装を一瞬で変える「引き抜き」というものがあって、ソレをやるためにはタイミングやそれに合わせての準備も舞台上で行われていて大変な苦労の上に成り立ってるなと感じた。
ただ、自分の理解力が乏しいのか今ひとつ「何」に重きを置いて描きたかったのかが分からなかった。
どちらかと言うと人間ドラマの方が強かった。
原作小説を全て表現するのは難しいから仕方ないですね。
あとよく分からなかったのが、長崎から喜久雄を追って来た春江の心理がよく分からない。
そりゃ、喜久雄も一層歪むわなって思う。
喜久雄の一番が歌舞伎で自分は2番になるからって思ったからなのか?
そんで一番になれなかった者同士が惹かれ合ったというか半ば傷の舐め合いみたいな関係に思えた。
そこが描かれないせいで春江の戦犯度数が上がってると思う。
でも求婚時に断った時のセリフからは春江自身が歌舞伎界に影響を持ってないので、そんな自分と結婚しても何もできないからっていうのもあったのかな?
でも後に何食わぬ顔で戻ってきて(映画では描写がないだけ?)平然としてる節があって面の皮が厚いとしか言えない。
あと、二代目半次郎が血吐いて倒れたとき最初奥さんが毒盛ったのかと思った。
〜ここから余談〜
歌舞伎界に対して、あまり良い印象を持っていないが少しだけ変わった気もする。
言葉は悪いけど、観たあとの感想の1つに「呪い」みたいなものと感じた。
そしていつの世も、子供は小さい頃は親のやってる事に翻弄される犠牲者なんだなと思った。
この映画を観たからと言っておいそれを良い印象まではならかった、そして歌舞伎を観てみたいと言う気持ちも生まれなかった。
血に翻弄された人生
血に翻弄された人生。ヤクザの子に生まれたこと。芸事の世界では正統の嫡子でないと超えられない壁があること。
血には勝てないと壁にぶち当たりながらも、それを芸で乗り越えていく。
ただその道の途中で、どれだけの人が泣いてきたか。
気になったこと。
親を殺したヤクザに復讐しに行って、失敗して、その後生きていけるの?あと少年院に入ってたの?少年法だと銃刀法違反と殺人未遂でも1年で出てこられるの?
春江(高畑充希)は元々何?同級生?幼馴染?いつの間にか出てきたな。
親分(永瀬正敏)がちょっと軽かった。髪型も似合ってないし。
彰子(森七菜)は離婚したんだよね。最後の娘の言葉にあった「あなたがここまで来るまでに、どれだけの人が辛い思いをしたか」(正確で無くてすみません)の1人だよね。まさか出てこなくなっただけということはないよね。
喜久雄の「景色を見たかった」はもう少し早く出てきても良かったのでは。あのセリフが出てから、ラストまでが早かった。
メイクが崩れた状態で、屋上で踊っていたシーンはジョーカーを思い出した。
歌舞伎映画でここまで人が映画館に足を運んでいるのが嬉しい
「歌舞伎」という文化遺産というテーマで、一般大衆をこれだけ沸かせることができたのがすごい。目を見張るその映像美は、『アデル、ブルーは熱い色』の撮影を担当したソフィア・エル・ファニの魔法もあったか。歌舞伎への情熱と愛を感じる。
最初の雪の中のシーンから、心震える。今作の1番の好きなポイントは、セリフに頼らずに歌舞伎を通して、語られるそのストーリー。言葉では表しきれない複雑な思いをスクリーンから感じることができる。特に「曽根崎心中」のシーンには、感情を揺さぶられずにはいられない。
ストーリーライン的には、驚きがなく確かに単純なところがあるが、それでも歌舞伎に興味がない層にもその3時間飽きさせないというのが今作の力か。
前回、ここまで満席の映画館を見たのはいつだろう。やはりみんなでこう映画を楽しめるのが何より嬉しい。
「国宝」という題名から
お堅い映画を想像してましたが、国宝も歌舞伎も映画の内容にはあまり関係のない、物語りとしておもしろい映画でした。
追記1
ララポートの映画館に行ったのですが、満席だったので他の映画館で観ましたがこちらもそこそこ混んでました。
すごい人気でした。
追記2
寺島さんてああいう役が定番というか、ちょっと当たり前?ちがう人がよかったな。
国宝(映画の記憶2025/7/12)
人気の高い作品を観てきたわけですが、見ごたえは十分。映画なんだけど歌舞伎の舞台を観ているような感覚に襲われた。
吉沢亮がやばいね。長期間役作りしたってテレビで言ってたが、それだけのことはある。引き込まれる芝居ができているってことは役としては十分成立している。
当然本業からすればまだまだなんだろうけど。
越山さんは「ぼくのお日さま」以来やっぱいい役者になるなあの子。
映画の時間は3時間と結構な大作だが、何かドラマの一気見した感覚くらいな程度だった。割と重厚な作りだから、人によっては耐えられない人もいそう。
まぁヒットするわっていうストーリーと作りなんでこういうのが嫌いじゃない人にはおすすめできる作品。
(個人的評価7点/10点中)
国宝
今も余韻残る日々
吉沢亮さんと横浜流星さんに心から喝采を贈ります!
並々ならぬ努力と鍛錬に裏打ちされた演技、心底美しかった…少年期の輝きもまたインパクト大!
歌舞伎界の血筋という厳しく残酷な掟。非情で地獄のような現実でさえ彼等は美の探究心へ昇華させてしまうかのよう。どこを見て何を目指して舞っているのか…?この究極の生き様は到底計り知れないです。
正直ストーリーの展開にん?と首を傾ける部分もあり絶対オススメ!とも言い難くもあります…。
でもそんな事は忘れるくらい!圧倒する演出や息を呑むカメラワーク、そして何よりも演者の全身全霊の麗しゅう表現と演技力が3時間という時間を魅了し作品の世界に引きずり込みます!
圧巻の芸術作です!映画館で是非体感してほしいです。
原作未読。大御所の娘に手を出して追放、ドサ回りから急転直下の舞台復...
この映画の話をするのなら、同時期に放映されているブラッド・ピットの...
この映画の話をするのなら、同時期に放映されているブラッド・ピットのF1という映画の話をする必要がある。どちらも共に、何かに取り憑かれている男の話だからだ。方や壊れてしまった家族を取り戻すように歌舞伎にのめり込んでいく主人公と、方や手にする筈だった過去の栄光を求めて壊れた体で取り戻そうとする主人公。どちらも最後に掴もうとした瞬間はその先の透明な静寂だった。
また細かい舞台設定もよく似ている。方やお祭りのF1の世界、方や閉鎖的な歌舞伎の世界をよく調べられており、そのどちらも眼の前で見ているような観客の気分にさせてくれる所まで似ている。本当によくできている、素晴らしい情熱を持った作品が多くて私としては感謝するしかない。個人的にBDは買わない主義なので別の形で還元をしたいと思ってる。
ただし、上手くいっていない所までこの両作品は似てしまった。どちらも特殊な世界を元にしており、その世界に興味がないと後半になればなるほど辛くなっていく所だ。キャラの心中が違っていても、やっている事は同じ、その上、日本は特有の間が長い演出なので余計に長ったらしい印象になってしまった。個人的に3時間は必要ないと思っている。しかし、それでも予算はF1の方が遥かに上であるし、国宝は破滅だけではなかったので点数的に上にした。
映像と演技は良かった
実際の歌舞伎をみたことがないので半端なことしかわからないが、劇中の...
歌舞伎全く観たことがない
全2066件中、1501~1520件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。