劇場公開日 2025年6月6日

国宝のレビュー・感想・評価

全2065件中、1421~1440件目を表示

5.0ただひたすら共に夢を追いかけた

2025年6月19日
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歌舞伎の血筋をひく俊介と家子として拾われた喜久雄。
血縁と才能に苦しみながら役者として生きていく様が描かれる。

劇中で長い期間を経ても喜久雄の心情はほとんど言葉にされない。喜久雄の行動や言動を観て推測するしかないまま淡々と、ただ劇的に出来事は過ぎていく。

常人の理解が及ばない存在が最後に溢す一言に、この作品の中で語られた喜久雄の全てが収束する。
驚くほど静かに深く、一瞬で腑に落ちる感覚は初めて味わった。

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23

4.5言葉に出来ない…

2025年6月19日
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ずっとずっと引き込まれていました。
いい意味でのどんでん返し
重厚な男の人生を見た気分です。
はたして、喜久男は幸せだったのか…
とても考えてしまいました。

歌舞伎のことは良くわかりませんが、素晴らしい作品だとおもいます。

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ふかだきょうこ

4.0大絶賛の本作。公開前からインスタの映画垢で仲良しのフォロワーさんた...

2025年6月19日
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鑑賞方法:映画館

大絶賛の本作。公開前からインスタの映画垢で仲良しのフォロワーさんたちが気になってる作品と教えてくれて興味を持っていた作品。少し遅れながらも観に行ってきた。

いい時間帯で上映しているのが普通のしかなくてとりあえず普通のもので鑑賞した。

音響…素晴らしすぎない?というかこれIMAXでやってもいいんじゃない?って思うぐらい精密な音響に鳥肌が立った。
あとは美しくて儚い舞台がとても印象的だがこちらも高画質で観るのもアリなんじゃないかと思った。
雑なカットシーンが多々あったものの、カメラワークが心情を表しているかのようで私は好みだった。

歌舞伎を詳しく知らない私やその他の人にとって理解しやすいものではあった。
ストーリーはよくあるストーリーで先読めまくりではあったが、そこに私にとっての新ジャンルの歌舞伎を入れ込み、“芸”とは“役者”とは何かを問わされているかのような感覚だった。

パンフレットを買うまでも至らずだったので詳しいことは分からないが、Wikipediaで調べたところ役者たちは1年半かけて歌舞伎を学んだそう。
確かに普段演じるものとは全くの別ジャンルで歌、所作、表情、言葉遣いなど沢山努力されていたのだろうなと思った。
特に幼少期の喜久雄を演じた #黒川想矢 くんの演技は本当に美しくしなやかな女型を演じていて驚いたし、歌舞伎じゃない時の表情や声のトーンは心情を表しつつ、巷で見かける男子中学生そのもので、とても感情移入しやすかった。

W主演の吉沢亮と横浜流星も所作が本当に美しく歌舞伎を演じている時は圧巻だった。歌舞伎に対しての努力を感じたし、カメラもその所作をよく抜いていた。
白塗りになると分かりづらくはなるが、個人的に吉沢亮は目に目がいき綺麗な女型、横浜流星は口元に目が行き可愛い女型という印象を受けた。
ただ白塗りを降りてしまうとテレビで見たことある吉沢亮そのものすぎて家電紹介しそうだなって何度か思った。

私が好きだなと思ったのは万菊( #田中泯 )が演じた鷲娘という演技を見た時の彼らのセリフ。それがストーリーが進むにつれ、ずっとしがみついており、今回の真のテーマだったのでは思う。自分が見た物に対して感じた時の感情が自分に降りかかってくる時、それは夢ではなく実現したのではと私は思う。

伝統芸能には必ずしも家系、血筋が付いてくる。そんな中でのプレッシャーを抱えている人や、何かにしがみつかなきゃいけない人といる中で、名を持ち表に出られるのは限られた人だからこそ、厳しいけどこの日本の美しき伝統が続くのではと思った。
だからこそ伝統芸能を行う彼らにとってのプレッシャーと戦うシーンは涙が止まらなかった。
ライバルだけどスタートが違う彼らの歌舞伎に対しする歌舞伎に対する行動が徐々に変わっていくのも面白かった。

一部のキャラが最終的に美談に持っていかれたのが腑に落ちなさすぎたが、全体的に起承転結がしっかりしてて良かった。

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Erina

5.0良かった。

2025年6月18日
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てけと2

5.02025年度暫定ベスト!

2025年6月18日
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泣ける

興奮

斬新

圧倒的なシネマティックな映像、カメラワーク、編集に引き込まれる。李監督の確かな演出力を感じられたのは「フラガール」以来か。
長い年月の物語にもかかわらず、中だるみも感じられない。歌舞伎の舞台が多いにもかかわらず、飽きることが全くない。これはきちんとキャラクターの心情を画面から伝えるという演出が効いているからだ。歌舞伎の演目の中でさえ、キャラクターのその場の心情を的確に伝えてくる。李監督ブラボー!
吉沢亮よかった!横浜流星よかった!田中泯さん素晴らしかった!(アカデミー賞助演男優賞確定!)音楽よかった!
大好きな作家吉田修一の原作作品の中でもダントツで1番。
今年後半にこの作品を超えられるものが出てくるか??

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Butchman

4.0難しいけど感動

2025年6月18日
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正直、歌舞伎に魅力を感じたこともなければ、芸術が美とも思ったことない人間だけど、吉沢亮さんの芝居がすごすぎるなと思った。
友情、恋愛を含む人間関係しかり、歌舞伎に対して愛を持って全キャスト・スタッフが取り組んでいたんだろうなと感じさせる作品だった。
血がほしいって思う喜久雄の気持ちもわかるし、才能がなく喜久雄の演技を見て逃げ出す俊介の気持ちもわかる。
お二方の幼少期を演じていた子役二人もアカデミー賞新人賞を取った方でさすがの芝居だった。特に喜久雄の幼少期の子、父が殺される瞬間を見たあの表情で悲しみがブワッときた。

圧倒的な芝居をお持ちのえげつないキャスト方がこの作品に携わって、厳しいで有名な李監督がメガホンを取ったからこそ、この作品が出来上がったんだろうなと感じた。

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るんるん

5.03時間ダレない展開、人生の浮き沈み、世襲、家制度の生む軋轢、

2025年6月17日
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東條ひでき

4.0ずっとハラハラした

2025年6月17日
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鑑賞方法:映画館

吉沢亮、横浜流星はかなり頑張って稽古しただろうなと感動。
あと舞台や芝居小屋や奈落の表現も細部までよくできていて見飽きなかった。

その上で、歌舞伎が好きで毎月足を運んでいる私にとっては理解しがたいところもあった。
毎度千秋楽みたいな感じになってるけど、これで1ヶ月もつのかなー
ということが気になってしまい、本来の歌舞伎の娯楽感がなくて違和感を感じてしまいました。

映画としての大作を見たということは間違いないです。

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ひかりすぎ

4.0『エンターテインメント』

2025年6月15日
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泣ける

興奮

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ふぅ

3.0理由はともあれ、いかにも順風満帆ではないか?

2025年6月14日
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屠殺100%

2.5頑張って

2025年6月13日
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物語を映像化するも、映画としても鑑賞者としても「何かを探す」だけだった。
それは、未熟な表現だと思っている。
「何かが居る」映画が真の芸術としての映画。
そういう映画は少ない。

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mucya

3.0見応えはあった。 そらそやろと言われたらそれまでだが何か予定調和感...

tさん
2025年6月13日
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見応えはあった。
そらそやろと言われたらそれまでだが何か予定調和感があったかな。
大河ドラマとかでやった方がサイズ感がフィットすると思う。
歌舞伎に造詣が深ければもっと楽しめたかな。
Winny以来の三浦さんだったが、やっぱあの人いいなぁ

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t

3.5こんな生き方はできない。それで良いわ!!

2025年6月12日
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演技力、映像、本当に素敵でした。
彼らの演じる歌舞伎を、この作品の知識をゼロにして観に行きたい。

以下は誠に勝手な感想です。

伝統芸能と人生と人間関係の絡みは、観ている側の精神力も削いでいきますね。関係ないですが、『昭和元禄落語心中』を一気見した感じの疲労感です。人生にフォーカスするから男女のあれそれが差し込まれるのでしょうが、もうちょい省いて欲しい。映画を見慣れてると良いけど、「ヒットしてるから観に行こうかな〜」のライト層はちょっと引きそう。ノリで観に行くと気まずくなりそう。
女たちは強かだ〜。売れそうな方の妻になれば安泰だけれど、没落したら人生無駄にする。生存戦略だアレは。

まあ置いといて。

演目の表示と、役者の演技がとても良いので見入ります!歌舞伎に興味があって、三時間位を集中して観れるなら大丈夫だと思いますが…。

女形をやっていると、あれは吉沢亮・横浜流星なの??と分からなくなるほど上手い。序盤の若手くんたちも凄く上手。どれくらい稽古したのか。それを考えると更に観ていて体力が削れる思いです!
無骨ワイルドな横浜流星と、面白兄さん(最近特に)の吉沢亮はどこかに消えてる。(演出なのは承知の上ですが音楽がちょっと要らないかも。囃子が聞こえん…。)亮、流星がそれぞれ同じ演目をやっても、時代とか年齢とか、色んな背景を重ねた上で演じるので、意味合いが大きく変わるんですね。作中で「兄弟/コンビ」、現実では同じイニシャルなのはキャスティングが憎い!

歳をとっていく二人を早回しで観て、芸の道で生きるって大変だなと、平凡が何よりだと思います。
元々の演技力も必須だけれど、色んなものを利用して犠牲にした上で地位を手に入れ、とんでもないプレッシャーを何十年も耐えて、引退してからは超簡素な(粗末とも言える)所で安らかに過ごす。「人間国宝」との対面シーンは私には激重でした。芸しかないから普通の生き方が出来ない…生き方はそれしかない、みたいな。令和キッズならきっと地方巡業からの屋上で舞うシーンの後でこの世を去ってる…。某ピエロに見えた…泣
鑑賞後の気持ちは、ヤク中の出てこない「ベターマン」みたいな感じ。

あとは、普段無い画角で女形を撮りたかったんだな?と解釈してます。女性が演じていようと、男性が女形で演じていようと、あれだけ色気があれば風紀が乱れる(と当時国のトップが思う)はず。本当に綺麗。

ただ、綺麗の裏のドロドロがね…。

以下は更にどうでもいい感想

バンパイアの方の番宣見てから今作を見ると動揺します笑吉沢亮は、良い意味で場を乱す人だなぁ。酒の件は、なんとなく心情を察してしまう。プレッシャー半端ないだろうな、と。頑張って…。

平日の一発目で観ましたが、割と人が入っていて、年齢層高め。どうしてわざわざ人が座っている側から座席を目指すのか(エンドロール中もなぜそちら側から出ていく)?井口歌唱が印象に残らない!主演目当てのようなタイプは少なく感じました。歌舞伎が題材だからでしょうか。週末は多いのかも?
本物の歌舞伎俳優たちが絶賛してるのは、特にどの点なんだろう。

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井も

2.0結末までの挫折と紆余曲折がまどろっこしく感じた

2025年6月11日
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知的

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ねこたま

5.0魂の演技

2025年6月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

最後に三代目半二郎と半弥が演じた曽根崎心中は、歌舞伎の伝統とか演技の上手さだとかを超えた人間の悲しみを身体いっぱいに曝け出した情念を感じた。
若いころから切磋琢磨し、反発を繰り返しながら共に歩んだ役者人生。そしてこれが最後の競演になることがお互い分かっていたのか、相手を思いやり労わり合い、そして惨めに転びながら花道を進む姿にどうして涙を堪えられようか。
今年のNo1は決まりかな.....

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パチーノ

5.0異世界で狂気に憑りつかれた男

2025年6月11日
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様式(美)を重んじる伝統芸能において、
あまりに劇的な、ときに感情的な表現は現実ではないのかもしれないが、
画面から滲み出てくる執念や緊張感がそれを超えさせて、
冷静な鑑賞を許さない異世界に観客を引きずり込ませる。

美しい狂気の世界の悪魔に憑りつかれた役者たちの壮絶な物語で
喜怒哀楽の感情を超えて、濃厚な人生の圧倒的な質量に茫然とさせられた。

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HK

4.5期待を超える大傑作。心が震えた。

2025年6月10日
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興奮

斬新

ドキドキ

立川シネマシティにて封切日に鑑賞。
吉田修一ファンかつ李監督の骨太作品好きとしては大期待でしたが、その期待すら遥かに超えてきた。

終始緊迫感に満ち満ちて、張りつめた空気。
心がヒリヒリして震えっぱなしでした。
体感的には、演技や場面に呑まれて、のめり込んで観てたらあっという間に終わっちゃったんやけど、、約3時間もあったのか!

日本映画にしか表現しえない表現、感情、世界観。そのどれもが高次元であり、かつ上品なバランスで成り立っている、唯一無二の作品であった。

舞台芸術らしいエモいシーンも満載で、この作品を彩っていた。
ともすると過剰だったりチープになりがち(海外意識)な日本的な要素も盛り盛りだったのだが、舞台が舞台なだけに、ごくごく自然。

そして何よりも役者陣の演技力よ。
そもそもが映画の中で舞台役者を演じるっていう二重以上の構造になってるわ、しかも歌舞伎の世界だわで設定自体がウルトラハードモード。
吉沢亮の演技にぞっとしたかと思えば
後半から横浜流星の演技にも心を持っていかれて。人間模様にも芝居の舞台にもグイグイ惹き込まれてゆく。
2人ともとんでもない俳優だな。
怖いくらいの凄みを感じた。

そして彼らを遥かに上回る妖怪は、田中泯演じる万菊翁。その凄みったらなかった、、
国宝という頂の圧倒的な存在感!

役者の演技力と脚本編集のバランスも秀逸。
語り過ぎない、説明しすぎない、ちょうどいい余白がある。
もっと人間ドラマを掘り下げて、という向きもあるようだが個人的には映画としてベストバランスに感じた。

台詞の少なさを補って余りある、歌舞伎の華やかさが作品を彩る。鮮やかな衣装、舞台装置と仕掛け、そして演者の芝居と踊り。一挙手一投足から目が離せない。李監督のカメラを通して表現される歌舞伎の場は、なんて饒舌なんだろう。

誰しもが経験する人生の浮き沈み、光と影、それからは逃れられない。その波に翻弄されながら必死にもがくしかないんだ。本作では光のただ中にいてもすぐそこにある濃い影の存在感、が感じられて、あぁ人生とはかくあるものだなぁと納得したりやるせなかったり恐ろしかったり。吉田修一の描く淡々とみえつつも熱情に溢れる人間ドラマが十二分に表現されていると感じた。

シネマ歌舞伎ともまた別物。歌舞伎が作られる場面そのものを、息づかいを感じられるほどの近さと丁寧さで、高次元で伝えてもらったことにも大感謝。
名作の名場面てんこ盛りで、歌舞伎のプロモーション映画としても素晴らしい出来。
改めて思い出すと、てんこ盛りすぎて驚く。なんて豪華な作品なんだ。

まだ心が持っていかれてぽうっとしている。

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sannemusa

4.0短いと感じるくらいの内容の濃さ

2025年9月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

小説も既読であるが、やはり映画館で、それも大スクリーン高音質で見た方がよい

内容的にはもちろん小説の内容を思い切って省略されているが、
改変というよりは抽出と要約と強調だとおもう

監督・脚本による一番伝えるべきことを強調するためにしているような
そして映画の一番の売りとなる映像は、各俳優の力量と熱量により昇華している

時間は長いがテンポよく見逃せないシーンの連続で、むしろストーリーはダイジェスト感すらあるような、そういう意味でもっと長くてもよいのだろうが
これはこの長さでこの内容だから良いともいえる
良質の映画で、映画館で観るべき映画であったと思う

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ごっちん

5.0重厚な作品、今年を代表する映画では

2025年9月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

斬新

ドキドキ

歌舞伎シーンの映像が本当に綺麗な映画でした。ほとんど知識ないですが歌舞伎という背景もテーマとして魅力的で引き込まれます。女性関係など登場人物の判別でやや混乱してしまいました。長尺ゆえ展開が全て完璧とは言えませんが高い評価を受ける映画だろうと思います。終幕音楽も最高でした♪

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涼介

4.5世代によって感じ方が異なる名作

2025年9月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

斬新

俳優さんの演技力が光り、昭和から現在に至る時代変化、芸事にうつこむことの厳しさがとてもこころをうちました。

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けん
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